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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

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    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

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2021年5月

2021年5月31日 (月)

秩序と確率


 YouTubeの投資用動画をあれこれ見続けてきましたが、さすがに飽きたので、目下のところヒマができたら視聴しているのが麻雀番組です。女流と呼ばれる雀士に美人が案外多いのもさることながら、若い時にはまるきり気づかなかった麻雀の本質が分かったんですよね。

 麻雀というのは、エントロピーが極めて高い混沌の中で、牌の取捨を繰り返しながら手元に秩序を作り上げていくゲームだったのであります。その意味ではポーカーなんかも似ています。逆に将棋やチェスは、最初は整然と並んでいたコマを動かす、つまり秩序を壊すことで敵の王様を追いつめていく。まさに戦争の縮図ですよね。

 麻雀における秩序は「役」と呼ばれており、確率的な難易度に対応した点数が付いています。中張牌を集めたタンヤオなど作りやすい役は1ハンで、1と9が絡んだメンツばかりなら純チャンで3ハンとかね。その中で最も難易度が高いのが、大三元や四暗刻といった役満というわけです。

 このように秩序にはグレードと点数が与えられているので、プレイヤーの性格や思考の癖などによって目指す役が変わってきます。もちろん最初の配牌にもよりますが、確率を重視してナチュラルにメンツ作りを進める人もいれば、最初から無理して国士無双などの役満に走る人もいます。数学的には確率を無視したやり方は負けるに決まっているのですが、面白いことに、特定の局面だけ見れば揺らぎがあるんですよね。長期的には確率や期待値に収斂されていきますが、宝クジが絶対に外れるとは限らないように、小さな局面で瞬間的には数学を裏切るようなことが起きる。それこそがギャンブルの妙味であり、深みにはまった人がどうしても抜けられない理由といえるでしょう。確率と長く対決したら、絶対に負けるんですけどね。

 これは麻雀の話ですけど、東京オリパラも、言ってみれば役満なんじゃないかな。新型コロナがなければハネ満程度だったのですが、逆風吹きすさぶこの状況では、無観客が役満で、奇跡的に観客を動員できるようになればダブル役満。たとえば大三元の四暗刻かな。ゲームではスーパーレアな低確率ですけど、IOCもJOCも日本政府も東京都知事も、これを狙って強引に手づくりを進めようとしている。

 政治に確率は関係ないという人もいるだろうけど、おっとどっこいで、世論がその役割を担っているのです。ダブル役満を狙って牌をめくり続ける為政者は、ここのところを無視しています。麻雀で上がれなければ流局になるだけですが、政治的な大イベントでもある東京オリパラはそうはいかない。やめればやめたで予算的には死屍累々で、世界的な評価下落と合わせて、日本経済に深刻なダメージを残すんじゃないかな。かといって上がる、つまり開催したところで、さらなる感染拡大を引き起こすリスクがあるほか、巨額の経費がかかります。参加国の問題もあるので、仮に縮小したカタチで開催されたところで、五輪としての魅力は激減するじゃないですか。

 だいたいね、そもそも誰のための東京オリパラなのか。あなたでも、ボクのためでもありません。麻雀でいえば、手役を作っている奴と関係者だけが大きな点数をゲットできる。そのためにボクたちが犠牲やリスクを負うなんてアホらしいことを、ホントにやるんですか、小池さん。


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2021年5月28日 (金)

宣言下の家計簿


 緊急事態宣言のおかげで、お金を遣う機会が激減しました。日常生活における最低限の固定費が明らかになったのも、メリットといえばそうかもしれない。

 もともと小銭=硬貨を持つのが大嫌いで、あちこちでSuicaのお世話になってきたのですが、いちいちチャージするのも面倒になり、思い切ってクレジットカードに変更。スーパーでの支払いを少額でもすべてカード払いにしたので、生活費の全貌が見えるようになってきました。それによれば、1回の買い物は1人暮らしのせいか1000円〜2000円程度。週に4回ほどスーパーに行くので、平均で8000円くらい。1か月で換算すれば食費関連で3〜4万円程度になります。以前は1日2000円として1か月に6万円以上は必要だろうと思っていたのですが、そうでもないんですよね。ガス代が2か月に1回の請求ということで分かるように、面倒くさい調理はほとんどしないので、価格が比較的高いパック入りの総菜系が少なくないのですが、それでも月に4万円あれば済むらしい。もちろんアイスクリームやチョコやアラレなどの菓子も含まれております。

 ちなみに電気代も、エアコンを使わない今の季節なら月に5000円。上下水道とガス代は合計でおよそ5000円。つまりですね、住居費や健康保険料、税金などの社会的な負担を除けば、ボクは月に5万円程度で生きていける人間らしい。煙草は随分前にやめたし、酒も自宅で飲まないですから。

 だったらもっと貯金があってもいいはずですが、こんな家計は緊急事態宣言下の例外的な生活だから成立するんですよね。以前は夜の酒食だけでなく昼飯も外が普通だったので、いったいどれだけお金を費やしたのか見当もつきません。この感想はボクだけではないはずです。

 ただね、つまらん。お金を遣わない生活なんて、ちっとも楽しくないんだよな。ちょっとばかり小銭を貯めたところで、FIREできるわけでもないじゃないですか。だからさ、お願いだから緊急事態宣言の延長はやめて欲しいなぁ。マスクもきっちり着けるし、適度に離れて静かにすると約束するので、ライブハウスと居酒屋くらい許してください。このままでは身体は元気でも心と魂が腐ってしまうよ。


