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2016年6月 8日 (水)

『壬生義士伝』

 

 守銭奴、出稼ぎ浪人などと仲間から徹底的に馬鹿にされながらも、恥を忍んで貯めた小銭を故郷の家族に仕送りし続けた武士がいます。貧困のために心ならずも盛岡藩を脱藩。新撰組に加わった吉村貫一郎です。

 

 浅田次郎が週刊文春に連載した小説『壬生義士伝』で描いた主人公であり、2000年に単行本化されて第13回柴田錬三郎賞を受賞。02年に放送されたテレビドラマ『壬生義士伝〜新撰組で一番強かった男〜』も今をときめく渡辺謙が主演して橋田賞などに輝き、03年には中井貴一で映画化されて第27回日本アカデミー賞を獲得しています。

 

 原作者の浅田次郎は絶妙のストーリーテラーで、文章も大変にこなれた作家ですが、この『壬生義士伝』はとりわけ設定が巧みで、男なら涙する場面が沢山あります。何よりも、妻子を養うために江戸に出て新撰組に参加するあたりが、出稼ぎや単身赴任で故郷を離れざるを得なかったお父さんの心境とぴたりと重なり、身につまされるではありませんか。

 

 しかも、再就職した先は滅びゆく幕府を奉る将来性のない新撰組ですからね。そんな中で、ケチと揶揄されても決してめげることなく、武士の体面なんぞは一切気にしないで、酒も飲まずに倹約した小銭を妻子のために送金するなんて、まさに男の鏡というほかありません。だからといって落日の近い新撰組から逃げ出すことなく踏みとどまって官軍と戦い、最後は故郷を守るために殉じるなんて、誰にもできることではありません。他者のために滅私することで自分を貫いた、現代では絶滅寸前の危惧種だからこそ、浅田次郎は小説の主人公として設定。テレビドラマや映画も賞を獲得したんでしょうね。

 

 同じケチ、セコさでも、都知事はどうなんでしょうか。作家出身の元都知事は「彼は離婚を繰り返したからカネが必要なんだよ」と笑っていましたが、公用車を私事で使い回したり、週末は湯河原の別荘通いですよ。シルクの中国服に至っては噴飯物で、そんなアホな買い物に税金を使うくらいなら、別れた妻子にカネを送ってやれよ、と吉村貫一郎は激怒するでしょう。

 

 東大出の元教授という金看板があっても、東北の貧乏侍にも見下されるような吝嗇で狭量としたら、学校ではいったい何を教えられてきたのでしょうか。恩師とされる人たちはもっと恥じ入るべきではないかなぁ。

 

 つまらない話題はこれから始まる1日を不快にするのでもうやめます。ちなみに、吉村貫一郎の役はやはり中井貴一がよく似合っていたと思います。渡辺謙も悪くはないのですが、顔に迫力があり過ぎです。あくまでボク個人の印象ですが、世界的な評価とは裏腹に、表情にいささかバラエティが乏しいような気がします。

 

 それに比べて、中井貴一は地方の役所に勤める実直な助役というイメージが強く、この役には最適です。そんな小役人風な男が、いざ剣を抜けば怖ろしいほど強いところが意表を突いて面白いわけですよ。

 

 浅田次郎の大傑作であるだけでなく、教科書に粗筋だけでも載せるべきじゃないかな。都議会で「セコい、セコ過ぎます」と金切り声で糾弾されるような都知事なんて、もう二度とお目にかかりたくないですからね。

 

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