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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

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    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

パソコン・インターネット

2018年8月20日 (月)

遊び感覚だよっ(後)

 

 どうもね、ボクたちは仕事と人生について、あまりにも生真面目に考え過ぎてきたのではないでしょうか。経験がきっちり豊かな識見として蓄積されていくなら、まさに「石の上にも3年」ですから、真面目も価値あるライフスタイルだと思います。

 ところが、ここまで述べてきたように、若い人でもネットさえ参照すればプロ並みの本格的な料理をこしらえることが可能です。都内のややこしい道路でも、カーナビを使えばプロのドライバーと同じ最短ルートを利用できますよね。それと同じように、先輩がコツコツと苦労して身に付けたことを、ネットとAIを利用して新人が易々とやってしまう、なんてことがこれからはどんどん起きてくるはずです。

 

 つまり、指示されたことを真面目にやり続ければ、それなりのベテランになれる社会はもはや過去のものといっていい。だったら、仕事と人生に対する考え方を根底から変える必要があるんじゃないかな。

 

 そこで、いささか飛躍するようですが、そろそろ仕事も人生も実は遊びの一種と考えていいような気がするんですよね。「遊び」というと誤解されるかもしれませんが、不真面目ということではありません。子供の成長が象徴的ですが、知恵や創意工夫を発揮するのは、実は勉強よりも遊びなんですよね。学校の勉強は定型的で範囲も定められていますから、それこそ「真面目」にやるだけである程度は伸びていきます。だから教師に従順な女子の成績が良いということになるんじゃないかな。ところが「遊び」のほうはそうはいきません。ゲームにしても相手に勝つためには自分の頭を使った作戦が必要になってきます。慣れが必要と思われるけん玉にしても、自分なりに工夫しなければ上達できるはずがなく、新しい技だって思いつかないでしょう。

 

 どっちの脳を使っているかは知りませんが、少なくとも「真面目」の蓄積をネットやAIが軽々と乗り越えていく時代であるなら、ボクたちは「遊び感覚」で人間としての能力を発揮したほうがいい。

 

 仕事を大人の遊びの一種だと考えることができれば、通勤も苦痛ではなくなります。会社に行けば面白いことが待っているんですからね。退屈に感じるルーチンワークも、遊びの一種として見直せば、いろいろな発見があり、そこから改善・改革が生まれることだってあるはずです。

 

 考えてみれば、ボクたちは「真面目」という別称の「我慢」を随分長いこと強いられてきたのではないでしょうか。唐突ですが「愛国心」も同じで、時の政府の意思に唯々諾々と従うのでなく、革命の反旗を翻すことも国や郷土に対する愛情の発露といえるではありませんか。

 

 近頃は「働き方改革」が流行語になっていますが、論議されているのは労働時間や就業規則、それに給与体系といった外枠ばっかり。働き方の中身も改革するというなら、ボクは「遊び感覚」を是非オススメしたい。これは労働者を本質的に解放する革命的な概念なんですけどね。

 それはまぁ大げさとしても、人生も仕事も楽しくて面白いほうがいいじゃないですか。そのために何よりも必要なのが「遊び感覚」ということなのです。大学のキャリア教育は、そこのところをきちんと教えているのかなぁ。

 

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2018年8月17日 (金)

遊び感覚かよっ!(中)

 

 長い期間をかけて積み重ねてきた経験や知見が、もはや新人でも瞬時に共有できる環境になってきた、みたいな意見を昨日のブログで解説しました。つまり、職場では10年選手のベテランだからといって安心することなんてとてもできないわけで、これからは新卒の若手社員とも同じ土俵で勝負していかなきゃいけない。立派な学歴や地位や経験があるからといってエラソーな顔ができたのは大昔の話で、素というか真の能力や実力がより一層求められるようになってきたわけです。

 

 けれども、そんなことはボクのようなフリーランス稼業では常識でありまして、そもそも学歴や年功序列の原稿料なんて聞いたことがありません。名前が知られていなければ、駆け出しのライターも10年選手もギャラは同じ。むしろ、雑誌が大好きな若い人の流行を追いかける場合は、年齢がハンディキャップになってきます。裏原宿のファッショントレンドをオジサンが取材しようとしても、相手が心を開いてくれない可能性が高くなるからです。このあたりの年齢的な感覚ギャップは昔よりも広がっているんじゃないかな。

 

