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福助くん その6

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福助くん その5

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    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2020年9月23日 (水)

『名探偵ポワロ』


 この4連休は繁華街や観光地が混雑するに決まっているので、在宅でやり過ごしましたが、どうして皆さん同じ時期に似たようなところに集まりたがるのかなぁ。

 ちょいとした買い物で上野のアメ横あたりまで行ってみましたが、いやまぁ人人人人の人だらけ。路上にまではみ出した飲食店のテーブルも「3密」の極みであり、しかもマスクなんか誰もつけていません。1人でも感染者がいたら、間違いなく周囲に広がるでしょう。経済活動の邪魔をする気は毛頭ありませんが、あまりにも警戒心なさ過ぎじゃないかな。

 そんなわけで、することといえばテレビを見るくらい。ケーブルテレビと契約しているので、ザッピングを続けた挙げ句に目に止まったのが、AXNミステリーで放送していた『名探偵ポワロ』でした。ご存じアガサ・クリスティー原作による推理ドラマですが、ボクは彼女の小説は一冊も読んだことがありません。先祖代々の特権階級としか思えないイギリスの上流社会が舞台であり、頭の中でこしらえた荒唐無稽なトリックばかりだろうと思い込んでいたからです。無茶な仕掛けに関しては横溝正史のほうがすごいですけどね。

 主人公は、独特のヒゲが印象的な探偵のエルキュール・ポワロ。たまに「私の灰色の脳細胞が」とか言い出すのですが、そんなもんオレンジやブルーや極彩色であるはずがない。こんな陳腐なセリフが有名なのですから、中身も大したものではなかろうと嘗めていました。ところが、ですね。原作は知りませんが、このテレビドラマはほとんど映画に等しい充実したセットを背景にしており、それだけでも感心させられたのです。1930年代の街並みはもちろん、行き交うクルマも当時とそのまま同じ。もちろん俳優やエキストラのコスチュームも戦前のスタイルで、ポケットチーフや靴など細部まで目が行き届いています。日本のテレビドラマのセットではNHKが飛び抜けて金をかけていますが、その10倍以上にも達するんじゃないかな。何しろ『ナイルに死す』では実際に大型船を作って川に浮かべておりました。超有名な『オリエント急行殺人事件』にしても、蒸気機関車が牽引する豪華な個室寝台車が舞台ですからね。そうした緻密な道具立てに目が惹きつけられるだけでなく、今をときめくエミリー・ブラントやケイト・ブランシェットも出演しているではありませんか。

 AXNミステリーでは、アガサ・クリスティー「生誕130年記念」ということで、3日間にわたって全34話を一挙放送。1本が90分くらいの長編ですけど、昨日は朝から深夜まで見続けてしまいました。名優デビッド・スーシュ演じるポワロも、当初こそ臭みたっぷりでしたが、正義と法に則した厳しさの反面で、次第に人情味のある男だと分かってくるんですよね。それに殺人事件の動機も、カネと愛憎がほとんど。ボクたち庶民と何も変わりはないので、十分に共感することができました。トリックにしても特段に無理や奇抜な設定はなく、誰にでもできそうなことばかり。世界的なベストセラーになった理由がよく分かりました。

 というわけで、どうやらボクは思い込みが先立ってアガサ・クリスティーとポワロを避けてきたようです。仮説は優れた理解や解釈のジャンピングボードになりますが、しばしば偏見に変質して世界を狭くしてしまう。今さらそんなことに気づいても遅いんだけど、ちょっとばかり反省いたしました。それくらい完成度の高いテレビドラマなので、レンタルDVDなどでの視聴をオススメいたします。


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