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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

  • 定位置
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福助くん その1

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2018年4月24日 (火)

特権階級

 

 ああ、この国もそろそろ特権階級が固定化されてきたんだな、と感じます。セクハラ発言が大騒ぎになっていながら、シレっと退職した高級官僚に5300万円を支払うというのですから、「盗人に追い銭」とはさすがに言いませんが、こりゃもう治外法権の特権階級としか言えないではありませんか。

 

 歴史をざっくり眺めてみると、欧米に比べて日本というのはガラガラポンと社会が大変わりすることが頻繁にあったんですよね。12世紀の終わり頃には、って遠い話だけど、ものすごい内戦を経て武家政権が成立。かと思えば1516世紀になると再び戦国時代に突入。全国各地の領主=守護大名が隣国と争乱を続けてきたわけですな。鎌倉時代に初めて言われた「下克上」という言葉が象徴的ですが、武家政権すなわち軍事政権が支配層である限りは、同じく武力を使用したクーデターによって階級がひっくり返されるのは不可避といっていい。歴史上の人物にしても、出自の怪しい人が少なくないですよね。

 

 要するに、支配層が完全に固定されるなんてことは江戸時代までなかったのであります。もちろん、どんな時代も皇室は温存されてきましたが、政治権力や財力が伴うヨーロッパの貴族階級やアメリカの超富裕層とはちょっと違うのではないでしょうか。

 

 それはともかく、ようやく300年近く続いた江戸時代にしても、19世紀末になれば明治維新でガラガラポン。武士階級がにわかに消滅して世の中が一新されたかと思ったら、20世紀半ばには太平洋戦争に突入ですよ。大敗北を喫して日本国内が瓦礫と化したので、青空のもとでゼロからのスタート。いやまぁ慌ただしい歴史ですが、おかげさまで先祖代々続く貴族や富裕層が存続できる余地がかなり乏しかったわけです。

 

 それから70年以上。自衛隊はイラクなどに派遣されましたが、取りあえず戦争はもちろん内乱だって縁遠い状態が続いてきました。それはそれで歓迎すべきことでも、人間というのは実に興味深い生き物でありまして、社会が落ち着き始めると、自分の地位や階級も落ち着かせようとするんですよね。資本主義というのは、簡単にいえばカネが血族よりも力を持つ社会ですから、早い話が上流階級になりたいならカネを貯めりゃいい。それを断固として阻むのが超累進制の相続税ですけど、それをすり抜ける方法はいろいろあります。

 

 中でも学校がね、ボクは現代の階級制度を支える根本的な土台というか構造になっていると考えているのです。衆知のように、日本の公的な教育支出はOECD諸国の平均を大きく下回っています(GDP比)。にもかかわらず大学進学率がどんどん上昇してきたのは、その教育支出を家計が国にかわって負担しているからです。ということは、家族の経済状況が子供の学歴や学校歴に直結することになるんですよね。

 

 たとえば私立の幼稚園の平均的な学費は年間およそ50万円。有名私学の付属幼稚園ともなれば、卒園までの3年間で合計450万円ほどかかるとされています。入園を許されるかどうかは別にして、こんな大金を小学校入学前の幼児に費やせる家庭は決して多くはないですよね。ところが、今や大企業の社員で「あいつとは某幼稚園の頃から一緒だったんだよ」と話す中高年がいる時代になりました。この「某」とは、言えば分かる超有名で入園倍率もメチャ高い私立大学付属の某幼稚園です。

 ほらね、社会の階級は学校制度を中心としてどんどん固定化されつつあるのです。これは資本主義の権化であるアメリカはより以上で、学費の高騰によって親がカネ持ちでなければ大学も行きにくくなっています。

 

 大昔は血族、ちょっと前なら武力、そして今では経済力が学校という装置を経て階級を固定化していくとまとめたら大雑把過ぎるかな。でもさ、これが隠しようもない現実ではありませんか。ボクなんかはもともとはみ出し者で、子供もいなくて余生も乏しいですからどうだっていいけど、若い人たちはどう考えているのかなぁ。

 

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