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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

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    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

日記・コラム・つぶやき

2018年1月12日 (金)

旅の荷造り

 

 毎年のことではありますが、国際時計展示会の取材でスイス・ジュネーヴに出張いたします。1990年代半ばから続けてきたことなので、荷造りなんて慣れたものだろうと思われるみたいですが、そうでもないんですよね。言うまでもなく旅装の基本的なスタンスは必要最小限ですが、海外では何が起きるか分からないからです。

 

 これまでにあったアクシデントをちょっと思い返してみると、ジャケットに赤ワインをこぼしたり、スコールのような強烈な雨にびしょ濡れになったり、自転車に乗った悪党にカバンを引ったくられたり、真冬なのにコートをクロークが紛失するなど、いろいろあるんですよね。ボクは経験していませんが、機内預けのスーツケースが別の国に飛んでいってしまったなんてこともありました。

 

 というわけで、薬などの絶対的な必需品は、全部でなくても2日分くらいは機内持ち込みの荷物の中に入れておくべきです。そのほかの携行品も、ある程度のバックアップが必要なんですが、この案配が難しい。たとえばワイシャツは、ジュネーヴの場合は実質3日間の取材なので3枚+帰国時の1枚=4枚でいいかといえば、やはりサブとしてもう1枚を用意したほうがいいかなとなります。クリーニングから戻ってきたビニールの封も破らず、そのまま持って返ることもしばしばですが、やはり「もう1枚」があると何かと安心なんですよね。

 

 ではジャケットやスーツもバックアップが必要かといえば、そこまで用意したらカバンはパンパンとなってしまい、現地で入手する取材資料などを収納できなくなってしまいます。

 

 このため、ボクの場合は出発の3日くらい前からスーツケースをテーブルに出しておき、様々なシチュエーションを思い返しながら、必要と思われるものをどんどん放り込んでいきます。自分なりの必需品チェックリストはあるのですが、これは最終段階用なので、当初は「あ、そういえば!」を否定することはありません。

 

 こうして放り込んだものを、出発前日に再度見直して、やっぱり不要となれば外していくわけです。結局は毎年同じ顔ぶれの荷物になってしまうのですが、最近になって新しく加わったものがあります。折りたたむと小さくなるバッグと、携帯スチーマーです。前者は資料などが多くなった時に、衣類などをまとめて機内預けの手荷物にするため。もうひとつの携帯スチーマーは、ボクの秘密兵器でございまして、ジャケットやスラックスなどのシワ取りに劇的な効果があるんですよね。もちろん日本製。ということは、電圧が異なる海外では変圧器が必要になります。数年前に家電量販店でススメられたものを合わせて携行するので、これが以前とは大きな違いです。どちらも小型なので出力が小さく、十分な蒸気噴出量とはいえないのですが、変圧機能を内蔵した旅行用の携帯スチーマーをボクはまだ店頭で見たことがないので仕方ないですよね。

 

 そのほかにも、スーツなどがシワにならない収納方法や、肩を潰さない携帯ハンガーなど、旅装にはまだまだ課題が少なくありません。つまり、スーツケースやカバンなどを改良・改善していく余地は沢山あるはずです。にもかかわらず、昔ながらの基本スタイルが継承されており、「こりゃすごい」と感心させるものに出会ったことがありません。家電などもそうですが、まだまだ工夫次第でヒット商品を生み出せるはずなんだけどなぁ。

 

 そんなわけで、このブログは来週からお休みとさせていただき、帰国後の22日月曜日から再開する予定です。例によって旅先で思いついたことがあればアップするので、たまにチェックしてみてください。

 

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2018年1月11日 (木)

苦労が身につかない?

