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2016年3月24日 (木)

ルーマニア

 

 スイス・チューリヒからオランダ・アムステルダム経由で、昨日朝に成田空港に到着しました。今回は乗り継ぎ時間に余裕があったので、アムステルダム・スキポール空港を歩き回りましたが、どこの空港のショップも似たようなものなので、デューティフリーで必要な土産物を買ってしまうと、すぐに退屈してしまいます。

 もっとも、地域のフードを集めたショップもあったので、旨そうな生ハムなんかも購入しました。チーズは味が心配だったので試食してみたところ、ちょっとクセがあってダメでしたけどね。ボクには日本の安いプロセスチーズのほうが美味に感じるようです。いずれにしても、こうしたローカルの個性が国際化のもとでようやく再認識され始めた気配を感じます。

 

 そんなわけで早めに東京行きと表示されたゲートのベンチに座って手荷物を整理していると、隣にいた皺の深い外国人のお婆さんが英語で話しかけてきました。

「日本人ですか?」

「はい、そうですけど」

「もう桜が咲く季節よね」

「すっかり忘れていましたが、そういえばそうですね」

 

 というわけで、どうやら日本に詳しい人のようです。

 ボクは英語なんてカタコト程度ですけど、なぜだか日本でも海外でも外国人から話しかけられることがやたら多いんですよね。これからショーンとか何とかミドルネームを名乗ろうかなぁ。イニシャルもK..だしって、おいおい。それにしてハーバード出身を詐称できるほど経営コンサルタントまたはMBAって軽いものだったんですね。90年代からMBAを取材してきたボクとしては大いに失望させられました。

 

 たとえば宇宙物理学や生物化学や機械工学や電子工学の修士号を詐称してテレビに出られると思いますか? あのSTAP細胞ですら、たちまち虚偽や論文のコピペがバレしまったじゃないですか。にもかかわらずMBAはウソを通せるとしたら、いったいビジネススクールは何を教えているんだとなりませんかねぇ。

 

「今から6月半ばのレイニーシーズンまでが、日本の最も素晴らしい季節かも知れませんね」

 目黒川を埋め尽くす恒例の桜を想い出しながら、そんなことを付け加えると、「そうでしょう。だからね、思い切ってお友達と行くことにしたの」と彼女は言いました。

 

「若い頃から日本の商社と一緒に仕事をしてきたので、知識はあるのよね。京都と富士山には絶対に行くつもりよ」

「それは羨ましいなぁ。ボクは海外も国内も仕事の旅ばかりですから。だから富士山には登ったことがありません。それに、あれは遠くから眺めたほうが美しいんじゃないかな」

 というようなことを何気に話しているうちに、彼女がルーマニア出身であることが分かりました。

 

「あの国は何とかという独裁者が長く支配していましたよね。えーと、何という名前だったかなぁ……」

 すると彼女は手で口を覆いながら声を潜めて「チャウシェスク」とボクの耳に向けて囁きました。彼は60年代から80年代末までの24年間にわたって独裁者として君臨。人工妊娠中絶を禁止したおかげでストリートチルドレンが増加するだけでなく、エイズも蔓延させることになったといわれています。そのほか、食糧の配給制()を実施するなど社会主義政策にも問題が多く、1989年のルーマニア革命で妻と共に銃殺刑に処されました。

 

 ボクが話していた老婆は、このチャウシェスク政権の時に家族揃って西欧のどこかに亡命していたようです。

 

「子供の頃に母がね、言語人口の少ないルーマニア語なんて適当でいいから、これからは英語を真剣に勉強しなさいと言ったのです」

「ああ、だから英語がお上手なんですね」

「フランス語だって話せるわよ」

 

 ヨーロッパではバイリンガルは普通で、ビジネスパーソンならトリリンガルが不可欠ともいわれますが、そんな背景もあるんですね。でも、民族固有の言語が国際化などで過去のものになっていくのはどうなんでしょうか。

 日本も国内大学の学位より外国の有名大学のほうが将来的に有利だなんて言われるようになりました。でも結局のところ、これまでの東大信仰がハーバードやプリンストンに変わっただけのような気もしますけどね。

 

 そんなことを話したり考えているうちに搭乗時間となったわけです。

 

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