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福助くん その2

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2016年11月 7日 (月)

仕事の評価

 

 仕事には定量的と定性的という2つの評価方法があります。

 いきなり小難しい表現で恐縮ですが、要するに「量」と「質」ということです。たまには頭良く見せたいので言葉をちょっと粉飾してしまいました。

 

 でね、ニッポンの人たちの仕事は、この2つが経営者に大変に都合良く、あるいは恣意的に混在させられているような気がするのです。

 

 たとえばボクの仕事は基本的に「原稿書き」でございまして、大昔は400字詰め、またはペラと呼ばれる200字詰めの原稿用紙が計算の単位となっていました。つまり400字詰め、200字詰めの原稿用紙1枚あたりでいくらということです。これは日本に限らず、アメリカでも「1文字あたり」という原稿料計算があると聞いたことがあります。

 

 これは純粋に文字の「量」に対する評価であって、内容に関する評価ではまったくありません。つまり「定性的」または「質」に対する評価ではないわけです。

 もちろん作家やライターによって単位価格は異なるでしょうが、人間は機械ではないので、時には駄作だってあるはずです。それを一律で「400字詰め原稿用紙で1枚いくら」という評価にしてしまうと、そうした質の変動は反映されにくいですよね。

 

 これは一般的な仕事も同様ですが、話はもっとややこしくなってきます。たとえば月の残業が20時間あるとすれば、それに伴う仕事量が誰でも同じとはいえません。ある人はたとえば重さで20㎏に換算できる仕事をこなすのに、ある人は私語のオシャベリが多くて5㎏程度に過ぎないなんてことはザラにありますよね。

 さらに、その質を言うなら、ある人は数千万円単位の契約に必要な資料をまとめているのに対して、ある人は自分の精算伝票整理に過ぎないということだってあり得ます。

 

 ボクのようなライター稼業では、200字程度の短い原稿が何十本もあるというカタログ的な仕事もあります。これを200字×30本=6000字だから原稿料は400字で15枚分と定量的に計算されると大変に困ったことになります。同じ原稿用紙15枚分でも、たとえば3本×5枚と30本×0.5枚では質的に大違いだからです。

 

 原稿を「1本」書く時には、構成や論理展開、さらには興味を惹くようなイントロダクションから、万人が納得できる結論または余韻あるエンディングが必要になります。結果として必ずしも狙ったようになっていなくても、原稿の長短に限らず、1本1本に同じ努力というか同質の思考作業が必要になるわけですね。

 つまり、原稿の文字数よりも、3本と30本という違いのほうに注目しないと、作業の本質的な価値は評価できないのです。

 

 これは理屈というより、自分自身でやってみないと実感できないでしょうね。また、同じ1本にしても、たとえば出張の記録・精算書と視察報告を比べれば、費やす思考労力は相当に違うじゃないですか。地方議員の中には資料をコピペして出す人もいるそうですけどね。

 

 幸いにも、出版業界ではこうしたことが理解されるようになり、かなり以前から原稿の文字量にかかわらず1ページあたりでいくらとか、質的な評価も伴うようになってきました。

 であるなら、会社の仕事も同じように判定できるはずなので、その評価基準をもっと多様化していかないと、政府が推進しようとしている「働き方の多様化」も無理なんじゃないかなぁ。

 

 仕事の評価基準が明解でなければ、結局は会社に何時間滞在していたかという、誰にも分かりやすい「量」重視になってしまうので、これまでのような残業の自慢大会に戻るだけじゃないかとボクは思うわけです。暴飲暴食による病気自慢なんてこともありますけどね。

 

 そのあたりを人事系コンサルタントの皆さんはどう考えているのかなぁ。仕事の質を正しく判断するのは大変に難しいことですが、それをやらない限り、現今の労働形態に変化はあり得ないんじゃないかとボクは思うのです。

 

 なお、明日、明後日と早朝からの取材が立て込んでいるので、このブログも2日ほど臨時休業させていただき、10日の木曜日から再開いたします。

 

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