笠木恵司の主な著書

  • キャリア・チャレンジ2009-2010
  • 資格試験合格後の本
  • 学費免除・奨学金で行く大学・大学院進学・休学・留学ガイド
  • 価値ある資格厳選200
  • インターネットでMBA・修士号を取る
  • 腕時計雑学ノート
  • 「国際標準」ビジネス資格完全ガイドブック
  • 日本で学べるアメリカ大学遠隔学習プログラム
  • テレビ局完全就職マニュアル
  • 資格の達人
  • MBA入学ガイドブック
  • 学んで! 遊んで! 役に立つ! インターネットキャンパス
  • 日本で学べるアメリカ大学通信教育ガイド

お気に召したら、ポチっと↓

  • 笠木恵司のブログ

福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

  • 5djustice3f5d5575e032a1
    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

« 奥歯がカリッと(後)白崎映美&白ばらボーイズ+山田晃士 | トップページ | 悲哀(前) »

2016年11月18日 (金)

だったら行くな

 

 韓国の入試センター試験にあたる大学修学能力試験が17日に実施されたことから、大統領のお友達の娘による不正入学が大きな話題になっています。高校生のデモも行われたなんてテレビ報道もあるので、国民こぞって憤懣やる方ないということでしょう。

 

 自分たちが一生懸命勉強しても落ちるのに、ろくすっぽ高校に通学していなかった娘が韓国トップの女子大に入学した。ひどい不公正じゃないかと。

 

 確かにね、裏口入学は明らかに不公正です。では、入試の合格は完全に公平・平等なのでしょうか。たとえばカネ持ちの親なら子供を優秀な学習塾に送り込むとか、ベテランの家庭教師もつけられますよね。その一方で、夫婦喧嘩ばっかりの貧乏人の子供が自宅でまともに勉強できるでしょうか。こんなのはあくまでも一例であり、入試制度自体は公平・平等でも、それに向けて受験勉強する環境や条件はちっとも公平・平等ではありません。知能はもともと高いはずなのに、親や家庭環境のせいでまともな学歴を得られず、貧困を継承するなんてことは普通にある話じゃないですか。

 

 にもかかわらず、入試の不公正だけを糾弾するということは、そうした社会的な不平等や不公平は逆に是認することになるわけです。派手なデモをやったり、テレビで文句を言っている親や受験生は、それに気がついているのでしょうか。

 

 その意味では、不正入学した娘がブログでほざいたと報道された「親の権力や財力を利用して何が悪い。それができないなら親を恨め」という傲慢このうえない発言も、一面の真実を言い当てているとボクは思います。

 

 それだけでなく、いくら大統領の友達だからといって、そうした政治権力が介入した不正入学を許した学校管理職の責任も重いはずです。ろくすっぽ通学していないのに卒業証書を与えた高校だって同罪です。何が教師だ、聖職だ、それでも学問の府かよ。しょせんは権力者の意向に唯々諾々と従う自己保身に長けた羊の群れじゃあないか、はぁはぁ。

 

 つい興奮してしまいましたが、そうした不公正に本当に不満を持つのであれば、抗議のデモをやるよりよほど有効な行動があります。

 

 みんなが、そんなインチキを許した高校や女子大に行かなきゃいいんです。

 

 資本主義&民主主義社会では、これが最も効果的な抗議であり、現実的な罰なのであります。にもかかわらず、文句を言いながらもそんな大学を目指すということは、似たような権力や地位のお裾分けにあずかろうって魂胆を意味しませんか。

 

 それをさもしいとはさすがに言いませんが、宋代にめきめきと整備されたという「科挙」はそれとすごく似ていて、間接的に人間を中央集権の奴隷にする仕組みだったとボクは思うのです。中国全土の優秀とされる人たちが科挙で選抜されて中央の役人になったら、地方から反逆や革命ののろしは上がりにくいですよね。

 

 試験で高得点を取れば優秀とはボクはまったく思いませんが、中央集権の恩恵にあずかれる、いかにも「公正」に見える選抜制度があるなら、反乱や革命なんかより、それを目指したほうが現実的です。つまり、科挙は地方の牙を伸びる前に抜いてしまうことが目的だったのではないでしょうか。

 さすがは中国4000年、実に優れた行政だと感心せざるを得ません。しかしながら、そのおかげで近代化=革命は果たせず、むざむざと列強の植民地になった苦い歴史を持っています。

 

 ところが日本の江戸時代は藩校という制度があり、優秀な人材を地方に引き留めておくことができました。というより、人間の地理的流動自体が制限されていたじゃないですか。だからこそ、薩摩や長州という地方の雄藩による反逆あるいは革命、すなわち明治維新が可能だったという分析があります。

 

 その真偽は歴史のプロに任せますが、少なくとも現代は科挙と似たような状況になっているように思います。さすがに韓国みたいなあからさまな不正はできないにしても、東京大学入学者の親の半数以上は年収1000万円を超えるというデータがあります。

 

 今のところはノーベル賞を授与された日本人のほとんどは東京大学、京都大学出身者ですが、これからもそうだとは限りません。権力にすり寄るような発想で真に革新的な研究ができるかよと。

 

 その意味では、優秀とされる人材ほど地方に定着しなきゃいけない。そうした人たちの研究費が足りないというなら、もっとジャブジャブと中央から資金が環流していく仕組みを作る。それこそが穏やかな革命につながるのではないでしょうか。

 

 そこまで視野に入れた地方分権を早いところやっておかないと、マジでかつての清の二の舞になりかねないとボクは深く危惧しているのです。今の時代に植民地なんてあり得ませんが、膨張する一途の医療費をはじめとして、国を危うくする理由は事欠かないと思いますよ。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

笠木恵司のブログ

 

 

 

 

« 奥歯がカリッと(後)白崎映美&白ばらボーイズ+山田晃士 | トップページ | 悲哀(前) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

教育・学校」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: だったら行くな:

« 奥歯がカリッと(後)白崎映美&白ばらボーイズ+山田晃士 | トップページ | 悲哀(前) »