卵とフライパン
卵は物価の優等生とされており、価格が安くて変動が少ないというだけでなく、日保ちも大変に優れています。消費期限は2週間くらい先が印字されていますが、ほとんどの女性は口を揃えて「そんなの過ぎても調理すれば大丈夫よ」と笑いのめします。ボクはそれを聞くまで几帳面に廃棄していたんですけどね。
さらに、ビタミンCと食物繊維を除く、ほぼすべての栄養素が含まれているそうです。つまり、今の季節ならミカンと卵、そしてゴボウなどの繊維質さえ食べていれば、栄養失調や便秘にはならないわけです。貧乏だった若い頃は、そんなことも知らずに、安いという理由から卵ばかり食べていたような気がします。
調理も簡単であり、目玉焼きからスクランブルエッグにゆで卵などなど実に多彩。ボク自身は、周辺が焦げる寸前のカリカリ状態になった目玉焼きが好きです。ゆで卵もいいけど、2個食べると喉が渇くし、すぐに飽きますよね。卵かけご飯も空きっ腹には大変に美味ですが、よほど好物でない限りは、すぐに食傷しますってば。
というわけで、個人的な好みかも知れませんが、目玉焼きかハムエッグが毎朝の定番には最適だと思うのです。けれども、ああ、しかしながら、食後のフライパンが問題なんですよね。毎朝それを食べるなら、誰かがやらない限りは、毎回必ずフライパンを洗わなきゃいけません。油をひいて調理するので、洗剤を使うことになります。それを怠けるとヌメヌメと気持ち悪いので、スポンジでゴシゴシして、しっかりと流水ですすぐ。若い頃はあまり苦にならなかったのですが、いくらか年老いたせいか、これが実にまったく面倒な作業に感じるんだよな。
そんなにフライパンを酷使していたら、テフロンだか何だか知りませんが、焦げ付き防止のコーティングもたちまち剥げてしまうのではないでしょうか。そんな余計な心配も後押しして、4個入りのパックを消費期限までに使い切れなかったりします。
要するにフライパンを洗うのが面倒だから、卵を焼きたくないってことです。その原因をさらに追いつめていくと、油に突き当たります。油さえ使わなければ、フライパンは単純な水洗いだけで済むではありませんか。目玉焼きやハムエッグを油なしでこしらえることができ、しかも水洗いすら不要というフライパンを開発すれば、大ヒット間違いなしではないかとボクは思うんだけどな。
もしかすると、気の効いたメーカーがすでに販売しており、ボクが知らないだけなのでしょうか。明日あたり、近所のニトリでチェックしてみようかな。
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