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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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ゲーム

2011年1月 7日 (金)

モノポリー

 正月はWiiのゲーム「モノポリー」に没頭していました。

 子供の頃にもボードゲームで遊んでいましたが、今度は手間のかからないコンピュータ版なので、Wiiのゲームソフトが近頃は種類が乏しいこともあって、久々にやってみようかと思ったわけです。

 それで分かったのは、これって実に残酷なゲームなんですね。資本主義の原点というかエッセンスを凝縮したものであることに気づいて、慄然としました。

 知っている人も多いはずですが、簡単に解説すると、サイコロの出目に従って、四角いボードのヘリに描かれたマスをグルグル回るスゴロクが基本です。

 このマスには土地や鉄道、電気などの会社があって、そこに止まれば購入することができます。逆に他人が所有する土地や会社の上で止まると、所定のレンタル料を支払わねばなりません。プレイヤーの収入源は、

1)1周して「GO」に停止・通過するたびにもらえる銀行からのサラリー

2)所有した土地のレンタル料

 しかないので、誰もが最初から土地を買い漁ることになります。

 さらに、同じ色の複数の土地を所有すると家が建てられるようになり、その数によってレンタル料も急増していきます。他のプレイヤーがここに止まると、現金が足りなければ所有地を抵当に入れて工面するか、それでも足りなければ破産となります。

 土地のトレードも可能なので、必ずしもサイコロによる運次第ではなく、駆け引きや先読みも必要になってくるところが世界的にヒットした理由でしょう。けれども、このゲームの本質は所有権の分散から特定地域の「独占」(ゲームの名称)であり、最後にたった1人がボードすべての土地と会社を占有・支配することで終了します。

 つまり、4人でスタートして3人が破産しない限り、ゲームは終わりません。2位も3位もなくて、ただ1人しか勝利者になれないのです。

 このことから、相手を陥れる戦略が必要になります。たとえば、他のプレイヤーが通り過ぎたばかりの場所に家を建ててもハマるまで時間がかかり、自分にもリスクがふりかかるので、その先に所有地域があるなら、他の土地を抵当に入れてでもカネを作り、家を複数、あるいはホテルを建てるわけです。

 ここに相手がハマればバンザイで、自分の抵当も外すことができます。

 何度もやって分かってきたのは、序盤から中盤は逆転のチャンスがあっても、2人が破産して2人が残った時点では1人が圧倒的に優位になっていることが少なくありません。というのも、破産した人の財産は、ハマッた場所を所有していたプレイヤーのものになるからです。誰が見てもコリャ駄目だという状態でいくら頑張っても、逆転は絶望的です。

 要するに、カネ持ちはますますカネ持ちとなり、様々な戦術を駆使できますが、カネがなければ抵当に入れて外してを繰り返す中で、どうあがいても次第に破産に近づいていくわけです。

 ほらね、残酷なゲームでしょ。

 おそらく誰かが書いているはずですが、このゲームは1929年の大恐慌の後に生まれました。そのせいか、当時の「裸の資本主義」が反映されているといって過言ではないでしょう。

 それに比べれば、現代の人気ゲーム「桃太郎電鉄」なんて、実にのどかなものです。何しろ不幸や災厄はプレイヤーが起こすわけではありませんからね。そんな「桃電」でも友人同士のケンカが起きるそうですが、「モノポリー」の場合はサイコロ以外のすべての要素が人間ですから、単純なケンカではなく、勝ち負けを超えて根深い恨みにもつながる危険はあると思います。

 ボクの場合は、人間2人対コンピュータによる2人との対戦を繰り返しました。コンピュータなんぞに負けるのは悔しいので、もう1人の人間と結託して、家を建てられる土地をトレードして融通し合うなど「談合」のやりまくりです。カネが足りなきゃ、法外なカネを付けて安い土地と交換するとか、場合によっては早々に破産を覚悟して資産を譲ってしまうとかね。

 同じことを人間同士でやったら、それこそ友人を失うかもしれません。けれども、現実の富豪たちも似たようなことをカゲでやっているかもしれない。「談合」だってありましたから。

 それでも最後に勝つためには、残った人間2人がお互いを蹴落とすことになります。土地をすべて所有して、ホテル(家を建て続けた最終段階)がズラリと並べばサイコロの出目という運が支配することになりますが、いずれにしてもどちらかが破産しないと終わらないのです。

 だからこそ面白いのですけど、ボクはゲームをやりながら、もしもプレイヤー全員が土地を買わなければどうなるだろう、と考えました。途中で税金の支払いや公共料金というマスはありますけど、それで破産するような額ではありません。

 ということは、1周すれば毎回サラリーをもらえるので、誰もカネ持ちにならないかわりに、誰も破産しません。少しずつ、何となくカネが増えていくことになるでしょう。

 これって土地の私有を禁じた共産主義、社会主義と似ていませんか。

 けれども、ゲームとしてはちっとも面白くないでしょう。ある共産主義国から亡命してきた人に「いくら働いても給料も待遇も変わらない。こんな社会であなたは満足できますか」と言われたことがあります。20年前なら共産主義か資本主義かという二者択一しかありませんでしたが、今ならソーシャルビジネスなどポスト資本主義の芽は生まれ始めています。

 要はカネという価値への過度な集中が、人間を不幸にする元凶なのかもしれません。しかし、それがなければ発展もできなかったでしょう。

 そんなことをあれこれと考えさせられるゲームではあります。

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