 水商売も同じで、若手もオッサンも給与体系にほとんど変わりはありません。ということは、年を取れば取るほど不利になるといっていい。

 

 つまり、「やがては功成り名を遂げて」なんて気楽なことを言っていられる業界のほうが恵まれているわけです。戦後の一時期は確かに存在した日本型社会主義はとっくに崩壊しており、国際競争の激化と高度情報化がそれに追い打ちをかけたおかげで、ちょっと前までは大企業でも高給中高年のリストラ、即ち「姥棄て」ならぬ「オジ棄て」による人件費圧縮が課題になっていたはずです。幸いに少子化の進行でコンビニなどの働く場所は増えてきたようですが、新聞のスクラップなどをして1日をつぶせば月末に高給を貰えるなんていう組織は、もはや役所くらいしか考えられません。

 

 そんなわけで、いわば「上がり」といえる安楽な状態はどんどんなくなり、引退する直前まで厳しい競争が続くと考えられるんじゃないかな。というより、これまでが楽過ぎたんじゃないかとボクなんかは思いますけどね。

 

 前向きに考えれば、能力や実力さえあれば、いつまでもどこでも活躍できるともいえそうです。学歴や肩書きや地位のパワーが将来的になくなるとは思えませんが、少なくとも現場では「無冠の帝王」みたいな評価が広がるんじゃないかな。ここに至って、ボクの念願であった本来的な能力主義が実現しそうな気配をみせていると解釈するのは不可能ではありません。

 

 ただね、こういう社会が生きやすいとは思えないんだよなぁ。仕事が厳しいのは甘受できても、他者との競争がね、しんどいのであります。誰かを追い落とさなきゃ上に行けない豊かになれないというのは、すごく悲しいじゃないですか。このためウソかホントか、欧米では若い時にメチャメチャ働いて蓄財し、早期の引退を目指す人が少なくないといわれます。それもまた極端な話ですから、もうちょっと生きやすく、働きやすくならないものでしょうか。

 

 ボクは漫画『釣りバカ日誌』の浜崎伝助がかつての理想だったと信じますが、現実的にはちょっと無理ですよね。しかしながら、彼の「遊びの精神」は今でも生き方や仕事で大いに活用できるのではないでしょうか。それこそが、「生きにくい世の中を、何とか生き良くする方法」を生み出すモチベーションにできると思うのです。そうした自己流の働き方改革をみんなが意識的にやらない限り、ますますギスギスした競争社会になっていくのではないでしょうか。

 

 またまた長くなったので、来週に続きます。

 

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2018年8月16日 (木)

遊び感覚かよっ!(前)

 

 世の中、何でもありになってきました。

 その理由をごく簡単に説明すれば、やはりインターネットとAIということになります。この2つの技術革新が、これまではシリアルに積み重ねられてきた経験則をフラットで平等なものにするため、時には原因と結果が逆転するようなこともあり得るということです。

 

 えっ、よく分からない? そうですよね、うまく説明するのは大変に難しいのですが、たとえば幼児は様々な知識や経験を獲得しながら大人になるため、これからこうなる、そこからはああなるといった予測がある程度は可能ですよね。ところが、情報化の進展とビッグデータ解析技術などの発達によって、そんな知識や経験則を瞬時に得られるようになってきました。たとえばタクシーのベテランドライバーが10年かけて覚えた都内の最短距離や抜け道も、カーナビを使えば新人だってすぐに同じルートを走れるじゃないですか。

 

 ボクはインターネットが始まった初期の頃は、本格的な「情報民主主義」が到来すると予測していました。かつては王侯貴族、近代なら大学や高学歴のインテリが書物や資料として囲い込むことで階級的な利権としてきた知識が、無料で民衆に解放されるのですから、これこそフランス革命に次ぐ第2の民主革命ではないかと。ついでにいえば、誰もが自由に意見を表明できる公平な場も得たことになるではありませんか。しかしなから、実態はそれどころではなく、前述のように年齢=経験という蓄積も無になってきたわけです。

 

 というわけで、世の中は経験則も含めた知識と情報に関して完全にフラットになりつつあります。おかげで、萌芽→普及→発達→終焉という流行のプロセスも極端に短縮化されるため、見た目には「何でもあり」という状態になってきたとボクは理解しています。

 

