笠木恵司の主な著書

  • キャリア・チャレンジ2009-2010
  • 資格試験合格後の本
  • 学費免除・奨学金で行く大学・大学院進学・休学・留学ガイド
  • 価値ある資格厳選200
  • インターネットでMBA・修士号を取る
  • 腕時計雑学ノート
  • 「国際標準」ビジネス資格完全ガイドブック
  • 日本で学べるアメリカ大学遠隔学習プログラム
  • テレビ局完全就職マニュアル
  • 資格の達人
  • MBA入学ガイドブック
  • 学んで! 遊んで! 役に立つ! インターネットキャンパス
  • 日本で学べるアメリカ大学通信教育ガイド

お気に召したら、ポチっと↓

  • 笠木恵司のブログ

福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

  • 5djustice3f5d5575e032a1
    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

パソコン・インターネット

2019年9月10日 (火)

ワイヤレスの首輪

 

 恥ずかしながら、スマホを利用するようになって10か月ほど経ちます。それまではガラケーだったので、世界観が変わるほどの衝撃を受けました。最初は電話もできる超小型パソコンと考えていたのですが、これは実にまったく牧歌的な感想であり、人類史上で最も畏怖すべき機械ではないかと今は思っております。いずれジョージ・オーウェルの小説『1984』に出てくる「ビッグ・ブラザー」のような支配者に成長していくのではないでしょうか。それを「まさか!」と一笑する人のほうが認識不足であると断言します。

 ボクがそんなことに気づいた始まりは、グーグルのスプレッドシートでした。体重管理に便利なので、ほとんど毎日記録していたのですが、ある時に「オフラインで使用可」なる項目を見つけました。つまり、このアプリは基本的にクラウドで運用されていたのです。内蔵メモリを使わないで済むというメリットはありますが、このクラウドをボクはあまり信用していません。だってさ、それによって蓄積された情報を管理者は自由に見ることができるじゃないですか。 

 現実に数年前だったか、ハリウッド俳優などがクラウドで保存していたプライベート写真が大量に流出。高視聴率のミュージカルTVドラマに出演していた女優のセックス写真もネットに晒されたことがあるのです。アメリカは訴訟社会なので、巨額の損害賠償が科されることを怖れたのか、それ以上の露出はなく沈静化しましたが、こうした漏洩があった事実を利用者は意識しておくべきでしょう。

 パソコンの場合はクラウドを利用しなきゃいいだけのことで、マルウェアを仕込まれたり、ハッキングされない限りはデータが外に出て行く心配はありません。パソコンはそもそもスタンドアローンで始まり、やがてネットと繋がっていったのに対して、スマホは最初からネットを前提として誕生しました。電話機だから当然とはいうものの、その出自が根本的に違います。
 このため、クラウドの利用はもちろん、セキュリティの頻繁なチェックや、アプリのアップデートなど自動で実行されることが少なくありません。パソコンでもネット経由で更新などの告知はありますが、最終的な意思決定はユーザーに任されており、イヤならアップデートしない選択も可能です。ところがスマホは自動的に実行されてしまうんですよね。もちろん「Wi-Fi接続時のみ」などと条件制限も可能ですが、ノートパソコンに慣れているボクにとっては、自分のスマホをいつも誰かが「勝手に」いじくっているように感じてしまうのです。

 それだけでなく「グーグルプレイ開発者サービス」は、「ユーザーの最新のプライバシー設定へのアクセス」などの情報通信を行うと説明されています。勝手にそんなことするんじゃねぇよとアンインストールしようとしたのですが、念のためにドコモに確認すると「様々なアプリの動作に影響するのでやめたほうがいい」というので諦めました。

 まだまだスマホの機能には疎いのですが、圧倒的な利便性と引き換えに、個人のプライバシーや意思決定の多くを管理者に譲り渡す機械であることは確かだと思います。敢えて分かりやすく大げさにボクの妄想を言えば、スマホはワイヤレスな首輪であり、それによって個人情報がどんどん抜き取られているのではないでしょうか。まだ「ビッグ・ブラザー」は姿を表していませんが、このままスマホが発達していけば、いずれ反逆者の首輪を締めつけることもあり得るとボクは睨んでいます。