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2021年5月27日 (木)

One for all, All for one


 日本でもようやく新型コロナのワクチン接種が普及しつつあります。医学的な検証も進んでおり、危惧されていた変異種にも高い効果があるらしい。このため都知事は「ゲームチェンジャー」とカタカナで呼んでいますが、確かに感染予防のフェイズは格段に変わってきます。これまでは3密の回避やらマスクの常用なんていう受動的なレベルでしたが、ワクチンは能動的かつ根本的な対抗策ですからね。

 副反応がいろいろ報告されているため、先行したアメリカでもワクチンは打たない、あるいは2回目を避ける人が少なからずいるようです。けれども、集団免疫という観点では問題があるんじゃないかな。全員ではないにしても、ある程度の多数が接種しなければ、いつまでもウイルスを残存させることになり、そのうちに強力な変異種を生み出してしまう可能性もあるはずです。蟻の一穴なんていう言葉があるように、せっかく構築したダムの壁が一気に崩落しかねません。

 もちろんワクチンを打つ打たないは個人の自由であり、マスク警察や自粛警察はボクだって大嫌いです。かといって、個人でやれることには限度があります。マスクを二重三重にしても、隙間からウイルスが侵入することを完全に防ぐことはできないですよね。こうした感染症に対する公衆衛生や防疫は統計学的な問題でもあるので、今でもそうですが、個人の行動や商業活動を束縛することも必要になってきます。ただし、ボクたちは全体主義国家に生きているわけではないので、確固たるエビデンスに基づく科学的な説明が伴わなきゃいけない。

 そのための努力が、どうにもこの国では欠けているような気がします。飲食店の規制にしても、確かに初期の頃は居酒屋などでクラスターが発生しましたが、だからこそアクリル板などによる感染予防を奨励してきたわけですよね。にもかかわらず、もう酒は一切提供するな、8時までに閉店しろと強制する根拠はいったいどこにあるんだろうか。デパートだって同じで、高級ブランド品の売場で3密なんか起き得ないですよね。むしろ毎朝の混雑した通勤電車のほうがハイリスクじゃないか。

 こうした曖昧さや非科学性が、今もって新型コロナをインフルエンザと同じように認識する温床になっているんだよな。ボクも初期の頃はそのように考えていましたが、YouTubeで医療従事者による現場報告を聞いてガラリと変わりました。たった1日で病態が重篤化して死亡するなんてことはインフルエンザではあり得ない。血栓が脳も含めた身体のあるゆる部位で発生するほか、最近では深刻な後遺症も残ることが明らかにされています。

 こんなにも恐ろしい感染症に、個人で対抗するのは無理です。集団的な防疫と医療体制の充実が不可欠であり、それを推進するのは政治家にほかなりません。平時には忘れていたガバナンスの重要性を改めて認識させる非常&緊急事態にもかかわらず、この国の政権幹部は自粛や規制の科学的根拠をきちんと説明しない。それだけでなく、出口に関する希望すら語ったことがありません。ただただひたすらにステージ何たらと脅かすだけじゃないか。都知事が保健所のオバサンになってどうすんだよ。これでは路上飲みなどが減少するはずがない。

 長くなりましたが、ワクチンも同じで、おそらくきっと痛いんじゃないかな。高熱を発することもあるようだけど、それでもできる限り接種したほうがいい。自分のためだけではなく、他者への感染を防ぐことができるからです。One for All, All for Oneというラグビーの合言葉があります。1人はみんなのために、みんなは1人のために。この意識を持たなければ、凶悪なウイルスを完全に克服するのは不可能じゃないかな。


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2021年5月26日 (水)

渡航中止勧告

 

 昨日のブログで最後に触れたように、やはり世界は日本に失望しているんだよな。だからこそアメリカも、東京オリパラまで2か月を切った時期にもかかわらず、日本への渡航中止勧告を出したわけです。

 緊急事態宣言を何度も出しているクセに、ワクチン接種はようやく今ごろになって大慌て。そんな危ない国にアメリカ人を行かせられるかと判断されても仕方ないじゃないですか。だからといってボクたちに責任があるはずもなく、政治家たちが揃ってマヌケでポンコツであることが、すっかり見透かされているんですよね。イギリスの知人から「そんなことでどうして政治家を続けられるの?」と訊いてきたので、以前と同じく「知るか」と応えるほかありませんでした。

 本日は締め切りが1件と大切な約束があるのでこのヘンにしておきますが、海外に知人がいるなら、日本の評判はそこかしこでガラガラと崩れていることを聞かされているはずです。1945年の敗戦以来、営々と築き上げてきた名声もこのあたりでチャラ。若い人には大変に気の毒ですが、これからは海外で肩身の狭い思いをするかもしれない。それはそれで自分を鍛える試練にはなるけど、取りあえず日本に対する世界の評価を客観的に把握する習慣をつけておいたほうがいい。さもなきゃ、あの内弁慶の連中と同じになってしまいますからね。

 

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2021年5月25日 (火)

学力より人間力

 

 中途半端な学力よりも、人間力を鍛えるべきではないかと以前から考えてきました。厳密には「より」という比較は不適切であり、学力も人間力も同列に置くべきですが、学校教育は机上の勉強にあまりにも偏っているので、それを指摘する意味で敢えて非対称に表現してみました。

