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福助くん その6

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福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
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福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2016年9月 6日 (火)

門前の小僧

 

 ライターという稼業は、ぶっちゃけて言えば門前の小僧です。どれほど専門知識を勉強したところで、門の中に入ったことにはなりません。プロフェッショナルとしての実行責任を担った経験がないからです。

 

 医療を丹念に取材して、民間病院の医師も驚くほど先端情報に精通しても、臨床の現場経験や研究実績がないとすれば、やはり門前の小僧というほかありません。聴いて調べて書くことと、現場での実務の間には、絶対的に埋められない深い溝があるのです。

 

 それが残念というわけでは決してなく、敢えて門の中に入らない方がいいということもあります。別の門前のことも分かって比較できるほか、門の中にいては気づきにくいことに気づけるからです。

 

 もちろん素人発想と言われればそれまでですが、そうした門前に長くいる者の感想として、たとえばリーダーシップには知識やスキルより人格が必要ではないかと考えるようになりました。経営についても、やはり専門知識やスキル以前に倫理と社会的な目的意識が不可欠ではないかと思うのです。

 

 門の中の人たちからは「人格を今さらどうやって教えるのだ」とか、「倫理的な経営で世界的な競争を勝ち抜けるか」と嗤われることもあります。でもね、東芝の粉飾会計や、三菱自動車の排ガスデータ偽装、それに東洋ゴム工業の免震ゴム偽装など、近頃の大企業は反社会的な事件が頻発していませんか。

 

 CSRを「企業の社会的責任」という注釈抜きで使えるようになったのはつい最近ですが、表面的・対外的にしか意識されていないのが現実ですよね。ちなみに、このCSRはドイツで生まれた言葉ですけど、皮肉にも同地の国際企業であるフォルクスワーゲンが排ガス偽装や不正のハシリとなりました。

 

 資本主義における経営もリーダーシップにしても、何の制約もない原始的な生存競争のもとでは利益だけを追い求めるようになるのは当然でしょう。それこそが発展途上の日本を苦しめた公害や悪質な環境汚染を引き起こした原因ですから、チッソによる水俣病みたいなことが中国で発生しないなんて誰も言えませんよね。

 

 それを未然に防ぐような法律の整備もさることながら、いかに民間企業であっても、これからは社会と共存共栄していくのが理想ではないでしょうか。そのためには個別企業の営利活動と、社会や地域コミュニティを無理なく結びつけるキーワードが不可欠。それがボクにとっては「倫理」なわけです。リーダーシップも同様で、部下の指導・管理技法や心理的なスキル以前に、リーダーの人格が優れていなければ、そのチームは凶器にもなりかねないことがどうして分からないのでしょうか。

 

 もっと簡単に言うなら、経営に倫理がなければ、リーダーシップに人格が欠けていれば「ナントカに刃物」になってしまう。ところが、これを適切に教える方法はまだ開発されていないようです。孫子とか道教とか知識や理論はいろいろあっても、それが営利追求や社会性とぶつかる局面は少なくないでしょう。その時にどうやって判断して応用していくかは、それこそ経営者やリーダーの人間性に委ねられることになるからです。

 

 難しい問題ではありますが、企業活動は世界的な規模に拡大しており、倫理を失った経営によって多数の人が殺される可能性だってあるじゃないですか。人格的な豊かさに欠けたリーダーシップ=指導体系も現実に過労死の原因になっています。

 

 そんなわけで、門前の小僧の指摘にもたまには素直に耳を傾けて欲しいなぁと切に思うわけですね。

 

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