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2020年3月26日 (木)

生きている証

 

 まったく面白くないなぁ。すでに1か月以上もライブハウス通いを自粛してきたのに、「今週末は不要不急の外出を控えてください」だってさ。要請、つまりお願いだから従うけど、これが命令だったら敢えて逆らうかもしれません。親父からそんな性分を受け継いでしまったから仕方ないんだよな。 

 それにしても、ああつまらない。死んでないことを生きていると判断するのは、医学的には正しくても、文系的かつ哲学的には大いなる間違いではないでしょうか。実際に「医学的な死と経済的な死はまったく等価である」とテレビで喝破した女性の学者もいます。ここまで新型コロナが蔓延する玄関口の頃でしたから、なかなか優秀な人です。ただし、表現が学者風でいかにもややこしい。家に引きこもり続けたら、いずれ餓死しますと簡単に言えばいいのに。 

 さて、『木枯らし紋次郎』です。上州新田郡三日月村の貧しい農家で生まれた渡世人を主役にした股旅物の小説を原作として、1972年からテレビドラマ化されて一世を風靡。テレビには珍しく、前のめりで歩き続ける紋次郎のシルエットをアクセントにした遠景が実に印象的でした。それまでは、小さなテレビの画面でこんな大胆なヒキの映像を見たことがなかったからです。それもそのはずで、映画監督の市川崑が初めて演出したテレビドラマだったんじゃないかな。あ、この人は1964年に開催された東京オリンビックの公式映画の監督でもあります。奇しくも、ということで今とつながりますけどね。 

 それはそれとして、このテレビドラマでお茶の間にまで大流行したのが「あっしには関わりのねぇことでござんす」というセリフです。ホントに関係ないならドラマも成立しないので、あちこちで軋轢を巻き起こしていくのですが、経済がそこそこ発展して個人主義を通せるようになった社会性にぴたりとフィットした言葉だったんでしょうね。 

 そこらの小学生すら、親から宿題を咎められると「あっしには……」などと言い返していたそうです。けれども、ボクが最もインパクトを感じたセリフはそれではありません。 

 誰かから「てめぇは何のために生きているんだよ」と訊かれた紋次郎は、「死なねぇから生きているんでござんすよ」と答えたのです。これこそが、全共闘運動が壊滅した後の空虚なニヒリズムを象徴しているんでござんすよ。こんな形而上的なことをばくち打ちの渡世人が考えているはずがありません。原作者である笹沢佐保の鋭敏な時代感覚が、そう言わせたんでしょうね。 

 そのセリフをボクは、例によって額面通りに受け取りませんでした。これをひっくり返して「死んでないからといって生きているとは限らない」というオリジナルに仕立てたのであります。新型コロナによる閉塞感でどんどん息苦しくなりつつあるからこそ、この言葉を敢えて紹介することにしました。何の参考にもなりませんけど、こうした形而上的思考も、ボクにとっては「生きている」証なのであります。 

 

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