 たとえば10人のグループで洞窟を探検していたら、天井が突然に崩れてきたとします。狭い空間に閉じ込められ、スマホはアウトで救援が来るかどうかも分からない。こんな時に学校の勉強が役に立つかといえば、立たないはずがない。さもなきゃ勉強してきた意味がありません。ただし、そのためには何よりも「人間力」が必要となります。絶望的な気持ちを奮い立たせなければ、どんなこともできるはずがない。そうした心の奥底にかかわるパワーが「人間力」だと思うのであります。

 落盤の原因をそれぞれの知識で考え、知恵を絞って有効な脱出方法が見つかったら、みんなで力を合わせてやってみる。岩を動かすのにテコの理屈もありだろうし、歌がうまい奴は元気になる歌を、冗談が好きな奴はジョークで笑わせるとかね。それらの原動力となるのは、「人間力」にほかならないと思うのです。昔はこれを養う騎馬戦などの機会が少なからずあったのですが、現代の偏差値社会では試験の成績が何よりも重視されますからね。

 それで育ってきた賢い人たちは「そもそも洞窟なんて危ないところを探検するなんてバカだよな」と冷笑するだろうね。だったら新型コロナはどうですか。天から降ってきたような突発的災害という意味では同じですよね。しかも世界でトップの病床数にもかかわらず、「さざ波」程度の感染者数で医療崩壊寸前ですぜ。この原因を誰も深掘りせず、解決しようともしない。その一方で、日本医師会会長は緊急事態宣言のさなかに政治資金パーティだもんね。

 ボクにはすべて「人間力」の欠乏がもたらした結果としか思えないのです。高学歴でも口先だけの政治家なんてもう結構。屁理屈や解釈や批評や評論はとっくに腹一杯ですから、率先して行動を起こせよ。ボクなんかより世界が日本に失望していると思うぞ。

 

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2021年5月24日 (月)

ノンオイル・フライパン

 

 こういう使い方が正しいのかどうか確認はしていませんが、ノンオイルでも焦げ付かないフライパンを入手しました。底には英文で「チタニウム・コーティング」と記されているので、そのような表面処理がなされているんでしょうね。

 某ホームセンターで見て即座に購入。最初の頃は食用油を少しだけひいて卵焼きなどを調理していたのですが、一昨日は試しにということでノンオイルにチャレンジ。失敗したら洗剤で洗えばいいやと覚悟していたら、まるで、全然、まったくこびりつかないんですよね。卵焼き程度なら、フライパンをちょっと揺するだけでフワリと剥がれてくれます。もちろん洗うのも超簡単で、洗剤も不要なくらいです。

 調子に乗って、昨日はホルモン焼きの「こてっちゃん」にトライ。調理後の見た目はさすがにコテコテになったものの、ささっと洗い流すことができました、こういうフライパンを望んでいたんだよな。オイルは基本的に不要ですから、健康にも良いではありませんか。全国の独身者の皆様に強くオススメいたします。て、ここは実演販売のサイトかよ。

 コロナの話題も飽きてきたので、テーマを軽くチェンジアップしてみたのですが、マジでつまらん。不要不急の外出は自粛で、飲食店は全面禁酒&午後8時まで。都知事は酒や音楽、それに踊りや映画演劇は大嫌いなのでしょうか。優しさが微塵も感じられない冷淡なスピーチや態度に加えて、「ゲームチェンジャー」なんて横文字をやたらに使うのも不快です。もうちょっとクリエイティブで都民フレンドリーなガバナンスを発揮して欲しいんだけどなぁ。

 

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2021年5月21日 (金)

大切なものは……

 

 日曜日の昼間にテレビドラマを見ていて、リリリという小さな警報音が絶えないことに気づきました。最初は何かの効果音かと思っていましたが、試しにテレビのスイッチを切っても聞こえてきます。何だろうとドアを開けて廊下に出てみたら、耳をつんざくような火災警報ではありませんか。

 昨年に移転して1年ほどの住まいですが、防音性能は比較的高いらしい。そんなことに感心している場合ではなく、本当に火災であれば逃げるべきです。マンションというのは、面白いことに隣室の住人すらよく知りません。ましてや100世帯以上が住む集合住宅なので、見知らぬ人が廊下をウロウロという異次元の状態になるわけですね。

 そのうちに誰かが管理人室に行ったらしく、警報音は止まりました。だからといって、その原因まで解消されたかどうか分かりません。住人が留守中でブスブスと火種が残っているかもしれないですよね。これまでそんなケースは一度もなく、住み慣れていない誰かが誤ってボタンを押してしまい、止め方が分からなかったというのが実際ですけど、もしもという緊急事態があり得ないわけではありません。

 そこで室内に戻ると、火災に限らず水難や地震などに備えて、大切なものをまとめておこうと考えたのです。非常用の持ち出しですから、絶対的に必要不可欠なものに限定されます。そこで厳選していくと、A4サイズの薄いバッグと、それと同サイズのMacBookエアー1台に集約されました。予め緊急用食糧を入れたバックバックにこの2つを放り込んだら避難準備は完了です。

 これで取りあえず安心とは思ったものの、あまりにも持ち物が少なくて、これがオイラの一生だったのかといささかがっかりしました。大切なデータはすべてノートパソコンに保存されているとはいうものの、何だかなぁですよね。かつて文豪・永井荷風は自分の貴重品を風呂敷で包み、浅草の踊り子の楽屋をロートレックのように泊まり歩いたといわれます。

