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2019年8月 6日 (火)

千利休

 

 何かねぇ、世間の雰囲気が殺伐としてきました。ちなみに殺伐とは、「穏やかさやあたたかみの感じられないさま。とげとげしいさま」(三省堂大辞林)という意味です。

 はるかなホルムズ海峡では緊張が高まっており、アメリカは対イランを念頭にした有志連合を結成しつつあります。そのアメリカ国内では人種差別を動機とする銃の乱射事件が頻発。香港では中国政府に対するデモの嵐で、韓国も反日の動きが猛烈な勢いで活発化しております。向こうが自分を嫌いというなら、こっちだってお前なんか大嫌いだ、というほど単純ではないにしても、日本国民の韓国に対する感情も急速に悪化していくでしょうね。

 湿気でベタベタのクソ暑さが、そんな殺伐とした気分を昂進させて、ヘンな事件が勃発しなきゃいいのですが。そんなことを考えていて、ふと千利休を思い出しました。

 日本人なら誰でも名前を知っている茶人ですが、彼が生きたのは戦国時代です。武士が群雄割拠して、刀や槍を振りかざし、血みどろになって覇権を奪いあっていました。まさに殺伐とした世相の中で、彼は茶の湯=茶道の形式を確立したのです。人間ひとりが精一杯の小さな潜り戸から二畳程度の狭い茶室(妙喜庵待庵)に入り、大の男が膝をくっつけるほどの近さで正座。ライトグリーンのあぶくが浮いた抹茶をすすって「結構なお手前で」なんてことをやっていたわけです。日本全国のどこで派手な殺し合いをやっていてもおかしくない時代に、よくもまぁこんなにも不可思議で非合理な様式を考えついたもんだと心底から感心します。

 だってさ、お湯を沸かして、椀に入れた抹茶の粉を混ぜて飲むだけのことですよ。誰でもすぐにできる簡単なことに、面倒くさい礼儀と専用の道具を持ち込んで茶道という形式に仕立てあげるというのは、およそ常人の発想ではありません。

 いろいろな逸話が伝えられていますが、不勉強なボクの印象としては、やたら屁理屈の多い偏屈ジーサンであります。ただし、千利休はそう思われることを意識してやっていたのではないかな。それによって秀吉などの戦国大名をたぶらかした、といえば言い過ぎですけど、バカバカしさを自覚しながらも、茶道の様式美を自分の武器として権力者たちに対峙したのではないでしょうか。

 それによって、わずかな時間といえども、彼らの腰から刀という凶器を排除したのです。そのためには、ただお茶を飲むだけではダメなんだよな。もっともらしい理屈、じゃなかった哲学がなきゃいけません。千利休は、自分を只者ではないというブランディングを行うと同時に、その錯覚、じゃなかったイメージを支えるための礼儀や形式を作り上げていったとボクは理解しています。

 だったらと、ここから飛躍していくのがボク流の発想でありまして、21世紀の千利休をこしらえて、たとえば韓国の文大統領と安倍さんを待庵に招いて茶の湯でもてなしたらどうかと。トランプ大統領とイランの最高指導者でもいいんじゃないかな。「茶の湯を飲みに来ない?」と誘ったら、皆さん驚くと同時に魂胆を疑うでしょうね。「そんな懐疑に満ちた危ない時代だからこそ心の平穏が必要。とにかく抹茶を一杯すするだけのことなんだからさ。そんなことにビクビクしていたら指導者の名前が泣きますぜ」とか何とか、それらしいメッセージを送ればいい。茶の湯は日本では精神的な果たし合いの場を意味するので、その挑戦を受けて逃げれば卑怯者または臆病者の烙印を捺される、という屁理屈もつけられるじゃないですか。

 こうした解釈が自在なことも、千利休が作り上げた様式のひとつだと思うんですよね。現在も表千家とか裏千家という流派があるのですから、その代表者が国際社会に名乗りを上げてもいいんじゃないかな。そこで信長や秀吉などとの問答を再び繰り返したら面白いのにね。

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