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2017年6月12日 (月)

愚行権(続)

 

 この言葉を初めて知ったのは、元外交官の佐藤優氏のエッセイでした。簡単に言えば、人間はバカなことをやる権利があるということです。しかしながら、仮にも「権」と付いている以上は法律の概念なので、まさかそんなことが規定されているのだろうかと心の隅で疑問に感じてきました。

 

 そんなところに、30歳過ぎのイケメン俳優の淫行事件です。事情はよく分かりませんが、世間に知られた有名人に地雷や時限爆弾が仕掛けられるのはままあることで、今回も金銭的な要求があったみたいですね。「ファンなんですよ」とか何とか言いながら、若くて可愛い娘が膝を重ねるようにすり寄ってきたら、アホバカなこととは心の奥で分かりながらも、ついつい淫らな「愚行」に走るというのは誰も完全には否定できないじゃないですか。だからといって、未成年淫行は違法であることに変わりはないんですけどね。

 

 となると「愚行」は、法律的な「権利」というより、むしろ文学的な「性(サガ)」と呼んだ方が適切だと思うのですが、ウィキペディアにちゃんと紹介されておりました。

 それによれば、ジョン・スチュアート・ミルが1859年に著した『自由論』の中で提示された概念としています。たとえ他人からアホバカな行為だと批判されることでも、個人の領域に関する限りは誰にも邪魔されることのない「自由権」として規定されているようです。

 

 当然のことですが、「個人の領域に関すること」は他者に危害や迷惑が及ばないことが基本的な条件となっており、かつ「愚行権」の行使によって発生した結果のすべては本人の自己責任となります。

 では、個人の「自由権」が最大に発動できるはずの居室内で、マリファナや覚醒剤を使ったらどうなるか。こちらも逮捕された芸能人は枚挙にいとまがありませんけど、要するに見つかったらアウトなんですよね。けれども、合法の酒を飲んで酔って騒いだとしても、逮捕・拘留されることは滅多にありません。

 

 ボクは個人が管理する車内や部屋の中まで公権力は介入すべきでないと思うので、シートベルトすら義務化には反対でしたが、前述した「他者に危害や迷惑が及ばない」というあたりの判断がね、実に曖昧なのです。

 たとえば薬物の所持・使用は、どんな場所であれ、おそらく必然的に「流通」を伴うことから社会に被害を与えると判断されているんじゃないかな。シートベルトにしても、人間がフロントガラスを突き破って飛び出すことで、「もらい事故」を誘発する可能性は否定できないとなっているのでしょう。

 

 でもさ、そんなことを言ったら、「自由権」であるはずの「愚行権」は恣意的に制限されることになっちゃいませんかね。そもそも愚行をする前に、「これは女房にも地域社会にも迷惑や被害を与えない自由権の一種の発動だよな」と考えるような奴がアホバカなことをするはずがない。

 

 えーと、だんだん面倒くさい方向に話が進んでしまいましたが、要は個人と社会=共同体との関係が、近代の法律では消化しきれていないというなんでしょうね。そんなところに「共謀罪」ですよ。総理から「またしてもレッテル貼り!」と非難されないように、正式名称を出しておきますね。「組織的犯罪処罰法改正案」、略称が「テロ等準備罪」となっております。

 

 この法律の問題点は、「実行」ではなく「準備」の段階で法律が適用され、警察などの公権力を発動できるということです。対象を「組織的犯罪集団」に絞っているとはいっても、そんなラベルを頭にくっつけて歩いている人はいません。だから誰だって「準備」とみなされて逮捕される可能性が出てくる。こんなのは戦前の治安維持法と同じではないか、というのが野党などの反対理由ですよね。

 

 かといって個人の権利を最大限に優先すれば、「組織的犯罪集団」が暗躍することを許してしまう。東京オリンピックがえらいことになってしまうぞ、と。

 前述したように、個人と共同体の権利が衝突することなんて封建時代ではあり得ませんから、その軋轢は近代になって発生したものです。歴史的な根拠が乏しいだけに、いつも論議がぐちゃぐちゃになり、結局は国家=政権や行政に都合のいい法律が施行されてきました。21世紀になってしばらく過ぎた今こそ、誰でも納得できる、筋の通った、例外が希少な、しっかりした論拠に基づく規定を作るべきだと思うんだけどなぁ。憲法9条論議もそうだけど、いつまでたっても解釈や分析ばっかりだもんね。これでは前に進めないだろうとボクは思うわけです、はい。

 

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