 その中には家の権利証などもあったらしいですけど、現代では完全にデータ化されているので、持ち歩いてもあまり意味がありません。けれども、そんな万全とも思える準備をして、若い娘たちの艶やかな脂粉の匂いの中で老後を過ごすのは、まったくもって羨ましい。そんなジジーとして晩年を過ごしたいなぁと、深く嘆息したのであります。

 

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2021年5月20日 (木)

やせ我慢

 

 今もってエスカレーターをドカドカと昇り降りする迷惑な連中がいるんだから、新型コロナのワクチンともなれば、われ先に群がるのはもちろん、小狡いことをする奴らも湧き出てくるに違いないと予想していました。案の定というべきか、自分は保健所を管理しているので医療従事者だと言い張る町長や、接種予約をゴリ押しするドラッグストア会長夫妻の挙動が報道されております。

 ボクだって新型コロナに苦しみたくはないし、ましてや死にたくもありません。けれどもねぇ、尊厳というほどではないにしても、カッコ良くありたいんだよな。これはボクの持論ですけど、カッコ良いというのは姿カタチのことでは決してなく、心のありようを言うのだと思っています。高級品で着飾るのも結構ですが、精神が貧弱で利己的では、むしろみっともなくて仕方がない。「ぼろは着てても心は錦」(『いっぽんどっこの唄』星野哲朗・作詞)なのであります。

 近ごろは渡米してワクチンを接種する3泊4日約30万円のツアーもあるらしい。何事も個人の自由ですから、それを批判する気は毛頭ありませんが、テレビで顔出しするのは、とてもじゃないけどボクにはできない。

 敗戦直後の日本で、GHQを相手に1歩も退かなかったといわれる白洲次郎の口癖は「プリンシプル」だったそうです。これを単純にマネするのもそれこそカッコ悪いので、ボクはもっと卑近な「やせ我慢」をモットーとしております。ダンディやエレガントとも根底で共通する精神性ではないかと思うんだけどな。

 

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2021年5月19日 (水)

鏡の向こうに


 毎朝、歯を磨いてから顔を洗うのを習慣にしています。順番は逆としても、たいていの人が同じことをしていますよね。この時にボクはほとんど顔を見ません。ヒゲそりも同様で、仕上がりは指先の肌触りだけで確認します。理由は簡単で、自分の顔が好きではない、というより大嫌いだからです。もうちょっと目鼻立ちの整ったイケメンなら洗面所の滞在時間も長くなるはずですが、およそクローズアップで対面したい顔じゃないもんね。

 顔を取り換えるわけにはいかないので、長く付き合ってきましたが、たまに瞬間的に一瞥する鏡の向こうに、どこかで見たような既視感を覚えるようになったのです。いったい何だろうこの気味悪い感覚は、と怪訝に思ってきたのですが、ある時に珍しくマジマジと鏡を見てハッと気づきました。何とオヤジ、つまり父親にソックリだったのです。ボクが23歳の時に事故で死んだので、すっかり忘れていたのですが、遺伝子はきっちり機能していたらしい。

 若い頃はそうでもなかったのに、中高年になってから容貌が似てくるなんてことがあるのでしょうか。鏡をじっと見つめると、かつての父親がそこにいるように感じることもあるんだよな。おかげでますます鏡が嫌いになりましたが、こんなボクにも父親はいたんですよね。言葉では何とも説明しがたいのですが、まんざら根無し草でもないらしい。こういうものなのでしょうか、親子というのは。


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2021年5月18日 (火)

マスクもう一箱?

 

 国内のマスク生産がスローダウンしているようです(テレ東BIZ)。昨年の新型コロナ第1波の頃は、店頭に並んでも購入できない超品薄の貴重品でした。中国からの輸入品がほとんどだったので、爆発的な需要増に追いつかなかったのですが、しばらくすると国内の生産体制が次々に整備。シャープのマスクも話題になりましたよね。そして今では50枚入りの箱がいたるところで山積み状態。これでは在庫負担になるので、メーカーが減産あるいは生産停止するのは妥当な経営判断です。

 さらに、ワクチンの接種もいよいよ高齢者から始まりました。ワクチン普及率の高いアメリカでは、接種者は屋内でもマスク不要という指針が出ているので、うまくすれば日本でも今年末か来年早々に解放されるかもしれません。

 ちなみに、ボクの備蓄マスクは50枚入りの不織布が4箱ほど。仕事はテレワーク+オンラインミーティングがほとんどなので、マスクの消費量は圧倒的に少ないと思います。200枚もあれば今年一杯は保ちそうですけど、いやいやインド変異株という強敵をナメたらあかんぜよという声も聞こえてきます。

 昨年みたいな欠乏状態に陥るとトラウマまたはPTSDがぶり返すので、今のうちに補充したほうがいいかなと考えているのですが、その一方で終息したらどうすんだよとも思うわけですね。大した金額じゃないんだから、保険として一箱くらい追加しても問題はないのですが、ボクは残念ながら無駄とゴミと行列が大嫌いなミニマル中高年なんだよな。トイレットペーパーや洗剤といった必需品ならともかく、花粉症でもないんだから,平時のマスクなんて邪魔の極致です。むしろ憎むべきパンデミックの象徴といっても過言ではありません。

 でもなぁ、まだまだマスクは必要な気もします。さて、どうしようか。ドラッグストアが併設されている近所のスーパーに行くたびに、もう一箱だけ念のために買っておいたほうがいいかなぁと悩みながらも通り過ぎてしまう。うーむ、日本のコロナ禍はこれからどうなるのでしょうか。

 

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2021年5月17日 (月)

「さざ波」で医療崩壊??