 これがICT素人の単なる妄想や悪夢で終われば何よりなんですけどね。インスタで皆さんがワイワイ騒いでいるうちに、ビッグ・ブラザーは知らないところでますます巨大化しているような気がしてならないのです。

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓
笠木恵司のブログ

 

 

 

 

2019年9月 9日 (月)

IP電話にしない理由

 

 マンション経由の光ケーブルと有線放送に接続しているせいか、ちょっと風雨が強いと通信が途絶。ケーブルテレビが視聴不可能になるだけでなく、インターネットにも接続できなくなってしまいます。

 今回の台風も例外ではなく、テレビなんかどうだっていいですけど、ネットまでアウトというのはすごく困るんだよな。事務所内はプリンタも含めて完全にWi-Fi化しているのですが、それを接続しているマンション側の中継機がダメになったら、無線だろうが有線にしても、どうしようもありません。復旧するまでかなり待たされることになります。

 初秋の台風シーズンには、4~5年に1回はこうした通信障害が発生しますが、固定電話をネット経由のIPにしている人も通話不可能になるので大変ですよね。マンションの1階に理髪店があるのですが、以前の障害時に「予約の電話が取れないので早く直してください」と管理室にクレームを入れていたのを聞いたことがあります。

ちなみにIP電話は停電時でも中継機が動かないのでアウトになりますが、メタル回線なら問題なく通話できます。電力が回線を通じて電話機本体にも供給されているため、局地的な停電の影響をまったく受けないのです。

 このメタル回線の維持にコストがかかるせいか、NTTではIPの普及促進に力を入れているようです。おかげで代理店による押し売りまがいのしつこいセールス電話が絶えないのですが、ボクは前述した理由から旧来のメタル回線に頑なにこだわってきました。通信料がいくら安くても、台風が来るたびにネットごと通信途絶ではどうしようもない。近頃はほとんどがEメールとなり、固定電話への連絡は極端に減少しましたが、それでも災害時のバックアップとして残しておくべきじゃないかな。

 セールス電話の話を聞いてみると、こうしたIPのメリットとデメリットをきちんと認識していないんですよね。彼らから「大丈夫ですよ」と何百回言われようが、現実に本日深夜からネットとケーブルテレビが途絶しており、IP電話も同じ状況のはずです。このリスクを説明しないのは重大な告知義務違反にならないのでしょうか。おそらく契約書などに小さな字で書かれているんでしょうけどね。

 ともかく、強い台風が来ようが、滅多にない停電時にも、ボクの事務所の固定電話は元気に生きています。どんなことでも、プランBまたはバックアップを用意しておくのが大人の常識というものではないでしょうか。

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

人気ブログランキングへ

 

 

 

 

 

2019年9月 3日 (火)

情報の押し売り

 

 まだヤフー・ジャパンが始まってもいなかった頃から執筆を開始し、1996年に大学のウェブサイト紹介本を出版したといっても、すぐに信じる人は少ないかも知れません。当時は回線の速度がものすごく遅く、現代をジェット機とすれば、赤ん坊のヨチヨチ歩きでしたからね。またまた大げさなと笑われそうですが、モニター一杯の大きくて重い画像をすべて見るのに30分もかかったことがあります。

 それに比べれば、現代の情報環境は快適そのもので、ほとんどストレスがありません。しかも、携帯電話でネットにアクセスできるんですから、わずか四半世紀で変われば変わるものです。と、ここまではいいことばかりですけど、便利になれば不愉快なことも増えるのが世の習いというもので、ジャンクメールがどんどん増加してきました。

 ボクの年齢がどこかでバレているのか、「バイアグラ、ディスカウント!」とか「今夜会えない?」という売春斡旋もどきを始めとして、「アマゾンのIDが使用停止になりました」といったフィッシング詐欺系まで、毎日30本以上を受け取ります。昨年まではすべて英語だったのですが、近頃は翻訳ソフトを利用したと思われる怪しい日本語も増えてきました。日本人ならちゃんと文章チェックをやれよ。