 

 「あなたってさぁ、人生で苦労したことなんてないでしょ。欲しいものは何でも簡単に手に入れることができて、好きになった女の子にも振られたことがなかったんじゃないの。私には分かるの、絶対にそうよ、そうに決まっているわ」

 

 何をどう勘違いするとそうなるのか、まったく不思議でなりませんが、ある中年女性からこんなことを言われたことがあります。ボクの服装や顔つきや話しぶりが仮に苦労知らずに見えたとしても、あまりにも失礼な言い方だと思いませんか。

 

 だからといって、これまでの個人史を詳しく語るような時間も関係性もなかったので、「そんなことないよ、はははははーはーぁ」と力なく笑みを浮かべながら否定することしかできませんでしたが、ロクに知らないアカの他人をそこまで勝手に決めつけられる強烈なメンタリティは、ボクには想像もつきません。

 

 でもねぇ、そのようにはっきりと面前で言わないまでも、似たような印象を持っている人がほかにもいる可能性は否定しきれません。だから、ここで皆さんに明確に断言しておきますが、そりゃもうワタクシの人生は苦労&苦労の連続でございまして、女性関係だって失恋ばっかり。これからの老後にしても、不安な要素は事欠きません。

 

 ただね、そういう苦労や心配や不安を額に刻みつけるのはイヤだなぁと思ってきたことは事実です。なので、先の女性がボクを冒頭のように品定めしてくれたのは必ずしも悪い気分でもないなぁと。もちろん経験は豊富なほうが何かと便利なはずですが、あまりにも苦労や重みや悲哀を感じさせる表情や雰囲気は、ちょっと圧迫感があって息苦しいではありませんか。その意味で、ボクにとっては「苦労人」という評価よりも、むしろ軽薄で能天気に見られるほうがまだマシだと思うわけです。「ちょいワル」というにはほど遠いでしょうから。

 

 まぁね、他人からどう見られたところで、自分のイメージを今さら変えるのは困難なので、お好きなように判断してね、としか言えません。ただ、苦労なんてさ、そんなものはできるだけ身につかないほうがいいんじゃないかなぁ。もちろん失敗や挫折は、それを繰り返さないように深く反省して心に残すことは必要ですけどね。そういうことを、きちんと彼女に説明できなかったことだけが心残りなのです。

 

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2018年1月10日 (水)

悪い奴ら

 

 浜の真砂は尽くるとも、世に盗人の種は尽きまじ。

 

 安土桃山時代の大盗賊、石川五右衛門が処刑された時の辞世の句として大変に有名ですが、「種は尽きまじ」というより、SNS全盛の時代にもかかわらず、似たような悪事が何度も繰り返されることに呆れてしまいます。

 

 言うまでもなく「はれのひ」事件です。テレビや新聞の報道で詳細が次第に明らかになってきましたが、以前から様々な理由やサービスをくっつけて前払いをせかしていたようです。けれども、いざという時に責任者が遁走。営業所も閉鎖して踏み倒すという事件は以前に何度もありました。

 

 最近では格安旅行会社「てるみくらぶ」の破綻が、と書きかけてネットで調べ直してみたら、驚くことについ昨年ではありませんか。こちらも旅行直前にチケットが届かない、あるいは宿泊できなくなったという被害が大々的に報道されました。今回の「はれのひ」も規模や業種こそ違いますが、会社経営が行き詰まり、決算を粉飾して融資を受けながらも財務状態がさらに悪化。給料の遅配などを経て、最後には一般消費者に迷惑をかけまくるという構図はまるきり変わっていません。

 

 そんな泥沼に足を踏み入れる前にさっさと倒産・自己破産しろよと言いたいところですが、無能な経営者ほどジタバタとあがくんですよね。その断末魔を象徴するのが前払い、会社側にとっては前受金ということになるわけです。

 

 経営に少しでも携わった人は、こうした前払いを異常にせかす会社はすぐに赤信号と判断しますが、旅行代金や航空券、それに今回の成人式の晴れ着などは慣例もあって、現物引き替えとは言いにくい。そこにつけこむからこそ悪質なんですよね。こんなのは詐欺まがいでなく、さっさと詐欺と断定すべきだとボクは思いますが、それが法的に確定するまで時間がかかるほか、払ったカネがきちんと返還されたなんて聞いたことがありません。

 