 もうこんな話題から離れたいのですが、次から次へと問題発言が出てくるからイヤになるよね。内閣参与の某氏による「さざ波」も盛大に炎上したようです。厚生労働省の医系技官だった某女史の表現を引用したとしていますが、そんな「さざ波」程度の感染者数で日本の医療は逼迫どころか、大阪では崩壊しつつあります。入院できず自宅で亡くなる人もいるというのに、東京オリパラ中止論を「笑笑」なんて茶化すような神経がボクにはどうにも理解できません。元官僚らしい悪しき上から目線であって、発想が根本的に違う。

 あまりにも不愉快なので、これ以上続ける気がしません。昨年の第1波から1年以上も経過しているのに、医療体制がこれほど貧弱な原因も、そうしたメンタリティにあるんじゃないかな。

 YouTubeで国会中継を一度でもいいから視聴してください。首相をはじめとする内閣の連中の答弁は国民をナメ切っているとしか思えません。同じセリフを何度も繰り返して逃げ回る様子などがアップされているので、強くオススメします。秋には解散総選挙とか都議選などという噂が出ているので、こういう連中はすべて落としたほうがいい。以前にも書きましたが、これほど無為無能無策な三密ならぬ“三無”内閣はかつて見たことがありません。それで東京オリパラなんだから誰だって呆れますよ。もしもそんなに開催したいなら、内閣は総辞職して責任を取ってからリスタートすべきじゃないかな。


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2021年5月14日 (金)

個性と人権


 昨日の「自分らしく」の続きみたいになりますが、「個性」というのも学校や先生が大好きなワードですよね。いわく「個性を伸ばす教育」などなど。その割にはイジメや差別を先生が見て見ぬフリをするせいか、個性的な子供たちの自殺が絶えません。いったいどうなってんだよ、って思いませんか。

 二言目には個性というくせに、右へならえの同調圧力が強すぎるんだよな。かといって先生に逆らえば、内申書で脅迫まがいとかね。教育能力が貧弱な先生ほど、立場や権威を背景にした理不尽な恫喝や体罰を加えたりするわけです。

 いつものように余談になってしまいましたが、そもそも個性というのは勝手に伸びていくものであって、先生の指導や親に言われて伸びるのであれば、そんなものを個性と呼んではいけない。あくまでも本人以外の他人が期待する能力ですから、成長すると途端にイヤでイヤで仕方なくなったりする。スポーツなどで超英才教育を受けたりすると、そうなることがままありますよね。

 子供に何よりも必要なのは、個性を自ら伸ばしていける環境だと思います。それは施設や学則やカリキュラムなんかではなく、成長期の子供の人権を尊重し、何が起きても守ってやるという確固たる愛情にほかならないですよね。ところが現実は大きな勘違いがあるんだよな。

 弁論大会やスポーツ競技で好成績を取ることだけが、個性尊重の結果とは思えません。いかなる子供もイキイキ伸び伸びと過ごせる学校環境によって、ようやく多彩な個性が華開くんじゃないかな。そのためには、やっぱり人権尊重なんですよ。言葉では異論なく同感されても、決してそうはなっていない現実に大きな問題が潜んでいるんですけどね。

 

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2021年5月13日 (木)

自分らしく??

 

 後期高齢者が増加してきたせいか、『死ぬ瞬間の5つの後悔』や『死ぬ時に後悔すること25』なんていう本が話題になっているようです。遺言やら遺産相続などに関する「終活本」も少なくないんですけどね。

 すいません、ボクはこういう流行本やトレンド本が大っ嫌いでありまして、わざわざ自腹を切って読むつもりはまったくありません。同じ理由でサルトルもマルクスも、毛沢東語録や村上春樹も書店で横目にするだけでした。思想だって紛れもないファッションですから、みんなと同じ服を着たくないという気持ちが強かったのかな。

 それはともかく、こういうトレンド本を抜粋して紹介するYouTubeの番組があるので、アウトサイダーのボクもついつい見てしまうわけです。予想通りというべきか、「仕事ばかりしなければよかった」とか、「友だちと連絡を絶やさなければ良かった」なんて、しょーもないことを死ぬ時に後悔するらしい。できなかったからしなかっただけで、できたらやっていたはずのことばっかり。それを死ぬ間際に悔やむことにどれほどの意味や価値があるのでしょうか。自分の人生は我慢と苦しみばかりだった、なんて憐憫しながら死にたいですかねぇ。

 そして、最も不快なのが「自分がやりたいことをやっておけばよかった」あるいは「自分に正直に生きればよかった」または「自分らしく生きたかった」というバリエーションです。「自分らしく」というワードは大昔から定期的に流行してきましたが、いったい何をどうすれば「自分らしい」というのかなぁ。

 このブログで以前に書いたように、「自分」なんてものはある種の思い込み、いや虚構に近い妄想であって、他人から見たら石ころに等しいとボクは考えてきました。その石ころが仮に5センチでも東に動けば、それが他者によって理解される自分であり人生なのであって、石ころがじっとして動かなければ「自分」なんて誰も知覚できないのです。