 たまに笑える和訳もあるのでご愛嬌としても、不愉快なのはSNSサイトによる交流の押し売りのようなメールです。ボクのような覗き見だけの会員を引きずり出して活性化しようとする、機械の仕業としか思えないメールがあるのです。ボクはこうした押し売りもどきのマーケティングが、大を百個くらいつけたいほど嫌いでありまして、その意図とは逆に「二度と使うものか」という意志がますます強固になってくるのです。

 無料のメディアなんだから、LINEのようにニュースやら商品宣伝を毎日受け取るのも仕方ないとはいえますが、B to C=ビジネスtoコンシューマーならイザ知らず、SNSの会員同士の交流を勝手に刺激しようとするのは、明らかに反則じゃないかな。ボクがとりわけ不快に感じているのがTwitterです。

 以前に、興味のあるアーティストがツイッターを利用していたので、公演予定を見ようとアクセスしたことがあるのですが、その本人のツイートがボクのところにやってきました。どうやってボクのメルアドを知ったのかなと訝しんでチェックしたら、そのアーティストが発信元ではなく、タイトルに「Your Highlights」とあるようにツイッター社が勝手にリツイートしたものではありませんか。ヘッダーを見たら、確かにTwitterとあって、宛先は自分、つまりボクです。

 あのさぁ、何でもかんでも拡散すればいいってものではないでしょう。リツイートというのも、良くは知りませんが、「受け取ったユーザーの意志」で他者に伝えていくのが原則ではないのかなぁ。これでは、人のツイートをツイッター社が勝手に別の人にリツイートしていることになると思うのですが。

 リツイートという拡散機能があるので、そもそも著作権は無視されているとしても、運営サイトが勝手に音頭取りするのは、いくら何でも禁じ手ではありませんか。それを許したら、意図的な世論誘導も可能になってきます。たとえば「韓国なんか大嫌いだ」というツイートをどんどん機械的にリツイートしていったらエラいことになりまっせ。あ、そういうことをもしかしたらアメリカの大統領選でやったのかな?

 これはもちろん憶測に過ぎませんが、最初は宣伝の押し売りから始まったSNSマーケティングが、かくのごとく世論誘導も不可能ではないことが分かってきたのは確かですよね。さらにはリクルートの「内定辞退率の無許可販売」という問題も勃発したので、そろそろ情報サイトの運営に関する厳しい法律を制定しておかないと、手遅れになりかねないと危惧します。

 ちなみに、ボクはメールとLINE以外にSNSはほとんど使っていません。コンビニなどでポイントカードを使ったことがなく、スマホも位置情報機能はずっとオフ。それで守った個人情報にどれだけの価値があるかといえば、そんなもん大したモノであるはずがない。けれども民主主義というのは、そうした個人の尊厳=情報を守るために先人が死を賭して勝ち取ったものだと信じております。

 そんなにも貴重なものを、おめおめと機械に譲り渡してなるものか。一般大衆をなめるんじゃないぜと、たった1人で気炎を上げているのであります。

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

人気ブログランキングへ

 

 

 

 

2019年5月10日 (金)

やっぱiPadだな

 

 ボクが愛用してきたMacBook Airは2012年製なので、かれこれ6~7年にわたって使い倒してきたことになります。日々の原稿やブログはもちろん、スイスの時計取材にも必ず携行。毎晩のように写真の整理からレポートも作成し、日本にメールしていたこともあります。機械に指示されるままにアップデートを繰り返してきたので、ソフトウェアはそれなりに最新だと思うのですが、さすがにハードはくたびれてきたらしい。特にデリートキーの接触が悪くなり、何回も叩かなきゃいけないので、ストレスを感じるようになってきました。

 それで昨日、ヨドバシカメラで最新モデルを視察したのですが、やっぱりこういう機械は何といっても新しいほうが魅力的です。ただし、値段がね。以前よりも小さく軽くなり、画面も高精細になった分だけ高価で、購入に踏み切れません。しかしながら、新品を見てしまうと心が惹かれます。そこで冷静になって検討してみると、最新版のメリットはライターのボクにとってそれほどでもなかったので、ほとんど衝動買い的に既存モデルの2017年製を購入しました。それはそれでCPUなども進化しているはずですから、合理的で納得できる選択だと思うのですが、何しろ見た目が2012年製とまったく同じ。新品を入手したという感動がまったくないんですよね。キータッチは確かに軽快になりましたが、要するにリプレースしたというだけ。何だかなぁ。

