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2020年8月 7日 (金)

「永遠」という罰

 

   まだ贅肉だらけのデブデブではなく、スリムなイケメンで色気ムンムンだったミッキー・ローク主演の『エンゼル・ハート』という映画があります(1987年公開)。その前年に公開された映画『ナインハーフ』で世界的なスターに躍り出ていたので、どれどれと映画館に足を運んだのですが、キリスト教に無縁な日本人にはいささか難解なミステリーでした。

 細かい部分を忘れてしまったのですが、香水瓶ほどに小さなガラス瓶の中に人間が閉じ込められており、内部を両手の拳で叩きながら、外からは決して聞こえない叫び声を上げているシーンは今でも鮮明に思い出すことができます。

 ミッキー・ロークは私立探偵役で、彼の事務所に「ある男を捜して欲しい」という依頼が舞い込むのがプロローグです。「ある男」は第2次世界大戦直前に突如として大ヒットを連発。全米で大人気となった歌手ですが、精神を病んで入院。その病院からも失踪してしまったので、見つけ出して欲しいというのです。ボクにはエルビス・プレスリーを彷彿とさせる設定でしたが、彼の足取りを追いかけていくうちに、陰惨な殺人事件に何度も遭遇。このあたりのエピソードはすっかり忘れましたが、結局は探偵自身が「ある男」だったことに気づきます。ネタバレですけど、ウィキペディアでもストーリーが紹介されているから構わないですよね。

 彼はビッグスターになるために悪魔と契約。約束の期日には魂を引き渡すことになっていたのですが、それを恐怖した彼は別人に化けるだけでなく、厳しい追究から逃れるために自らの記憶まで封印してしまったのです。ここがポイントでありまして、そもそもの依頼主は悪魔ですから、探偵が「ある男」なんてとっくに知っていたのですが、本人に自覚がなければ契約を履行できないらしい。そのために、自分を探させるというややこしいことをやらせたわけです。やがて彼は血まみれの鏡に映っている自分自身が探している相手にほかならず、悪魔の探索から逃げるために、複数の殺人事件も引き起こしたことを知ります。

 刑事に身柄を確保されて、骨組みが露わな昔のエレベータで階下に降りるラストシーンがなかなか印象的だったのですが、ボクが最も気になったのは彼の罪と罰です。悪魔を騙そうとしたのですから極刑ですけど、人間のように死刑に処されるのではありません。どんなシチュエーションだったか忘れましたが、悪魔はポケットの中から前述した小さなガラス瓶を取り出して、「この男も罪を犯した。もはや永遠にこの中から出られない」なんてことを言うんですよね

 えっ、こんな金魚鉢より小さな、人間1人でギリギリという狭い空間に、一生どころか永遠かよ、と。この時に、ボクは「永遠」という途方もない時間(?)に初めて戦慄したのであります。寿命に縛られた人間は「時の虜囚」とも言われますが、そこから解放されるかのように思える「永遠」のほうがよほど怖い。何しろ終わりがないんですぜ。

 これほど暗い内容なのに、どうして邦題が『エンゼル・ハート』なのか意味不明であり(原題は『墜ちた天使』)、もちろん国内ではヒットしなかったようですが、ボクにとっては記憶に残る映画でした。ミッキー・ロークはこの映画の後でなぜかイケメン路線を捨ててグダグダな生き方を選び、やがて盛りを過ぎた惨めなプロレスラーを演じたりしています。それもまた悪魔との契約解消を狙った所業なのかもしれない。このように様々な暗喩を感じさせる不思議な魅力を湛えた映画なので、興味があればレンタルでどうぞ。

 

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