 ということは、臨終の間際までにしたことのすべてが「自分らしく」生きたことにほかならないですよね。にもかかわらず「自分らしく」あるいは「自分に正直に」なんてことを悔やむのは、ちょっと強欲じゃないかな。たとえば「ビル・ゲイツみたいな大富豪になって、自分らしくカネをバラマキたかった」と遺言したら、死後もアホバカ扱いされるだけですよ。そんな誇大な妄想と共に終末期を迎えるのも悪くはなさそうですけどね。

 そんなことより、バゲットリストを作ったほうがいい。これは日米で映画になりましたが、「死ぬまでにやりたいこと」のリストです。バゲットとはバケツの意味。首を吊って自殺する人が踏み台にしていたことが語源です。アメリカ映画ではスカイダイビングやらレーシングカーを運転したりしましたが、これはあくまでも映像的な面白さ狙いであって、余命を告知された老人がそんなことをしたいと思うかなぁ。

 だったら元気なうちにバゲットリストを作ればいい。それに従って生きれば、死ぬ時に後悔しないはずです。では、どれだけの数を書き出せるだろうか。そこに「自分らしさ」があるはずなのに、通り一遍のありきたりのことしか思いつかないはずです。

 ほらね、それこそが「自分らしさ」という言葉にウソがあるって証拠なんですよ。無理して「自分らしく」生きることが、自分らしいはずがない。もっと楽に生きて、ふうっと死ぬことをどうして推奨しないんだろうか。福助はそのように生きて、そのように死にました。犬ですけどね。

 

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2021年5月12日 (水)

英仏美女論

 

 これでも大昔はアテネ・フランスで仏語を勉強していたことがあります。大学で第2外国語だったというのが公式な理由ですが、何のことはない、綺麗な女子と知り合いになれるのではないかという下心が95%で、向学心は残り5%もなかったんじゃないかな。

 そんな薄汚い劣情を裏切ることなく、クラスには長い黒髪のスレンダーな美女がいたんですよね。しかもファッションは上から下までオールブラック。顔立ちだけでなく、シルエットもビシっと決めておりました。始末の悪いことに、いつも遅刻気味だったので、クラスの男子全員がハート型の瞳ですよ。チャンスが到来したらボクも話しかけてやろうと待ち構えていたのですが、3回ほど来たかと思ったら、2度と出席することはありませんでした。何かあったんですかねぇ。ボクを含めて全員が、しばらくは放心状態だったんじゃないかな。 

 どうしてこんなことを紹介したかといえば、ある経営コンサルタントの海外取材に同行した時、ボクに気を許したのか、突然こんなことを言いだしたからです。「フランスに行く女性は美人が多いけど、イギリスを選ぶ子は●×だよね」。容姿の評価は何かと問題になる御時世なので、敢えて●×としましたが、要するに美人ではないってことです。

 20年ほど前のことで、ボクはまだまだ海外渡航経験が少ないことから、えっ、そんなものかなぁといささか懐疑的でしたが、後にまぁまぁそういう傾向はなくもないと肯定するようになりました。イギリスはどこか理屈っぽくて硬質な雰囲気があり、冬なんかは重量級の雲が空を覆ってどよーんと暗い。食事もあまり魅力的とはいえません。朝食とアフタヌーンティーが精一杯じゃないかな。ボクは無類の麺好きですけど、イギリスでアルデンテのスパゲティに出会ったことがないもんね。現在は知りませんが。

 一方、フランスは農業大国であり、ワインやシャンパンはもちろん、美食も事欠きません。見渡す限りのブドウ畑の中で、バターを塗っただけのフランスパンに生ハムを挟んで食べたことがありますが、あれは旨かったなぁ。

 そんなイギリスとフランス、女性がどちらを好むかで美醜を決めるのは男の傲慢としか言えませんが、いけないとは知りつつも「分かるなぁ」って思いませんか。美女はフランスに恋をする、と言い換えてもいい。

 けれども、英国国営放送のBBCが制作したミステリー番組を見るようになって、印象がガラリと変わりました。『名探偵ポワロ』や、いずれ詳しく紹介しますが『ミス・マープル』には、息を呑むほど知的な風貌の美女が脇役や犯人として登場するんですよね。真っ白な肌に、波のように麗しくうねるブロンドの髪。美女のレベルはヘタするとフランスより高いかも知れません。

 だからどうよってことですけど、新型コロナと政府の無為無策に触れたくなければ、こんなことでも書くしかありません。スギ薬局会長夫妻によるワクチン予約のゴリ押しとか、日本人の質は明らかに劣化してきました。何か世界に自慢できることがあれば、ぜひ教えてほしいものです。

 

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2021年5月11日 (火)

「衰退途上国」

 

 誰が言い出したか知りませんが、日本は「衰退途上国」らしい。意味はまことに簡単で、発展途上国の逆さまということです。

 少子高齢化もさることながら、株価がいまだに30年前の水準に戻っていない国なんて世界でも日本くらいじゃないかな。当時は空前のバブル経済としても、アメリカは過去40年で30倍ですぜ。尋常ではない停滞ぶりです。にもかかわらず、政治家も国民もあまり驚いていないように見えます。ボクにはそれが不思議でなりません。もっと慌てふためいてもいいんだけどな。

 経済の低迷をこれほど長く続ければ、せっかく蓄積した様々な資産が失われていくのも不思議ではありません。このため日本銀行の黒田総裁は7年ほど前から2%のインフレを目標に設定。金利をゼロからマイナスにするだけでなく、「異次元」の金融緩和として紙幣をジャブジャブ印刷。株式市場にぶち込んできました。本来は審判であるはずの日銀がプレイヤーとして日経平均を買い支えたおかげで、株価だけは大活況。この「アベノミクス」のおかげで金持ちはますます豊かになりましたが、生憎なことに新型コロナ禍が到来。閉店や倒産、解雇などで路頭に迷う人が続出するなど、資産や所得格差がかつてなく拡大するという悲惨な状態に突入しています。

