笠木恵司の主な著書

  • キャリア・チャレンジ2009-2010
  • 資格試験合格後の本
  • 学費免除・奨学金で行く大学・大学院進学・休学・留学ガイド
  • 価値ある資格厳選200
  • インターネットでMBA・修士号を取る
  • 腕時計雑学ノート
  • 「国際標準」ビジネス資格完全ガイドブック
  • 日本で学べるアメリカ大学遠隔学習プログラム
  • テレビ局完全就職マニュアル
  • 資格の達人
  • MBA入学ガイドブック
  • 学んで! 遊んで! 役に立つ! インターネットキャンパス
  • 日本で学べるアメリカ大学通信教育ガイド

お気に召したら、ポチっと↓

  • 笠木恵司のブログ

福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

  • 5djustice3f5d5575e032a1
    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

« ゴミ屋敷? | トップページ | 明日のことまで思い悩むな »

2019年11月28日 (木)

MBAが会社を殺す

 

 ボクは1990年代から社会人の大学・大学院入学やリカレント教育を取材してきました。実践的な経営管理を教えるMBAも何度となく取材。1997年にはダイヤモンド社から訳書『MBA入学ガイドブック』、2002年には日経BP社から『インターネットでMBA・修士号を取る』を上梓しました。

 だから、本来的には経営者や経営幹部、管理職にとってMBA教育は必要という立場なのですが、近年はむしろMBAホルダーが会社を殺すのではないかと考えるようになってきたのです。

 そんな気分を直接的に刺激したのは、例によって日本経済新聞の連載コラム『私の履歴書』です。現在は化粧品のファンケル会長である池森賢二氏が執筆。創業時の苦労などを率直に披瀝しており、なかなか読み応えがあります。けれども、同社が上場し、池森氏が引退したあたりから、会社に暗雲が漂ってきます。外部から招きいれた経営者のマネジメントが、ことごとくうまくいかない。2010年からはリ・ブランディングに着手するものの、「悪循環から抜け出せなかった」として、彼は2013年にCEOに復帰しています。

 著者ですから、手前味噌の評価や判断もあるでしょうが、ボクはMBAを代表とする高学歴のプロ経営者が陥りがちな頭でっかちの発想が、ファンケルを殺しかけたのではないかと思います。MBAホルダーではないにしても、トップクラスの国立大学で経営学を修めた家具店の娘さんは、大衆路線に走ってライバルを増やすだけで、新味を何ひとつ打ち出すことができず、会社を身売り寸前の窮地に追い込んでしまいました。

 いろいろ書きたいことはありますが、長くなるので簡単に言ってしまえば、日本は「ぶら下がり族」が多すぎなんだよな。大卒者が少ない頃は高学歴にぶら下がり、次はブランド学校歴ぶら下がりとなって、さらには大企業にぶら下がる。長期不況で、それだけでは差別化できないとなると、アメリカの有名大学ぶら下がりがトレンドとなり、2000年代からはMBAぶら下がりといえば言いすぎかなぁ。

 学歴信仰はともかくとして、経営だけは学校優等生ではダメなんですよね。企業は常に競争や競合を勝ち抜く必要があるため、教科書や参考書に精通しているだけでは負けてしまうからです。戦争で類型的な戦術を取ったら、たちまち見破られて負けるに決まっています。企業経営もそれと同じですから、学校で学べることには限度があるのです。過去の知識や事象に精通しているだけでは評論家かモノカキにしかなれない。現場の経営は常にクリエイティビティが求められるといって過言ではないはずです。さもなきゃ起業どころか、ライバル企業に勝てるはずがない。

 ところが、MBAで学ぶのは過去のことばかり。あたりまえです。先のことなんて誰も分かりませんから。そもそも元祖とされるハーバード大学のMBAは、会計の専門学校としてスタート。それが発展して現在の2年制専門職大学院になったのです。会計学をベースとして、マネジメントやマーケティング、人材資源管理などが追加されてきたという経緯を正しく理解しておかないと、期待や誤解が妄想のように膨張してしまう。今でもハーバードやペンシルバニア大学のMBAを人生大逆転の魔法のように信奉して目指す人がいるだろうけど、経営の本質がクリエイティビティであることをきちんと理解すれば、そのコアの部分は学校ではとても学べないことに気づくはずなんだけどね。

 もしも仮に、MBAに経営の特効薬があるとしても、それを競争環境でみんなが服用すれば、たちまち効き目が減退するに決まっています。けれども、ボクたちは小学校の頃から教員に従い、教科書を素直に覚え、試験に回答するテクニックを身につけてきました。この段階でオリジナリティはまったく不要であり、そんなものを不用意に発揮したら高得点は取れないはずです。

 しかしながら、社会に出てから人真似ばかりでオリジナリティや創造性を発揮できなければ、ぶら下がりといわれても当然ですよね。そんなMBAホルダーが社長や経営幹部になれば、会社を殺すに違いないという意味なので、くれぐれも誤解しないでくださいね。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

人気ブログランキングへ

 

 

 

 

« ゴミ屋敷? | トップページ | 明日のことまで思い悩むな »

教育・学校」カテゴリの記事