 このあたりの解釈や理論化は学者や研究者にお任せしますが、要するに昨日入社してきた新人と、20年も業界で働いてきたベテランとの間に大きな違いはなくなってきたといえるんじゃないかな。

 

 ここのところが、オジサンたちにとってはシンギュラリティよりずっと早い時期から具体的な脅威になってくると思われるのです。20歳そこそこの新人が、AIなどを使えばシニアと同じ経験則を利用できる。だったら、オレの数十年間は何だったんだとなるでしょ。現実のビジネス社会では、AIそのものよりも怖ろしい事態がすでに進行しているとボクは考えています。

 

 だったら、オジサンたちはどうすりゃいいんだと心配になりませんかねぇ。というわけで、このテーマは明日も続けたいと思います。

 

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2018年7月26日 (木)

Macが死んだ

 

 すいません、人間のことではないので誤解しないでください。

 

 そろそろラフデザインを作らないと期日に間に合わないと、デスクトップパソコンのMacのスイッチを入れたのですが、ウンともスンとも言わない。静かなまんま。春先に一度使った時には、ギュウィーンと元気に動き始めたのに、この暑さにやられてしまったのか、まるで反応がないのです。

 

 とはいっても、何しろ1999年あたりのPowerMacですから、およそ20年。耐用年数はとっくに過ぎており、しかも当時のデスクトップモデルはやたら重いので、直そうという気にもなりません。

 

 日進月歩のパソコン界では骨董品ともいえるモデルをどうして持ち続けたかというと、その中のソフトウェアに用があったのです。アドビのPageMakerといっても、もう分かる人はいないかなぁ。現在では同じ会社のInDesignがDTPでは主流になっており、PageMakerは最終バージョンが2001年ということで、とっくに販売停止されたソフトなのです。

 

 編集業務では、デザイナーに誌面構成の指示を出す時などにラフデザインを作ります。広告系でもクライアントに掲載素材などを説明するラフを作ることは頻繁にあります。内容が分かりさえすればいいので、手書きでこしらえるのが普通です。これをいちいちデザイナーにお願いしていたら時間も手間もかかるだけでなく、仕事にならない時には出費になりますからね。

 

 ところがボクは衆知のように字が猛烈に下手くそなので、手書きのラフとなると、ピカソレベルの天才的なデッサン、あるいは小学校低学年くらいの知能しかないと誤認される可能性が相当に高い。そこで、PageMakerを活用してきたのです。けれども、前述したように、このソフトは販売停止となり、OSもバージョンアップしたことで、使えるパソコンもなくなってしまいました。そんなわけで、前世代のPowerMacPageMakerを温存。年に何度か使ってきたのですが、とうとうご臨終ということです。

 

 ボクの時代感覚では、2000年頃なんて先々週あたりなのですが、その時に生まれた子供は高校を卒業して大学に入学する年齢です。気づいてみれば浦島太郎の玉手箱ですな。これまで動いていたほうが不思議なくらいですから、冥福を祈るしかありません。

 

 それにしても20年かぁ。過ぎゆく歳月の早さを感じながらも、いったい自分は何をやって、果たして何を残してきたというのでしょうか。浅学非才というだけでなく、思慮分別も今もって十分とはいえない。PowerMacの死がボクに伝えることはいろいろあるのですが、明るい話題には決してならないので、このへんでやめましょう。それにしてもデジタル系IT系は無常ですな。もう少しスローダウンしたほうが健康にいいような気がします。

 

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2017年9月22日 (金)

英語力

 

 ランサムウェアというのでしょうか、毎日毎日呆れるほどのウィルスメールが送られてきます。

 

 その出所はともかく、最近は手の込んだメールが多くて、内容的にリアリティをもたせたり、Scanというタイトルだけで暗に「画像を見ろ」と、こちらの疑念や興味を惹くような文面や構成に進化してきました。たとえて言えば「インターネット版オレオレ詐欺」みたいなものです。中にはZIPの拡張子を隠してWORDDOCX体裁にした添付ファイルもあるらしいので、その悪知恵をもっと前向きに使えよって腹が立ってくるくらいです。

 

 ボクの場合は英語のウィルスメールが多いのですが、たまに日本語の文面があっても機械翻訳だと明白に分かるヘボい直訳なので、すぐに見破ることができます。けれども、英語のメールは内容が分からないので不安を感じる人もいるんじゃないかな。