 でね、ついでに、というのも何ですが、近年は遠方取材が増えてきたスタッフのために、iPadも買っちゃったのであります。MacBook Airを最新版から既存モデルに変更した差額分が、「どうせなら」と購買意欲を後押ししたわけです。結局はかなりの金額を使ったので、今になって心が痛いですけどね。

 事務所に戻って、さっそくiPadを使ってみると、今さらながらで恐縮ですが、これは凄いなぁと感心せざるを得ません。要するに早い話が、画面を巨大化したスマホですけど、その分だけ使い勝手が実に良いのです。ボクのような老眼でも眼鏡を外す必要がなく、タッチ画面で感覚的に操作できます。別売りのキーボードや入力ペンを活用すれば、ノートパソコンは決定的に不要になるといっても過言でありません。ああ、ボクもこっちにすりゃ良かったと深く後悔したくらいです。

 電話もできれば完璧といっていいのですが、あんな大きなモノを耳にあてて会話するのもナニですから、ボクの持論である超小型携帯電話をセットにすべきでしょうね。そうすれば、まさに鬼に金棒。この組み合わせが、これからのトレンドになるんじゃないかな。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓


人気ブログランキング

 

 

2019年4月25日 (木)

上級国民

 

 12人が死傷した池袋の交通事故をネットで調べていて、見慣れない言葉に遭遇しました。「上級国民」。もちろんテレビではこんなワードを使うことはありません。けれども、ついさっきのニュースショーでは、「明らかな容疑者なのに、どうして『さん付け』を続けるのかという問い合わせをいくつかいただいております」とアナウンス。それについて「容疑者は胸の骨を折って入院中であり、まだ逮捕されていないので」と、あっさり説明していましたが、こうした「いくつかの問い合わせ」の背後に、彼が「上級国民」だからではないかと憶測する人が無数にいるらしいのです。

 ボクは不覚にも昨日知ったばかりですが、ちょいと調べてみると、2015年に起きた東京オリンピックのエンブレム盗用騒動が始まりのようです。そのデザイナーが業界で有名人だったせいか、専門家筋が「素人に盗用の真偽は分からない」とコメントしたことに反発して生まれたネットスラングとされており、対義語は「一般国民」となります。

 池袋の悲惨な事件は、明らかに運転者の過失であり、警察もドライブレコーダーの解析でとっくに把握しているはずですが、ほかの同様な事件に比べて、何だか及び腰に見えるんですよね。それは運転者が大変に立派な経歴を持つ元官僚だからに違いないという声がツイッターで飛び交っており、「上級国民」としてハッシュタグになっています。

 まだまだ事実が判明していないので、「上級国民」であることがどれだけの影響を与えているのか分かりません。また、この言葉は様々な誤解や曲解を生みかねない危険性を孕んでいます。しかしながら、以前から続いてきた「格差社会」どころではない、ものすごい怨嗟が「一般国民」の間で渦巻いていることは率直に認めるべきだと思うのです。

 そして、こんな感情に火をつけるようなことを繰り返してきたのが、もしかすると「最上級の国民」と目される現総理ではないかと。だからね、モリカケ問題などをウヤムヤに片付けてフタをしてはいかんのです。透明感の高い公明正大で客観的な説明や政策運営こそが、「上級国民」なんていう、あまり芳しくない差別的用語を流布させない唯一の方法だとボクは思うんだけど、分かってもらえるかなぁ。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓


人気ブログランキング

 

 

 

2019年4月19日 (金)

大きなお世話

 スマートフォンを使い始めてそろそろ半年になりますが、便利な反面で、大きなお世話というか、お節介というか、何かと実に小うるさいメディアであることが分かってきました。

 頼んでもいないのに、突然にトップ画面にニュースが表示され、「今すぐ読む」「後で読む」という二択しかないのは、いったいどういう神経なんだろうね。「興味ない」とか「関係ねぇ」というボタンを作っておくという配慮はないのかなぁ。緊急情報なんて地震などの災害関係だけで十分ではありませんか。