 それでも景気が良くなれば別ですが、日銀では昨年に白旗を掲げており、今年4月の金融政策決定会合で2023年度の物価上昇率の見通しを目標の2%の半分、1%としています。7年がかりでも物価は思うように上がらず、つまり給与も上がっていない。それだけじゃありません。日本の借金は国と地方を合わせて約1100兆円にも達しています。GDPは世界第3位なのに、この借金総額はベネズエラを抜いて世界第1位だもんね。

 近ごろ流行になっているMMT(現代貨幣理論)によれば、紙幣を発行できるのは中央銀行だけですから、どれだけ刷っても借金取りに追われることはなく、破綻もあり得ないそうです。すいません、ロクに勉強せず内容を想像しただけなのでちょっと違うかもしれません。国家が破綻しないまでも、こんな状態では紙幣の価値がいずれ激減することは間違いないですよね。適度なインフレをたちまち超えて、爆発的なハイパーインフレになる可能性を秘めているのではないでしょうか。

 これを回避する必殺技は、通貨の切り下げ、つまりデノミネーションです。日本では敗戦直後の1946年に預金封鎖と同時に新円への切り換えが実施されました。それを断行したのが大蔵大臣の渋沢敬三です。彼はご存じ、渋沢栄一の孫。2024年に予定されている新札の顔やNHKの大河ドラマ『天を衝け』の主人公が渋沢栄一であることから、秘かに同じことが画策されているのではないかとも噂されています。

 普通なら「この現代にまさか」と笑い飛ばすところですが、このところの政治の劣化ぶりを見るにつけ、奴らならやりかねないとボクは怖れています。国民の生命・安全を本気で心配しているとはとても思えませんからね。衰退途上国は致し方ないとしても、社会的&経済的に殺されるのだけは真っ平ゴメンです。次の選挙で自民党に投票するのは、大変に危険な選択になるかもしれませんよ。

 

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2021年5月10日 (月)

つまらん

 

 大昔に出版社を辞めた時、知人から様子を聞かれて「サンデー毎日だよ」と答えたことがあります。すると彼は「すごいじゃないか」と、やたら感心するではありませんか。

 ボクがモノカキ系の分野に進んだことを知っていた彼は、正真正銘の『サンデー毎日』に入社したと思い込んだらしい。それで「いやいや、失業中で毎日が日曜みたいにヒマだからサンデー毎日と言っただけで、あの週刊誌とはまったく関係ないから」と注釈しなければなりませんでした。

 というわけで、毎日が日曜日の気分で数か月を過ごしたことがありますが、たちまち体重が10㎏も増加しました。毎日ビールを飲んでりゃ当然ですけどね。

 そして今ではボクのほうではなく、世間様のほうが“サンデー毎日”になりつつあります。テレワークで通勤なしの在宅業務であれば、カタチ的には日曜日みたいなものじゃないですか。銀座なども緊急事態宣言による休業のおかげで菅さん、じゃなくて閑散としており、こちらは正月元日のような雰囲気です。いわば繁華街の日曜日ってことですな。

 仕事中やオンラインミーティングは別ですが、気分はポッカリ真空というかポヨヨーンという緊張感のない虚無状態。テレビも見飽きたしね。かといって行くところもない。コロナ鬱とでもいうのかな、こんな奇妙な感覚は生まれて初めてといっていい。とにかく、つまらん。つまらなくて仕方がない。1か月寝ていられる睡眠薬があったら、直ちにボクは服用します。

 だーからね、お願いだから、まともな感染対策を実施してくださいよ。医学的にはワクチンが最も有効ですから、この接種を一刻も早く拡大・促進する。疫学的には感染経路の遮断が決定的な方法になるはずです。だったら無料のPCR検査を義務化するなどして、危険な兆候が出ている地域やクラスターを先回りして徹底的に潰す、とかね。そのかわりに非感染者は遠慮なく活発な経済活動を続けていただく。それ以外に社会を存続させる方法はあるのでしょうか。

 にもかかわらず、中途半端で広域な緊急事態宣言を繰り返し、ヘビのナマ殺しのように飲食店に時短や休業を強制する。それが効果的というエビデンスはいったいどこにあるのかな。あったら見せて欲しいものです。分科会の資料にもまともな実証データはなかったらしい。

 政治家も自治体の首長も、二言目には「経済を止めるわけにはいかない」と言うけれど、要するに自分が腹を切る覚悟がないだけですよ。行くところがないというのもつまらん理由ですが、奴らの無為無策につきあわなきゃいけないというのも、ひどくつまらない。

 さすがに日本を捨てるわけにはいきませんが、アメリカでは7月にブロードウェイを復活すると宣言しました。イギリスでは海外渡航がいよいよ条件付きで解禁されるようです。それに比べて何やってんだよ、この国は。と、ある投資系YouTuberも怒り心頭の様子でした。

 

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2021年5月 7日 (金)

FX?!?!