 でも、ご安心ください。こうしたインチキ英文メールは共通して具体的な宛先が明記されていないのです。つまり、ヘッダーがなかったり、あっても Dear Customerとか何とか、宛先に固有名詞が一切ありません。相手のアドレスにまるで心当たりがなく、宛先が抽象的で曖昧または不明のメールは直ちに削除して廃棄したほうが安全だと思います。

 

 さて、それで何が言いたいかというと、世間的にはグローバル化で、およそすべての教育機関が英語力の養成を強化しております。もちろん児童・生徒並びに学生諸君は英語の勉強をしないよりしたほうがいいに決まっています。でも、果たして社会人にとってはどうなのでしょうか。ボクの乏しい経験ですが、英語を使う必要に迫られたら、これは誓って断言しますが、誰だって短期間に読んだり書いたり話したり聞いたりできるようになりますよ。

 

 たとえば、たった1人で深夜にアメリカ南部アラバマ州のモービル空港に到着。ホテルの予約はあるにしても、客があらかたはけた後の閑散とした空港でタクシーを探したことがあります。やっと着いたホテルもルームサービスがなく、フロントで「夕食は出前しかない」ですからね。机の上に重ねられていたビニールパウチのメニューをいろいろ調べて、「なるべく早く持ってきてね」と電話をかけて注文しました。そんな経験は初めてでしたが、腹が減ったら何とか通じるようになるものです。

 ちなみに、ボクは社会に出てから英語の勉強なんか一切したことがありません。翌日もたった1人でアメリカ人の大学教授に取材しましたが、要するに本気で話を聞く気持ちがあるのかってことを相手は判断するのです。これはボクたちだって同じですよね。

 

 その時は体育大学の通信教育カリキュラムを日本で紹介することが目的だったので、それさえきちんと意思疎通できれば、多少の発音や単語や文法の間違いなんて、むしろ相手が笑いながら修正してくれます。そんなわけで、ボクは英語力を云々する以前に、相手に対する心からの誠意と、コミュニケーションしようとする意欲がなきゃダメだろうと体験的に信じているのです。

 

 ただし、英語をこのように現場で応用していくためには、少なくとも現行の中学卒業までの英語の勉強が基礎になってきます。ということで、ボクは実のところ、これまでの英語教育に特段の問題があるとは思えないのです。

 けれども、前述してきたように、問題は「英語を使う必要性」にあるのですから、それを主体的に引き受ける心構えや習慣がなきゃいけない。そのためには、小学校の早い時期から日本語で積極的に発言するディスカッションやプレゼンなどに慣れておく必要があると思うのです。にもかかわらず教室では先生の話を静かに聞くだけで、そうした応答的な発言機会にまるきり欠けていたことが、日本人が英語を苦手とする本当の理由ではないでしょうか。

 

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2017年6月14日 (水)

ショッピングモールの衰退

 

 予想通りと言うべきか、アメリカでは小売店舗が建ち並んだショッピングモールが危機的状況のようです。詳しくは本日の日本経済新聞を読んでいただきたいのですが、クレディ・スイスでは「アメリカでは今後5年で最大4分の1のモールが消える」と予測しているほどです。記者が現地取材したのはアメリカ・ニュージャージー州のモールで、かつて100あった店舗で現在も営業しているのは約1割。ほとんどシャッター商店街ではありませんか。

 

 この原因は明らかで、誰が考えてもネット通販となるでしょう。もともと国土の広いアメリカでは日本よりも通信販売が発達していたので、インターネットでモノを購入することにも抵抗はないはずです。ボクなんかは実物を確認しないで買えるモノなんてお茶とか水とか冷凍食品くらいですけど、今では服だって着てみて合わなければ平気で返品する消費者も育っているので、遅かれ早かれ日本のモールも同じ運命を辿ることになるんじゃないかな。

 

 ちょっと歴史を振り返ってみると、まずは家庭用ビデオの普及によって映画館に足を運ぶ人が激減しました。次にインターネット。音楽配信&ダウンロード購入のおかげで、CDの売れ行きは大幅に減少。それと同時並行で書店もどんどん消滅しています。さらにショッピングモールも集客不振というのですから、これは近い将来に物品の種類を問わず「小売り店」という業態そのものがなくなることを意味しているのかもしれません。

 

 実際に、わざわざ外に買い物に行かなきゃいけないものなんて、あまり考えられないですよね。ボクは生協の宅配も利用しているので、好き嫌いさえ言わなければ、1週間ずっと家の中としても不便はまるでないわけです。