 ラインなどの無料アプリになると、ショッピング情報が嵐のように毎日やってきます。これもまたボクが頼んだり選択したわけではありません。とにかく、つまらないとしか思えない情報が向こうから勝手にやってきます。そのたびに、いちいち消すという作業を強いられることになるわけです。余計なものを身近に置いておくと不愉快に感じる潔癖症なので、ジャンクメールや標的型ウィルスメール、それに脅迫メールの処理が毎日のルーチンになっているだけでなく、こうしたスマホのクズ情報も消去しなければならない。非生産的でネガティブな仕事がやたらに増えてきたのです。

 その一方で、最初はあれこれとアプリを試してきましたが、今ではラインとメール、ヤフー・ジャパンにカレンダーとスプレッドシートくらいしか使っていません。100近くもアプリを搭載しているはずなのにね。このため、基本機能にかかわるものは残すとして、近日中に、もう一段の大整理を敢行する予定です。

 放っておくと勝手に自動更新するアプリも少なくないので、「Wifi接続時のみ」という縛りもかけています。うっかり気を緩めると、スマホを使うのでなく、スマホに使われることになってしまう。皆さん、それを自覚して活用しているとすれば、大したもんだと感心せざるを得ません。

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

笠木恵司のブログ

 

 

 

2019年4月16日 (火)

ファクシミリの時代

 20年以上にわたってお世話になってきたファクシミリ&コピーの大型複合機を撤去しました。とっくの昔に通常のリース期間は終了。それからは年間数万円で使い続けてきたのですが、何かの電子部品が故障し、その部品の在庫期限も終わっていることから、とうとう引き取ってもらうことにしたのです。

 もとより、ファクシミリ、略してファクスなんて、このインターネット時代には完全な遺物でありまして、ボクの事務所にも年間に2~3回しか受信がありません。ましてや送信なんか皆無。インターネットのファイル便を利用すれば、カラーのデータを大量に、しかも短時間に送受信可能ですからね。今の若い人は、ファクスの使い方はもちろん、その存在理由すら理解できないかもしれません。

 ここで歴史をひもとくのもナニなので遠慮しますが、ファクスは20世紀の画期的な通信手段であり、画像を電話線で送れるなんて、ボクの若い頃でも感動的だったのです。入れた紙が戻ってくるので、「これまだ先方に届いていないぞ!」と文句を言う人もいたなんて冗談もあります。物質転送装置じゃないんですから。

 このファクスに代わって、どんどん重要度を増してきたのがプリンターです。いくらデジタル時代でも、やっぱ紙に印刷しないと資料として役に立たない。そんなわけで、ボクの事務所でも複合機撤去以前に最新のプリンターを導入しました。これがね、小さいくせにスキャナーもコピーもついております。しかも、WiFi対応なのでありますよ。というわけで、ルーターもついでに購入してワイヤレス化を断行しました。マックブック・エアーのデータも瞬時にプリンターに転送して印刷できるので、実に便利なんだよな。

 それにしても、ファクスの時代遅れっぷりは劇的というほかありません。昭和、平成と大活躍してきたはずなのに、ここ10年で決定的に無用の長物になってしまいました。それに関係する技術者や研究者の皆さんはどうしているのでしょうか。

 文学や音楽、絵画などの古典は現代でも立派に生き続けています。ところが、技術は一方的に進化していくので、ひとたび革新されれば、旧世代の製品は骨董品あるいは博物的なアーカイヴとしての価値しかなくなるといっていい。今は中古のスマホも流通しているようですが、限度がありますよね。

 それによって生活が便利になったのですから、悲しむいわれはないのですが、会社を辞めて独立した当時から、校正の受け取りに戻しなど頻繁に利用してきました。そんな歴史を振り返ると、長い間の貢献に心から感謝したくなります。『ファクシミリの時代』という本を書いて追悼してあげたいくらいですが、あんまり売れないだろうなぁ。

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

笠木恵司のブログ

 

 

 

 

2019年2月 6日 (水)

「炎上」で喜ぶ人

 

