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福助くん その6

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福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2019年9月20日 (金)

入試改革(後)

 

「日本では多様化を趣旨とするAO入試や推薦入試が大学側の入学早期囲い込みの手段となり、かつこれら学生の学業不振が散見されたことが、今回の入試改革につながった。このため全般に入試の画一化が図られているが、これは時代に逆行している」

 今週の9月16日付け日本経済新聞朝刊に掲載された、国立情報学研究所・船守美穂准教授の寄稿の抜粋です。この寄稿によれば、アメリカはこれまでSATやACTといった全米標準テストの点数を大学入試判定の材料として利用してきました。ところが、近年になってこの点数の提出を任意とする動きが出ており、すでに千以上の4年制大学が標準テストを任意化する「テスト・オプショナル」を採用しているそうです。制度はいささか違いますが、日本でいえば、国立大学の受験に際してセンター試験を必須でなく任意とする感覚でしょうか。

 この「テスト・オプショナル」では、任意で大学に提出された標準テストの点数は参考にされるものの、2段階選抜や合否判定には使わないそうです。船守准教授は、その背景を次のように説明しています。
1)複数回数受験できる生徒に対し、受験費用が重荷となる層の生徒が不利
2)マイノリティーや親が大卒でないなど、大学に縁遠い家庭の生徒は受験テクニックに触れる機会が少ない
3)標準テストの点数でなくても高校の成績でおおむね判断できる

 ボクが昨日のブログで指摘したように、現在の大学受験は必ずしも公正平等ではないという認識が強くなり、志願者や合格者を多様化できるよう任意化が進められていると考えられるでしょう。日本でも2020年度から標準テストであるセンター試験が大学入学共通テストに変わりますが、英語4技能試験や記述式問題の追加など、要するに出題方法や内容が「改革」されただけのことで、入学者の多様化なんてまるで考慮されていません。前述した①から③までの背景はアメリカのみならず日本だって同じですから、どこの何を見据えた入試改革なのだろうと疑問を感じますよね。

 ドイツでも、大学入学の条件としてきた高校卒業証明を不問とする入学枠が拡大しているそうです。大学進学者が小学校高学年で選抜されてしまうため、こちらも早期から社会で働いてきた人に大学で学べる門戸を開いたということです。

 船守准教授による寄稿の結語は「今日の日本は少子高齢化の中で人手不足が言われ、大学は定員割れの危機にさらされている。大学に縁遠かった層を取り込み、適切な教育をして、社会に送り出すことが必要だろう」となっています。

 昨日のブログはいささかエキセントリックな論理展開としても、この意見にはまったく賛成です。日本の入試改革は相変わらず「志願者を落とすため」の制度ですが、欧米では様々な層の人たちを「受け入れるため」の入試制度に移行しつつあるといっていい。消費税を始めとして、悪いことは率先して真似するのに、良いことはちっとも真似しない。行政もボクたち庶民のメンタリティと大して変わりないわけですな。

 官僚が東大などの高学歴者で固められていることを考え合わせれば、やはり既得権を代々継承させていくつもりかなぁと、気分は暗澹としてきます。これは生物の進化にも逆行しているんですけどね。

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