 

 では、そんな生活が楽しいかといえば、どんな豪邸に住んでいても退屈するに決まっています。だから、ネット通販の普及は「外出」の意味を変えていくことになるんじゃないかな。外で買い物はかつて「日常」でしたが、それが必要なくなれば、外出は「非日常」ということになります。

 ボクは常々、日本はあまりにもパーティが少なく、着飾る機会に乏しいと指摘してきましたが、そうした「非日常」を仕掛けることで、家にこもった人たちを引っ張り出すのが新しいビジネスになっていくように思います。

 

 まだ考え始めたばかりでまとまりはありませんが、斜陽と言われる映画館だって、つきあい始めた男女のデートの場という機能まで失ってはいないはずです。お互いをよく知らないのに、いきなり自宅でビデオ鑑賞なんて女性には危険極まりないじゃないですか。ただ、それを意識した環境づくりをしている映画館が少ないから行かないというだけのことです。

 

 ショッピングモールにしても、ただの商業集積だから疲れてしまうんですよね。ディズニーランドは広くて疲れるから行きたくないなんて誰も言わないように(お年寄りは別です)、そうした魅力をショッピングモールに持たせれば、みんなが寄り集まってくるはずです。

 

 要するに、ボクたちの持っているフレームワークやテンプレートがインターネット時代に合わなくなってきただけのことであり、逆にいえばそれに依存し過ぎていたような気もします。ということは、教育もまた旧来のフレームワークやテンプレートを取り替えなきゃいけないってことですけど、それに気づいている人がどれだけいるかなぁ。

 

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2017年5月31日 (水)

パスワード

 

 取材をして記事を書くという仕事柄で、そんなにも時代遅れの人間ではないと思い込んでいたのですが、とてもじゃないけど、ついていけないなぁと感じることがひとつだけあります。

 

 決して大げさなことではないのですが、皆さんよくまぁ不便だと感じないものだと感心してしまうんですよね。あ、またクセでタメを作ってしまいましたが、要するにIDなのであります。特にパスワードね。

 

 ボクの個人史の中で初めてパスワードが登場したのは、銀行のATMです。大型コンピュータの分散処理が可能になり、銀行の金銭自動引き出し機が急速に普及。この時にカードとパスワードがセットになりました。4ケタの数字は電話番号の後ろ4ケタと同じですから、覚えておくのに何の負担もありません。

 

 だけどね、それから数十年を経て、デジタル社会が進歩して便利になったかと思いきや、パスワードがどんどんややこしくなっています。6ケタだか8ケタ以上でアルファベットと数字を必ず組み合わせて、しかもアルファベットは大文字と小文字を混在しろ、って、ふざけんなコノヤロー! ですよ。そんなややこしいパスワードが覚えられるはずがない。だからしばしば忘れる、というより最初から覚える気もありませんが、メモなんかをひっくり返してトライするものの、まるでダメ。それで再登録を申請して、eメールを受け取ってやり直しなんてことを何度やったことか。

 

 しかもですよ、「パスワードは定期的に変えることをお勧めします」だってよ。いい加減にしろコノヤローと、夜中にパソコン画面に切れたこともしばしばあります。

 

 あのー、皆さんは不便を感じたことがないのでしょうかねぇ。以前からIT系の文章は日本語とは呼べないと感じてきましたが、このパスワードもボクの概念としては「何とかしろよ!」レベルの大きな問題です。なのに、やはり何年も続いており、改善される気配はまったくありません。ことここに至って、もしかしてボクのほうが時代遅れなのかなぁと。

 

 しかしながら断固として言いますが、こんなバカバカしいことはそろそろやめようよ。要するに個人認証をどうするかってことですよね。だったら何も長くてややこしいパスワードしか方法がないってことはないじゃないですか。

 

 数字とアルファベットの組み合わせがまるで覚えられないのは「客観認証」だからであって、それなら「主観認証」もあり得ますよね。たとえば個人のビッグデータに基づいてAIが判断するわけです。誰かの写真が出てきて「彼女は美人と思いますか?」、カボチャの煮付けが出て来て「この食べ物は好きですか?」と問うわけです。ボクなら前者はYesで、後者はNo。その回答によって「本人様でございますね」とか「お前ニセ者だろう!」とか判定するってのはいかがでしょうか。

 

