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2021年2月22日 (月)

のんびり生きよう(後)


気楽に行こうよ 俺たちは
あせってみたって 同じこと
のんびり行こうぜ 俺たちは
なんとかなるぜ 世の中は
気楽に行こう
のんびり行こう

 さて問題です。これは1971年に放映されたテレビCMの歌詞ですが、スポンサーはどんな業種だと思いますか。

 中高年以上の世代ならすぐに歌を思い出すはずですが、業種までは覚えていないかもしれません。ななな何とモービル石油だったんですよね。田舎の砂利道で箱型のクラシックカーを鈴木ヒロミツと藤竜也が押しながら歩く。その映像のBGMとして、マイク眞木がギター1本の伴奏で「のんびり行こうぜ、俺たちは」と歌うわけですね。エンディングで加藤和彦が、

クルマはガソリンで動くのです。モービルガソリン。

 とナレーションを加えているので、ああガス欠だったのかとようやく気づきますが、当時はモータリゼーションの真っ盛りですぜ。しかも、ガソリンをどんどん使って欲しいはずの石油会社が、こんなアンチといっても過言ではないCMをオンエアしたのです。近視眼的な効率や効果ばかりを追い求める現代なら、ゴマすりの茶坊主たちが「部長、これはヤバイっす。株主からも叩かれますよ」とか何とか余計なご注進に及び、直ちに中止になったんじゃないかな。

 このCMと歌が、ちょうど半世紀を経た今頃になって、ボクの心の奥底からぽっかりと浮かび上がってきたんですよね。もうちょっと詳しく紹介すると、作詞・作曲は『バラが咲いた』(1966年)で一世を風靡したフォークシンガーのマイク眞木。『気楽に行こう』というタイトルでシングルレコードにもなったのですが、CMに出演していた鈴木ヒロミツもこれと区別して『すずきひろみつの気楽に行こう』としてカバーしています。ちなみに、彼はロックバンドであるザ・モップスのボーカルで、翌72年には『たどりついたらいつも雨降り』(作詞作曲・吉田拓郎)をヒットさせています。残念ながら2007年にガンで死去。追悼として前述のCMが流されたので、こちらのほうを覚えている人もいるでしょうね。

 ただし、CMとレコードでは歌詞がかなり違います。CMは短時間で意味を伝えなければならないので、1番と2番を合体させた感じになっています。CMのほうが先行したかもしれませんが、お茶の間向けに温和しく脱色されているほか、「のんびり生きよう」という最重要なフレーズが欠けているので、以下にレコードのバージョンを紹介します。

気楽に行こうよ 俺たちは
仕事もなければ 金もない
寝るとこなくても 心配するな
なんとかなるぜ 世の中は
気楽に行こう 気楽に 行こう

のんびり生きよう 俺たちは
あせってみたって 同じこと
馬鹿と呼ばれても くよくよするな
助け合おうぜ 世の中は
のんびり行こう のんびり行こう

何を頼りに 生きるのか
月日が勝手に過ぎてゆく
雨が降ったら びしょぬれさ
だけどなんとなく 幸せさ

友達になろうよ 今すぐに
きみは学生で あなたは社長さん
あいつはサラリーマンで あなたはおまわりさん
そんなことどうでも いいじゃないか
友達になろう 友達になろう
気楽に行こう 気楽に行こう
のんびり行こう

 最後のフレーズを書き写すだけで、瞼の端が少し潤みかけました。昨年からの新型コロナ禍で世相が殺伐としているだけでなく、2度にわたる緊急事態宣言によって仕事や収入を失った人たちに「のんびり生きよう」なんて、あまりにも能天気で無責任かもしれません。だからといって深刻に考えすぎたら、死にたくなるばかりじゃないですか。実際に自殺者も増えているそうです。顔を覆うマスクが邪魔で仕方ないけど、生きているだけでも儲けものだと思って欲しい。できればみんなが友達になって「助け合おうぜ、世の中は」なのであります。

 テレビでエラソーに語る評論家やコメンテーターの分かったふうな論評を耳に入れるヒマがあるなら、この歌をぜひYouTubeで聴いてください。何もかもが慌ただしく忙しかった高度経済成長期に逆らうかのように、敢えて「気楽に行こう」と歌い上げ、かつそんな楽曲をテレビCMに起用した人たちの気骨と根性に改めて感心せざるを得ません。

 デジタルだSNSだと騒ぐのも結構ですが、こうした気概や思想がなければ、世の中はカネ勘定ばっかりになって、それこそ生きる気力がなくなっちゃうよ。


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