 テレビとインターネットは似ていないようで似ています。なんて書くと、即座に「どっちやねん!」と関西方面から突っ込まれそうですが、経営的なスタイルはまったく一緒なんですよね。基本的なおカネの入口はスポンサーからの広告料、または視聴者への課金しかないのですから。NHKは国民から強制的に徴収する視聴料だけで運営。民放は広告のみで、WOWOWなんかは両方とバリエーションがあるほか、おそらくは広告代理店と組んで視聴率などを詳細に分析したデータをマーケティング資料として販売しているんじゃないかな。もしやっていないとしたら、是非ボクにご用命ください。やらなきゃみすみす損をしていることになりますぜ。

 

 インターネットも基本的に同じですが、視聴者からの直接的な入金は圧倒的に少なく、広告料金が大きなウェイトを占めています。このため、視聴率=PV(ページビュー)はテレビよりも重要となります。それによって広告の値段も変われば、前述のマーケティングデータなどの価値も高くなるからです。

 

 でね、ここまでは誰でも指摘することなので新味はまったくありません。ボクが問題にしたいのは、番組の制作料なのです。テレビの場合は、スポンサーからの収入の一部をそれに回して、ドラマなりバラエティをこしらえます。時には数千万円を投じた劇場用映画なみの番組もあるようです。

 

 ところが、インターネットのSNSではそうした種類の投資は希有ですよね。このブログが典型的ですが、最初のフレーム=枠組み作りには知恵とカネが必要でも、日々のコストはメンテナンス経費くらいじゃないですか。なぜかといえば、その中身、つまりコンテンツはボクたち視聴者自身が制作しているからです。サイト運営者から見れば、制作経費ゼロでコンテンツがどんどん更新されていくわけですね。こんなにもローコスト&ハイリターンのビジネスは、人類の歴史上かつてなかったんじゃないかな。そのかわりに、気にしなきゃいけないのはPVなので、ユーザーがどんなテーマで何を書こうが結構。とにかく頻繁に、何度も更新してもらうことがサイト側の願いといっていい。

 

 ボクなんか毎日書き続けて10年にもなるので、相当に貢献しているはずですが、原稿料は1円たりとも貰っていません。そうした人たちの膨大な無料の寄稿によってPVが増加し、それによってバナーなどの広告がつくという仕組みなわけです。もうこのあたりでお分かりかと思いますが、タダで何かを見たい読みたいという視聴者にとっては、ボクのような正統派でクソ真面目な論評よりも、奇天烈でヘンな、あるいは超極端な意見や奇妙な写真のほうが面白い。さらに、サイト運営者にとって最も喜ばしいのは、意見が2つに分かれて議論が沸騰するようなテーマです。それによって新たな人たちのPVが集まるので、論争が長引けば長引くほどハッピーこのうえない。その内容や主義主張なんかどうだっていいんですよね。

 

 この構造はTwitterLINEなどもまったく同じ。つまり「炎上」ほどサイト運営者にとって嬉しい出来事はないんじゃないかな。わざと火をつけて知名度を高める「炎上商法」もあるようですが、それによって誰が傷つこうが関係ないわけです。みんなが騒げば騒ぐほど、安全地帯にいる一般視聴者も野次馬となって参加するようになりますが、それによって誰が喜んでいるのかを1秒でも考えたことがあるのかなぁ。

 「炎上」で喜ぶ人たちは、ボクたちには見えないところにいる。それを何とか視野に入れようとすることが、本来的な知性の働きではないでしょうか。2.26事件の青年将校や分派した学生運動の闘士たちも、血気盛んなあまりに、それができなかったんですけどね。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓


人気ブログランキング

 

 

 

 

 

2019年1月31日 (木)

迷惑メール

 

 ネット社会は便利には違いないけど、ムダな仕事も増えましたよね。そのひとつが、迷惑メールの処理です。

 

