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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

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    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

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2019年9月25日 (水)

人格教育(後)

 

 学校が学力を養成するだけの場所なら、学習塾で朝から晩まで勉強したほうがよほど効率的ではないでしょうか。写真が登場して絵画が写実から解放されたように、学校も学習塾の普及・浸透によって、学力以外の教育目的をきちんと規定すべきだったのに、どうにも文部科学省のスタンスは曖昧なんですよね。家計格差もあるので、「テスト勉強は学習塾でやってね」と言い切れないのは分かるけど、少子化でとっくに大学全入時代ですぜ。もはや学校が学習塾と勉強で競合する必要はないと思いませんか。

 テレビを持つ国民からカネを徴収するNHKが、CMを収入源とする民放と競う必要なんてないのに、大河ドラマや紅白歌合戦の視聴率をひどく気にするのと似ていますよね。それより時間と経費がかかる精密な社会派ドキュメンタリーを作れよ。

 話を戻すと、学力養成が学習塾の「専権事項」なら、一般の学校で何を教えるのかとなります。そんなもん実に簡単で、社会に出た時に必要な最低限の教養と法律知識、それに礼儀やモラル、マナーや生活スキルではありませんか。その上で学業成績の良い生徒は大学を目指せばいい。

 大学進学率はどんどんアップしてきたのに、侵入禁止の柵を乗り越えて岸壁で釣りをしたり、河川敷では違法で危険なゴルフの打ちっ放し。バーベキューをやったらゴミを散乱放置なんていう非常識が目に余るほど増加してきたのは、ひとえに義務教育のせいだとボクは思っています。実質的に全入といえる高校も含めて、コミュニティの一員としての義務や責任がまるで教えられていないからです。家庭でもテストで高得点を取ったら小遣いを追加するとか褒めまくるなんて、バッカじゃなかろうかと。テストで少しばかりいい点を取るよりも、社会生活で不可欠なことを学ぶほうが大切だと思わないのかなぁ。自分だけが幸せになれる社会は、他者を不幸にするんですぜ。

 随分長くなりましたが、この文脈で、ボクは学校で人格教育をやるべきだと考えているわけです。たとえばリーダーシップですが、大人になってから知識や理論を学べば身に付くというものではないでしょう。危機的な状況になると、我先に逃げ出す政治家や社長や経営幹部は多いんですよね。そんな口先だけの人たちを部下が信頼するはずがありません。強制的に彼らを支配しようとしても、心の中は自由ですから、カゲで悪口大会となり、大切な時に組織がうまく機能しないなんてザラにあるじゃないですか。そのかわりに、上司が違法に懐を肥やしていたら部下も必ず真似をします。収賄や横領などの汚職がひとつでも発覚したら、必ずといっていいほど周囲に同じことをやっている奴がいますから。

 そんな環境で、幹部社員がナレッジマネジメントの音頭を取っても部下は動きませんよ。尊敬できるリーダーによって理想や目標と崇高な志をみんなが共有しなければ、モチベーションを喚起できるはずがない。そうした内面を高めるような教育が、この国は徹底的に欠けているように思います。だからこそ、道徳や倫理に反したことが平気でできる。自分の子供だって扱いに窮したら殺してしまう国だもんね。

 お上に唯々諾々と従う温和しい国民が多いだけに、指示すればみんなが言うことを聞くと思われているようですが、そうでない奴らも結構います。そんな連中が弱者を踏みつけるようなことをするから困るんだよな。「勝てば官軍」というのは明治初期だけの話ではないのです。

 面倒くさいので結論を急げば、ナレッジをマネジメントしようとするなら、その土壌となる民度を高めなきゃ無理でしょうってことなのです。特に責任と義務。そして問題発見や創意工夫を楽しく面白く感じるメンタリティが共有されていなければ、リーダーがいくら笛を吹いても、誰も踊りませんよ。

 リーダーシップも民度も、学力とはまったく関係ありませんから、やはり子供の頃から肌身に馴染ませていくほかない。そのためには教員自身が無私・公正・平等で、正義を希求する利他的かつ誠実な人格者でなければならないのですが、教員にそんな適性を求める学校なんて稀有でしょう。先生という仕事が聖職から教育労働者に堕したことも大きな理由なのかな。

 文部科学省では高大接続改革に執心しているようですが、とにかくボクは人格教育こそが1丁目1番地(って誰かが言ってましたよね)であると主張したい。英語の勉強なんかよりよっぽど大切で、ボクたち自身の役にも立つと思いますけどね。

 

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