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2018年11月 5日 (月)

監視社会(後)

 

 ずいぶん前のことなので、時の経過にちょっと驚きましたが、米軍の施設で「象の檻」が話題になったことがあります。通信を傍受するためのアンテナが大きな檻のようになっていることから、そう呼ばれたのですが、敵国の動向だけでなく、民間の通信までチェックしていることが大問題になりました。つまり、プライバシーの侵害、もっと言えば人権侵害の疑いがあるわけですね。

 

 ところが、米国では2001年9月11日に発生した同時多発テロのおかげで、同年10月26日に「愛国者法USA Patriot Act」が発効。アメリカに対するテロの疑いがあると判断された事件では、私権の侵害もやむを得ないと法的に認められたのです。確か犯罪者の取り調べも、弁護士の立ち会い抜きで可能になったんじゃないかな。悲惨なことに、日本では昔からそうですけどね。

 

 それだけでなく、あちこちに膨大な数の監視カメラが設置され、肖像権もへったくれもなく、どんどん撮影・記録されるようになりました。事件の犯人特定や犯罪予防に役立つのも事実ですが、ボクのようにブサイクなあまりに写真なんて嫌いだぁという人でも、おそらく結構な量の画像データが蓄積されているはずです。

 

 さらには、インターネットの電子メールやSNSなどの傍受もやっているに違いありません。そして、アメリカがそうなら、同国をおよそ10年遅れで追いかけてきた日本も、似たようなことをしているに違いないと見当をつけることができます。

 

 そもそも電子メールは電話や電報とは大違いで、街角に立って大声で会話しているようなものだといわれます。だからボクは、他人の中傷誹謗や悪口や批判を一切書いたことがありません。反社会的な予備軍はもちろんとして、普通の人も常に監視されていると意識したほうがいいんじゃないかな。

 

 さらに、前回も書いたように、国民が同じ国民を監視するようになることがホントに怖いことなのです。

 

 太平洋戦争の頃には、大政翼賛会の末端組織となった町内会に「隣組」という制度があったそうです。江戸時代の「五人組」を継承したもので、民間も力を合わせて戦争を支援するために、銃後の思想統制や相互監視の役割を担っていたとされています。たとえばジャズを英語で口ずさめば「敵国の言葉だ音楽じゃないか」とか、ビアノを弾けば「この非常時に」などと非難されたわけです。それだけならまだしも、「あそこの家の息子はアカらしい」なんて、共産党員の密告や摘発も積極的に協力していました。

 

 そんなプライベートな情報は隣近所でしか分からないので「隣組」だったのですが、今や時間・空間を問わないインターネットの時代ですからね。実際に、某ジャーナリストが中東で3年以上に及ぶ拘束から解放されると、「自己責任」という声が嵐のように渦巻きました。ジャーナリストが現場でどんな活動をしているのか知らなくても、その社会的な意義についてまるで無知であっても、感想だけは誰でもアップできるのです。

 

 個人がパブリックに、あるいはSNSで意見を表明できること自体は決して悪いことではありません。ボクはかつて「草の根民主主義」として評価したくらいです。しかしながら、近年の傾向は「炎上」という言葉が象徴するように、袋叩き的な糾弾も目立ちます。もしかすると、トントントンカラリの「隣組」も、すでにSNSに引っ越したのではないかと思うくらいです。

 

 テクノロジーは決して後戻りすることなく、一方的に進化してきましたが、人間性やメンタリティなんてほとんど変わっていません。時には後退することだって珍しくはないでしょう。2000年以上も前に書かれた『論語』は現代でも十分に通用します。だったら、日本の戦前戦中の「隣組」が非制度的で無意識なカタチで復活することもあり得るのではないでしょうか。

 

 願わくば、そんな息苦しい社会になりませんように、とひたすら願うだけなのが悲しい。これが考え過ぎなら何よりなんですけどね。

 

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