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2018年9月10日 (月)

お手本は何処(前)

 

「レストランを次のファミリービジネスにすると決めた。(略)ここでペガサスクラブでの勉強が役に立つ。米国の社会状況が10年後の日本に来るという説だ。そこで兄弟で二手に分かれて米国のレストラン事情の視察に向かう。昭和44年の話だ」(日本経済新聞『私の履歴書』連載⑨横川竟/すかいらーく創業者)

 

 日本経済新聞の連載コラム『私の履歴書』を長く愛読してきましたが、学歴エリートの著者ほど自慢話が多くて失敗談がほとんどない。自分の判断で危機的な状況も脱したなんてエピソードが続くと、「ホントかよ」と眉に唾をつけて読むのを中止したこともしばしばあります。特に金融系の著者はバブル崩壊に触れることを避ける傾向が強く、今もって責任者は闇の中。不動産融資の総量規制なんていう急ブレーキをいきなり踏んだら転倒するのは明白なのに、寡聞ながら、あの頃を正直に振り返った回顧談を読んだことがありません。誰だよ「空白の20年」を作ったのは。日本というのは太平洋戦争の頃から司令官や参謀の責任を追求しないことが不文律だったようですけどね。

 

 それに比べて、現場で苦労を重ねてきた人の回顧談は格段に面白い。冒頭で紹介した横川さんの『私の履歴書』も、学歴がないことをハンディキャップとして、身体を壊すほど頑張ってきたことがよく分かります。ただ、そうしてのし上がってきた人と、今の若い人たちのメンタリティはまるきり違う。そのことを強く意識しないと、かつてのワタミのように社会的な指弾や従業員の離反は避けられないでしょうね。

 

 どうも横道ばっかりで恐縮です。本題は「米国の社会状況が10年後の日本に来る」という文言です。このように指摘したペガサスクラブというのは、読売新聞記者の渥美俊一が1962年に設立したチェーンストア経営研究団体。ダイエーやジャスコなどを率いた若手経営者のほとんどが参加しており、かつては「流通革命」をリードする神様のような存在だったようです。

 

 当時の日本は、神国日本を戦争で破ったアメリカをお手本としており、食糧や薬品だけでなく、思想も制度も組織のあり方も経営手法まで、およそすべてを輸入していました。セブンイレブンだって、もともとはアメリカの氷屋さんの副業だったんですから。今をときめくソフトバンクの孫さんによる初期の業績も「タイムマシン・ビジネス」といわれています。10年先の未来=アメリカからモノやソフトを輸入するのですから、よほど間違えない限りは失敗しないでしょう。もちろん永続するためには、和風のテイストを加えて、時流の変化にも対応することが必要だったでしょうけどね。

 

 にもかかわらず「流通革命」なんて、ちょっと凄すぎる表現ですが、横川兄弟がアメリカに向かった「昭和44年」といえば西暦で1969年。“革命”が加速し始めたスーパーマーケット業界に比べて、外食産業にはアメリカナイズのトレンドが及んでいませんでした。ていうか外食産業自体が黎明期。だから、横川兄弟が現地のレストラン事業を視察して、日本にファミレスを導入したのも頷ける展開です。

 考えてみれば、良い時代なわけですよ。海外渡航は1964年に自由化されていたので、誰でも資金さえあれば、太平洋を渡って「10年後の日本」を見つけることができたのです。

 

 ところが、現代では「10年後の日本に来る」社会状況を持つ国は世界のどこにも見当たりません。いつの間にかGDPは中国に抜かれましたが、経済先進国でありながら、類例を見ない超高齢&少子社会ですから、逆に「10年後には日本のようになる」国はいくらだってあるでしょうけどね。とすれば、ボクたち自身が今度は世界のお手本になるようなオリジナルを創造していかなければならない。

 

 けれども、これまでの教育はそれに対応してはいませんでした。アメリカという教科書をきちんと勉強して真似する優等生は育成してきたけど、そこからはみ出すような創造性は評価されなかったからです。そのせいか「大学改革」が以前から合言葉になってきましたが、最先端のIT系なんて今でも輸入ものばっかりですもんね。クラウドだのビッグデータだのAIだのと、追いつかなきゃいけないことばっかり。カタカナをちゃんと日本語に訳すヒマもないくらいです。経営理論だって輸入超過が続いているではありませんか。留学して新しい理論をコピペした者勝ちなんて情けないですよね。

 

 リスクを過度に怖れて「2番手」を志向する体質に根本的な問題があるとボクは思うのですが、長くなったので続きは明日ということで。

 

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