 ボクのメルアドがどこかから漏れたらしく、「私は25歳。あなたは素敵な人だから付き合いたい」とか、そのものズバリで「ファーーーーーック!」なんていう放送禁止用語や、「お前のパスワードを知っているぞ、これだろう!」という脅迫メールを受け取ったこともあります。念のために付け加えると、これらはすべて英語。たまに翻訳ソフトを使ったヘタクソな日本語になっているものもあります。流行みたいなものがあるらしく、似たような怪しいメールが断続的に頻繁にやってくる時期もあるんだよな。

 

 いずれにしても、添付ファイルにウィルスが仕込まれていたり、個人情報を抜き取るサイトへの誘導や、ビットコインを振り込ませることが目的なので、迷惑メールどころかレッキとした違法行為、紛れもなく犯罪ではないかと思うんですけどね。

 

 最初の頃は面白がって英文を最後まで読んでいたのですが、今では速攻でゴミ箱行きです。役に立たないメルマガなども同様に処分。そんなわけで、迷惑メールを仕分けて片っ端からゴミ箱送りにすることが毎朝の仕事になってしまいました。1週間で相当な量が溜まるので、これまた金曜朝には完全消去するようにしています。

 

 マウスをちょいと動かしてクリックするだけですから、大した労働量ではないとはいうものの、ネットがなかった時代に、こんなことはやりませんでした。つまり、明らかにネット社会が生み出したムダということです。全世界の人たちがボクと同じことを毎朝しているとすれば、膨大なエネルギーが迷惑メールの後片付けのために消費されていることになります。

 

 こういう非生産的な仕事がボクは大嫌いなので敏感なのですが、LINEなどのSNSも何の役にも立たないムダなコミュニケーションが多いんじゃないかなぁ。もちろん人助けになったり、重要な情報も流通しているはずですが、大半はお互いの存在を確認して、つながりを維持するための会話に終始しているのではないかと思います。それはそれで情報の意味があるので否定できませんが、要するに現代人はリアルとバーチャルの2つの世界を生きなきゃいけないわけですね。

 

 ゴミ掃除も2倍となり、交流による負担や心労も2倍。現実の社会だけでなく、ネットの中でも他者に気を使わなきゃいけないってことです。かといって、楽しみや喜びも2倍になったかというと、少なくともボクはそうではありません。何だかなぁ、これから人間はどこに行こうとしているのでしょうか。

 

 とにかく、迷惑メールだけやめてくれないかなぁ。誰に頼めばいいのか分からないネット特有の匿名性もボクには不愉快なんですよね。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

笠木恵司のブログ

 

 

 

 

 

2018年12月28日 (金)

パソコン時代の終焉

 

 近いうちにパソコンの時代は終わりになるんじゃないかな。だってさ、スマホのほうがハンディで、圧倒的に便利ですからね。

 

 長らくガラケーを偏愛し、超薄型のマックブックエアーを国内外で駆使してきたボクだからこそ、この予感は正しいと確信します。より厳密に言えば、キーボードとマウスと大きなディスプレイを備えたパソコンは、ごく少数の特定の人たちだけが利用するものとなり、大多数はスマホまたはタブレットに移行していくはずです。あのホリエモンだって、もはやパソコンなんか使っていないと思うぞ。

 

 というのも、かなり遅れてきたスマホ・オッサンだからこそ、その利便性が明確に認識できるだけでなく、パソコンの世界は複雑でマニアックになり過ぎだと思うのです。昨日も会社のステーションとして使ってきた大型のマックがなぜだかクラッシュ。サポートセンターに電話したのですが、その対応がさっぱり要領を得ません。挙げ句の果てにアップルはソフトウェアのマイクロソフトに原因があるからそっちに聞いてくれとたらい回し。マイクロソフトにしても、動作環境を根掘り葉掘り確認するだけで、通り一遍のマニュアル的なアドバイスしか言えない。

 

 ボク自身は最初から、バージョンアップしたOSと既存のソフトウェアであるオフィス2011の不具合だろうと睨んでいたので、1世代遡ったOSを再インストールするか、オフィス自体を新しいものに変えるしかないと判断していました。そこでインターネットを調べてみると、再インストールは3つほど方法があるので、それぞれトライしてみましたが結局はうまくいかない。もはやこれまでと、オフィスの最新ソフトをダウンロード。その前段階で、昔は1本いくらの売り切りだったものが、毎年の支払いに変更されていたことに仰天しました。プリンターのトナーのように、イニシャルでなくてランニングコストで儲ける方向に転換したわけですな。そのケチくさい商人根性(あきんどこんじょう)に呆れつつも、受け入れなければパソコンが粗大ゴミになってしまうので、仕方なく登録しましたよ。