 こんなシステム、今ならすぐに作れるだろうと思うんですけどね。とにかく、現今の「パスワード地獄」みたいな状況を何とかして欲しいのです。

 

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2016年12月 8日 (木)

小狡い小者

 

 1か月ほど前の2016年11月4日()に、「背中」と題したブログの中で、以下のような文章をアップしました。

 

 やっぱネットというのは、言い方は悪いかもしれませんが、素人のコピペ・メディアであって、誰かが言った分かったふうなことが複写されて拡散しているだけなんですよね。

 

 どうだオレってすごいぜと自慢するつもりは決してありませんが(少しはあるけど)、上記のような実態が明白となり、「まとめサイト」なるものが次々に閉鎖または削除されています。今朝のニュースショーでは、DeNAの社長による謝罪会見が何度も放送されていました。

 

 このDeNAでは他のサイトからの無断転用を積極的に推奨していたというから驚きます。それに比べれば、「マスゴミ」なんて心ない批判をする人もいるようですが、紙メディアでは芸能関係にしても特ダネや独占や特報を争い、しかも裏取りをしています。ウソや根拠のない「飛ばし記事」がなかったわけではありませんが、すぐにバレたり、高額な被害請求が伴う裁判沙汰に突入するのが普通です。

 

 ただし、最近はネットのやり方を逆に真似る人もいるせいか、残念ながら紙メディアでもパクリ記事の発覚が目立つような気もするんですけどね。

 

 ここからはボクの憶測なので眉に唾して欲しいのですが、こうした傾向は受験教育の浸透が背景にあるのではないでしょうか。要するに試験で高得点を取った者が勝ちなんだから、カンニングでない限りはその方法を問わない。むしろ無駄なことは極力排除して、できるだけ効率的に点を取ることが「得」ってものじゃないかと。

 

 学習塾もこうした「消費者」のニーズに応えようと、得点するためのノウハウやテクニックを重視するようになり、無駄な寄り道なんか一切しなくなる。だから、試験の成績は優秀なのに、本といえば教科書と参考書以外読んだことがないという優等生が増えているような気がします。

 

 それはそれで自由競争のもとでは必然的な現象であり、資本主義社会では法に違反しない限り、他人を出し抜くことが大きな利益につながります。だけどね、そんな受験勉強やビジネスなんて、つまらなくないですかぁぁぁぁとボクは呼びかけたいのです。

 

 受験勉強にしても、そこから派生した自発的な学習こそが社会に出てから役に立つんですよね。国語なんかでも、たとえば作者と作品を覚えるだけで次に行くのでなく、源氏物語はエッチっぽいから長編だけど現代語訳から読んでみようかなと。その時は無駄に感じられても、ちょっとばかりの点数を取るよりはるかに自分の勉強になるはずです。

 

 ビジネスも同じで、苦労して新しい業態を創造するより、成功者の真似をするほうが効率的です。たとえばスターバックスをゼロから生み出すよりも、二番煎じの後発で同じことをやったほうがローリスク・ローコストに決まっています。

 

 だけど、そんなことが面白いのでしょうか。賢ければ小狡い方法はいくらでも見つけられるはずです。こうすりゃこうなるというノウハウ本も多く、経営関連の書籍は山のように書店にあります。でもさぁ、そんなことを真似したり小賢しいズルを思いつくより、自分だけのオリジナルを開発するほうが、楽しくて喜びも大きいじゃないかと、ボクは思うんですよね。

 

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2016年11月14日 (月)

背中

 

 気にし過ぎといえばそうかもしれませんが、最近は背中が気になって仕方ありません。

 

 背骨が痛いとか肩が凝るといった肉体的疾患ではないので、「後ろ姿」というべきかな。ジャケットはともかく、スーツなんかを着た時に、最近は後ろからどう見えているのかと考えるようになりました。

 

 だってね、ネットでは「スーツは背中が勝負」とか「後ろ姿が大切」などと頻繁に書いてあるではありませんか。ファッションに素人のボクは、クルマの運転だってバックミラーに注意しろと教習所で教えられたのだから、「そうか背中か。後ろ姿もチェックしなきゃいけないんだな」と素直に信じますよね。

 