 

 FXってご存じでしょうか。ニワカに株投資の勉強を始めたことは以前にお知らせしましたが、この世界には債券や金や銀などのコモディティに加えて、為替もあるんですよね。たとえばドルと円を両替する際の価格レートを対象として、どちらが上がるか下がるかに賭ける丁半博打のような投資手法をFXというらしい。

 らしい、というだけに、そもそも基礎からしてなーんにも分かっていないのですが、レバレッジを効かせて手持ちの何倍もの金額を投資できるために、死屍累々という話は聞いたことがあります。であるなら余計に、怖い物見たさの好奇心がわき起こるではありませんか。そこで、例によってYouTubeでFXのタイトルが付く番組を片っ端から視聴しました。結論を先に言わせていただければ、何が何だかさっぱり分からない。

 しょせんは丁半博打じゃないかと思っていたボクが赤坂、じゃなくて浅草、いや浅はかでした。株投資では、企業を財務諸表などで判断するファンダメンタルズと、株価チャートの動きを読むテクニカルという2種類の分析手法がありますが、FXはアタマから尻尾まで、つまり徹頭徹尾がテクニカル分析なんですよね。もちろん為替ですから世界経済や貿易、国力なども考慮されますが、少なくともYouTubeの番組はテクニカル分析が圧倒的な多数派でした。高等数学あるいはオカルトとも思えるような、チャートの理屈やセオリーばっかり。文系のボクには5分と耐えることができませんでした。

 FXについて1200字で書けという仕事がくれば別ですが、修羅場の入口段階で門前払いを喰らったようなものです。若いサラリーマンが勝負を挑んで大失敗。親からの借金も含めた全財産と奥さんを失ったなんていうエピソードも投資系YouTubeでは紹介されていますが、いったいどうすればそんな悲劇になるのかを知りたいくらいです。

 ああ、そして、しかし、ですよ。これは株投資も同じですが、最後には「先のことは誰も予測できないので、くれぐれも投資は自己責任でお願いします」だもんね。だったら、それまでの高尚な罫線理論はいったい何だよ。

 数学や物理学は物事の動きを確実に、いや量子力学もあるので「ほぼ」確実に予測できます。当初はアインシュタインも否定したけど、量子論では確率という範囲内で神様はサイコロを振りますからね。いずれにしても、数学や物理学そして化学があったからこそ人類は月に到達することができました。これって未来を事前に予測したことになるじゃないですか。

 ところが、テクニカル分析もFXにおけるチャート解釈にしても、結局は「先のことは予測できない」という。そんなもんは理論のフリをした文系が得意とする解釈論じゃねぇかとがっかりしてしまったのであります。

 そんなわけで、投資の勉強はボクにまったく向いていないと確信を持つに至りました。どうにもロマンが感じられないのです。インデックス投資だけはさすがにノーベル経済学賞に値すると感心しましたが、それですら指標に従うだけで、株価の上がり下がりまでは予測できません。ケインズは大金持ちになったらしいけどね。

 この世のどこにも未来が分かる水晶玉はなく、人生に絶対はあり得ません。だからこそ数学と物理学だけはきっちり勉強したほうがいい。優れた指導力を備えた政治家は、ナントカ塾や法律家ではなく、そこからしか生まれてこないような気がするんだよな。

 

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2021年5月 6日 (木)

ガバナンス崩壊

 

 いやはや、皆さんアッパレなほど政府や自治体の言うことを聞かないですよね。いくら首相がモゴモゴと発出しようが、都知事が押しつけがましい口調で注意したところで、緊急事態宣言なんてただの掛け声に過ぎません。国民が自主的にそれに従わなければ意味も効果もあるはずがない。

 そのためには、何よりも政府への信頼感が不可欠なのに、そんな雰囲気はまるでありません。イギリス型やインド型といった変異ウイルスの恐怖をいくら煽っても、せっかくの長期連休なのにステイホームなんてもう飽き飽きですから、どんどん勝手に観光地などに遊びに行く。弱い立場の飲食店を時短や休業要請でイジメるのは簡単でも、こうした国民の行動を抑制するのはもう無理ということをちゃんと認識しているのでしょうか。

 羞恥、じゃなかった衆知のように、ワクチン接種率はOECD37か国の中で最下位。大阪では医療が逼迫して自宅療養や入院待機中の患者を死なせているというのに、東京オリパラのために看護師と医師を緊急召集だってさ。いくら先のこととはいっても、これでは不信感が怒りや憤懣に大化けしてもおかしくありません。

 医療だけではなく、政治的ガバナンス=統治力も崩壊しつつあることにそろそろ気づいたほうがいいよ。こうなったら内閣は即刻、責任を取って総退陣というのもありじゃないかな。交代するといってもロクな人材がいるとは思えませんが、少なくとも国民の目先を変えることは可能です。

 憲法を変えたいほど本気で国家を憂慮しているのなら、直ちに辞任するのも誠意を貫く方法だと思うんですけどね。ボクはそれなりに生きて、それなりに政治を見続けてきたけど、これほど無為無策な政権は見たことがない。ナントカのひとつ覚えのように、3度目にもなる緊急事態宣言にどれほどの効力があるかは自明じゃないですか。いや、見たことがないというのはウソだな。原発事故でパニックに陥った民主党政権に匹敵するかもしれない。そういえば、当時の首相も読み方は違うけど同じ漢字の姓でした。名前に何か悪縁でもあるのでしょうか。

 まだ完全に処理できていない原発事故と新型コロナは、もはや人災化したといって過言ではありません。アメリカやヨーロッパのダメージは大きかったけど、対策の機動力は段違いで急速に復旧しつつあります。このままでは日本は沈んでしまうよ。

 

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