笠木恵司の主な著書

  • キャリア・チャレンジ2009-2010
  • 資格試験合格後の本
  • 学費免除・奨学金で行く大学・大学院進学・休学・留学ガイド
  • 価値ある資格厳選200
  • インターネットでMBA・修士号を取る
  • 腕時計雑学ノート
  • 「国際標準」ビジネス資格完全ガイドブック
  • 日本で学べるアメリカ大学遠隔学習プログラム
  • テレビ局完全就職マニュアル
  • 資格の達人
  • MBA入学ガイドブック
  • 学んで! 遊んで! 役に立つ! インターネットキャンパス
  • 日本で学べるアメリカ大学通信教育ガイド

お気に召したら、ポチっと↓

  • 笠木恵司のブログ

福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

  • 5djustice3f5d5575e032a1
    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

« モデリングとアルゴリズム(中) | トップページ | コンセプトはいずこ »

2015年9月 1日 (火)

倫理を失ったサムライ

 

 いやはや、ここまで来たかと呆れかえってしまいます。成年後見人として認知症高齢者などの財産管理を行う弁護士や司法書士の逮捕が相次いでいるそうです(9月1日付日本経済新聞)

 

 成年後見人制度は2000年に始まりましたが、ボクは法律系専門職の新たな仕事分野になると大いに期待していました。これは認知症などで判断力が乏しくなった人の財産管理や契約などを本人に代わって行う制度であり、高齢化社会が急速に進行してきたことから、ニーズが高まるに違いないと予想していたのです。

 

 本来的には家族や親族が面倒を見るべきであり、実際に約半数がそうでしたが、12年には親族以外の第三者が選任されるケースが約52%となりました。財産があればあるほど相続問題や軋轢が出てくるので、信頼できる第三者に依頼することが多くなってきたのではないでしょうか。

 

 法定後見人と任意後見人の2種類があり、前者は判断能力が衰えた後に申し立てに基づいて家庭裁判所が選任するものであり、後者は本人が事前に後見人を指定しておくものです。認知症になる前にそこまで準備しておく人は少ないですから、法定後見人が約8割を占めているといわれます。

 前述したように、後見人に特別な知識などは必要なく、親族をはじめとして基本的に誰でもなれます。ただし、家裁が選任する法定後見人の場合は、たとえば管理財産の中心が不動産なら、それを専門とする司法書士が選任される場合があります。弁護士や行政書士、社会福祉士なども含めて、これらを専門職後見人と呼んでおり、確かに素人がなるよりはるかに適切な財産管理ができると思いますよね。

 

 ところが、そうした専門職後見人である弁護士や司法書士などによる着服・横領が後を絶たないわけですな。冒頭の新聞報道では「最高裁のまとめによれば、14年に不正を理由に弁護士、司法書士、行政書士の『専門職』が後見人を解任されるなどしたケースは22件。被害額は計5億6000万円に上り、集計を始めた10年以降で最悪だった」としています。

 

 ある弁護士は高齢者の口座から1400万円あまりを引き出して個人的用途に使って業務上横領で起訴されています。大きな数字が印刷された貯金通帳と実印を預けられれば、ボクだって久しぶりにキャバクラで豪遊してみようかという気にならないとは限りませんが、いくら何でも実行はしないでしょう。

 にもかかわらず、難関で知られる国家試験に加えて1年間の司法修習を修了しないとなれない弁護士ですら、他人の財布に手をつっこんでカネを引っ張り出していたわけです。

 

 このため、東京家裁では昨年末あたりから、専門職後見人が一定以上の財産を預かる場合には別の弁護士などの「監督人」を付けるようになったとも報道されています。後見人の後見人かよと呆れるばかりの途方もない茶番であり、どこが専門職だよと思いませんか。

 

 弁護士、司法書士、行政書士などは「士」が共通していることから「サムライ」資格とも呼ばれています。高度な専門知識だけでなく、厳しい倫理感も有しているはずなのに、このテイタラクですからね。

 難関の国家試験に合格するアタマの良さと、倫理や道徳観はまるきり相関しないことは昔から明らかでしたが、成年後見制度でもそれがはからずも証明されたことになります。

 

 だったらさぁ、司法試験も予め合格者数を決めておくなんてケチなことはしないで、何点以上なら全員合格という制度にしましょうよ。

 そもそも倫理や道徳、そして創造性を試験で判定することなんて無理ですよね。「あなたは人のカネを着服しますか」という質問に素直に「場合によっては」と答える人が司法試験に合格できるとは思えません。であるなら、実際の業務を通して、不祥事をビシバシ摘発して資格を剥奪するしか方法はないじゃないですか。

 

 ボクは大学入試も同じことだろうと考えています。いろいろ改革案が出ているみたいですけど、このユニバーサル時代にそれほど入念な選抜が必要なのかなぁ。そんなことより、入学後に成績不良ならどんどん遠慮なく留年または退学させるほうが効果的かつ現実的ではありませんか。

 逆に中学校までの義務教育は、ある程度の学力に達するまでは卒業させない。大変に失礼な比喩なので予めお詫びしておきますが、どんな製品でも必ず検品してから後工程に送るというのが常識ですよね。それが相当にラフでアバウトなベルトコンベア方式になっているからこそ、分数の計算ができない大学生がいるのではないでしょうか。

 

 やっていることを根本からサカサマにするだけで、この社会は相当にリノベーションされるのではないかという仮説をボクは持っているんですけどね。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

笠木恵司のブログ

 

 

 

 

 

« モデリングとアルゴリズム(中) | トップページ | コンセプトはいずこ »

学問・資格」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

教育・学校」カテゴリの記事