 そこで自分の後ろ姿を見ようとするのですが、これがね、容易なことではないのです。少なくとも鏡が2枚必要ですもんね。そもそも自分の顔が期待から大幅に外れており、まったく希望通りではないことから、鏡を見るのが大嫌いだったので、そんなもん洗面所にしかありませんでした。50歳を過ぎてから姿見をプレゼントされて、初めて自分の体形の全貌をまじまじと見たくらいです。

 

 それで、何とか背中を見ようとするのですが、あり合わせの小さな手鏡を使っても、どうしても身体をねじ曲げることになるので、普通ではない状態になってしまいます。みなさんはどうやって自分の後ろ姿をチェックしているのでしょうか。まぁね、気にしなきゃしないでも生きてはいけるし、ボクも何十年間をそうやって過ごしてきましたから。

 

 ちなみに、ネットではどうなんだろうと検索してみました。これがまた、実にワハハハでございまして、いかなるファッション関係のサイトでも、背中や後ろ姿の画像なんて極めて僅かなのです。ボクの調べ方が悪いのかも知れませんが、あのピンタレストですら出現率はコンマ以下のパーセンテージです。

 

 スーツは背中だ後ろ姿だと文章では言っても、まともな画像はほとんどありません。やっぱネットというのは、言い方は悪いかもしれませんが、素人のコピペ・メディアであって、誰かが言った分かったふうなことが複写されて拡散しているだけなんですよね。異なった視点や深掘りした情報蓄積がほとんどないのです。

 

 だから前方から撮影した、ありきたりの写真ばかりが並ぶことになるわけで、そんなネットのどこがニューメディアなのでしょうか。

 むしろ、オールドメディアである紙媒体のほうがよほど工夫しており、だからこそ有料なのですが、衆知のように目下の形勢はとても不利です。前述してきたようなネットの不備をもっと指摘すべきではないでしょうか。これまでネット万能論みたいなことが言われ過ぎてきたのであって、クラウドにしても絶対に限界があります。「3人寄れば文殊の知恵」と言われても、3人ともが同じ意見や感想だったら「文殊の知恵」にはならないからです。特に日本固有の強烈な同調圧力は単純な二元論しか生まないので、いよいよネット過信はあかんよな、と再認識した次第です。みなさん、そのあたりを本当に分かっているのかなぁ。

 

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2016年10月27日 (木)

迷惑メール

 

 毎朝のゴミ掃除、という感じで迷惑メール、いやウィルスメールを削除するのが日課になってしまいました。ホントいい加減にして欲しいなぁ。

 

 どこかでボクのアドレスが漏れているのか、怪しさ満点の英語のメールがやたら多いのです。毎日軽く20通以上は来ているんじゃないかな。最近はこちらも文面なんか読まず即座に削除して完全消去していますが、たまにドイツ語までありますからね。やり口はまったく簡単で、怪しいウェブサイトへの誘導か、Zip形式の添付ファイルを開けさせてウィルスに感染させるという2種類です。

 

 そのために「高収入が得られるジョブがあなたに」だの「グーグルがあなたを指定した」「そろそろ期限なので早く登録しないとチャンスを失うよ」などなど、くだらん思いつきを書きたい放題。そのくせメールの文頭は「Hey!」とか、メルアドのまんまで無礼極まりない。フッターもなかったり、あっても名前だけとかグズグズで電話番号もなし。いかにもありそうな住所が書かれていたりすることもありますけどね。

 

 さらに近頃は日本語のメールも来るようになりました。「請求書を確認してください」とか「写真です」あるいは「配送書類です」とか何とか、こちらも添付ファイルをどうにか開けさせようとする文面になっています。何かで誰かとやりとりしていたら、ついクリックしてしまいそうなほど簡略化されているのがポイントかな。でも、いきなり「お世話になっています」とかで具体的な宛名はなし。もちろんフッターもなく、あっても社名だけとかね。

 

 すぐにバレるようないい加減さなのですが、JTBの顧客情報が流出したきっかけもこうしたメールらしいので、ひっかかったらこっちのものという「数打ちゃ当たる」方式なのでしょう。それもこれもアドレスさえ入手できればメールはタダってことが大きな原因です。もちろん有料になったら大騒ぎで大反対となるでしょうが、そのかわりにこんな負担も我慢しなきゃいけない。

 

 この話題を続けるのも騙されているような気がするのでもうやめますが、性善説はいよいよ通じなくなってきたみたい。技術革新は人間の暗黒面を表出させる、なんちゃって。あーあ、つまらん社会になったものです。

 

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