 

 かくて、ようやく動き始めたのですが、そもそもOSをバージョンアップしなければ良かったんですよね。古いOSに古いソフトで何の問題もなかったのに、機械がしつこく勧めるから、それに従った結果がこのトラブルです。

 

 これではスマホが繁栄するのは当然です。それぞれのバージョンアップやセキュリティのスキャンが自動的に行われているだけでなく、サポートの電話もそれほど待つことなく通じますからね。ドコモの遠隔サポートなら、それぞれのスマホに直接アクセスして教えてくれます。パソコンとは世界観がまるで違うんだよな。スマホは電話から始まっただけに、最初から素人を前提にしており、システムも上げ膳・据え膳のように構築されています。機械がバックグラウンドを丁寧にケアするので、基礎知識ゼロでも楽しく使えるかわりに、もろもろの年間手数料やランニングコストをいただきますぜってことです。だからこそ、ハードもアプリの業者もこぞって群がるわけですな。1回の契約で永続的に儲かりますからね。

 

 一方のパソコンは、もともと電子オタクのオモチャであり、彼らが育ててきたといっても過言ではありません。だからユーザーといえども、ある程度の基礎知識は不可欠。また、これまでは機械1台、ソフト1本から買い切りが常識だったので、ハードが壊れるまで古いシステムを使い倒す、なんてことも可能だったのです。マックであれば、内部のシステムも分かりやすかったので、メモリー増設などでカスタマイズする人も少なくなかったんじゃないかな。それはそれでパソコンならではのメリットだったのですが、前述したようにマイクロソフトは年間支払いに移行。いったん不具合が起きたら面倒極まりなくなるパソコンに、スマホの狡猾で不愉快な仕組みを導入してしまった。これでは、パソコンから人が離れていきますよ。

 

 現実的にも、パソコンはハンドバッグに入りません。ボタン一発で何もかもシームレスに連携していくスマホに比べると、パソコンはサポートの姿勢も含めて、ユーザーフレンドリーにはほど遠いのです。このあたりをメーカーやソフトウェア・エンジニアが認識して抜本的に改善しない限り、早晩、過去の遺物になってしまうでしょう。

 

 最後になりますが、グーグルの音声認識にも感動しました。これまでは事前に発声を録音して機械に慣れさせるタイプが普通でしたが、グーグルはいきなり声をかけても正確に反応して文字化します。テレビを見ながら間違って起動させたことがありますが、アナウンサーが話した言葉まで拾いましたからね。

 試しに「幸せって何?」と訊いたら、ウィキペディアを紹介されました。

 

 というわけで、キーボードやタッチバッドによる文字入力もいずれ必要なくなるはずです。修正はあり得ますけどね。そうなると必然的に文章のあり方も変わってきます。書き言葉が衰退して、よりリアルな口述筆記が常識化していく可能性が高い。ボクたちの書き方だって、明治期に文語を口語にするという言文一致が進展した結果ですからね。

 

 ま、そんなわけで、パソコンに将来性はまったく感じられないのです。優秀なエンジニアがそれに気づかないはずはないので、どんどんスマホ業界に転職しているんじゃないかな。それによって格差はますます広がっていくでしょう。

 これはユーザーインターフェイスというより、哲学や思想の違いであることを知るべきです。やはりスティーブ・ジョブズは凄かった。ビル・ゲイツなんか足元にも及ばない正真正銘の天才、いや革新的な創造主ではなかったかとボクは追悼するのであります。

 

【追伸】

 明日から正月休みに入るので、このブログもお休みとさせていただきます。1月7日から再開する予定ですが、興味深い出来事があればアップするので、たまにチェックしてみてください。珍しく新年1日の夜はジャズのライヴを予約しているので、今から楽しみにしています。

 

 それでは皆さま、良い年をお迎えください。

 

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

笠木恵司のブログ