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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2017年9月14日 (木)

感性の言語化(後)

 

 昨日は威勢のいいことを書いてしまいましたが、そもそも言語というのは感性を表現するために生まれたといっていいんですよね。けれども、文化や文明が発展するうちに、論理や解説的な言辞が優先され、さらには理系の科学やテクノロジーのほうにも偏ってしまい、本来はボキャブラリーがどんどん蓄積されていかなきゃいけない感性的な分野が置いてきぼりになってしまったのではないでしょうか。

 

 ボクの仕事では、その代表的な分野が「味」であり、次に「景色」ということになるわけです。いずれも形容表現が未発達なせいか、手垢にまみれた慣用句が少なくないんですよね。たとえば「味」なら「ジューシィ」だとか、「脂っぽくなくてあっさり」とかね。ボクが最も抵抗を感じたのは、生シイタケを焼いたものを「ジューシィ」とした文章です。いくら水分が豊富としても、菌類が集まったキノコが果たして「ジューシィ」かなぁ。シイタケに歯をあてた瞬間に汁が吹き出るようなイメージですよね。これは逆に乾いていないことを強調する「しっとり」と表現したほうが適切ではないでしょうか。「脂っぽくなくてあっさり」に至っては、ちっとも美味しそうに思えません。パサパサで味気ないってことかなぁ。そんなのよりも「脂っぽくてギトギト」のほうが旨そうに感じるのはボクが男だからでしょうか。

 

 景色についても類型的な慣用句はかなり多くて、秋も深まってくると「燃えるような紅葉」が頻出します。しかし、そこまで深紅に染め上がった紅葉は現実には珍しくて、黄色や褐色やオレンジ色や赤が入り混じったほうが多くはないですかねぇ。そうした色彩混淆状態は「燃え上がった」とは言えませんが、ではどのように形容したらいいでしょうか。

 

 そんなわけで、ついありきたりな慣用句を使いたい時に「ちょっと待てよ」と心にブレーキをかけ、「さてどうしよう」と迷うことが本当に多いのです。文章というのは基本的には誰でも書けますが、ことほどさように適切な形容というのは誰でも思いつけるものではありません。その意味では最初に「燃えるような紅葉」を発明した人はすごいと尊敬してしまいます。けれども、慣用句となった段階で、そんなことは忘れてしまい、みんながあたかも自分の言葉のように使ってしまうんですよね。

 

 かといって特許を取得できる科学分野とは異なり、言葉の権利を占有されたら、人間の会話はどんどん不自由になってしまいます。そんなわけで、こうした微妙かつ繊細&複雑な狭間で、ライターはオリジナルな表現を探すことに腐心しているんですよ、ということをちゃんと伝えたくて、グダグダと2回も続けてしまったわけですね。

 

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