 でもね、ここまでSNSが普及したのですから、その予兆や警告みたいなサインがどこからか出ていても不思議はないだろうと思うのです。むしろ、それによって被害を最小限に留めるのが「高度情報化社会」の本筋じゃないかなぁ。オープンなブログやウェブサイトでは営業妨害で訴えられる怖れもありますが、LINEなんかで「あそこはちょっとおかしいよ」くらいのことは言えるのではないでしょうか。事実無根の中傷誹謗なども同じように広まる可能性もあるのでデリケートな注意が必要ですが、これからはネガティブな情報の信頼性や確度、そして速度が問われるようになるとボクは考えています。

 さもければ、いつまでも一般消費者が悪い奴らの餌食になり続けるじゃないですか。

 

 現代の消防は、火災を消し止めるだけでなく、予防のほうに重点が置かれています。難燃あるいは不燃の建材が普及してきたのもそのためですが、詐欺や犯罪も同じであるべきですよね。そういえば地震警報も似ていますが、消費者に被害が及ぶことを未然に防ぐ警告的な情報流通が急務ではないかと思うのです。

 

 ビッグデータの処理技術が発展すれば、犯罪予報だって可能になるはずですが、それでも「盗人の種は尽きまじ」と意識するのが、ボクたち自身の社会的な免疫ということになるでしょうね。

 

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2018年1月 9日 (火)

HUB浅草店

 

 年に数回ほどですが、スキヤキを猛烈に食べたい時があります。焼肉も悪くはないんだけど、せいぜいサンチュで巻く程度なので、すぐに飽きてしまうんですよね。年を取ったせいか、厚く切られた牛肉も苦手になってきました。

 

 それに比べて、スキヤキの肉は人間技では不可能なほど薄く切られているほか、シラタキ、焼き豆腐、シイタケにクレソン、じゃなかった春菊などの取り合わせにバラエティがあります。これを醤油ベースの甘じょっぱい割り下で煮つめるのですから、毎日は食べられないにしても、味がクセのようになって忘れられないのです。

 

 しかもボクは何と贅沢にも、ウェイトレスでなく仲居さんというのかな、できれば和服を着た妙齢の美しい女性に下ごしらえをしてもらうのがスキヤキの基本であると信じてきました。つまり、家庭でこしらえたら旨さが半減してしまう外食中の外食、王道的な存在といっていいでしょう。

 

 お会いしたことはありませんが、瀬戸内寂聴先生も「シニアは肉を食べなさい」と話していたことがあるので、正月明けの連休ということで、思い切って浅草に行くことにしました。浅草寺の初詣からスキヤキの名店・今半へのルートを想定していたのですが、仲見世通りは相変わらずの大混雑。秒速で諦めて国際通り本店に直行しました。かなり結構な値段ではあったのですが、質素な1人暮らしの正月を過ごしたので、たまにはこれくらいの散財は許されるだろうと。はい、期待に違わず大変に美味しゅうございました。

 

 でね、本題は食後の楽しみとして足を向けたHUB浅草店のライヴなのです。この店は先週1月4日のブログで紹介したように、グループの他店とはまったく違います。大きなステージがあって毎日ライヴを行っており、このためキャッシュオン・デリバリーでなく後払いなど、店名こそHUBですけど、むしろ別の名前にしたほうがいいんじゃないかと思うくらいです。

 

 実はスキヤキよりも同店のライヴがお目当てでありまして、はるばる遠く浅草までやってきたわけです。この日の出演者は永濱昌彦とデキシーVIPにヴォーカルとして木津ジョージさん。「デキシー」とあるように、ジャズの原点とされるディキシーランドジャズを得意とするバンドで、ピアノ、クラリネット&サキソフォン、トランペット、トロンボーンにウッドベースとドラムの6人編成=セクステット。ウェブサイトがなかったので未確認ですが、クラリネット&サキソフォンが最高齢の85()で、平均年齢70歳以上というスーパーシニアなバンドです。ヴォーカルの木津さんも70代半ばですから、年齢だけ紹介するとものすごく誤解されそうだけど、演奏が素晴らしく上手なんだよな。一芸に秀でたジーサンたちがこんなにもカッコ良いとは不覚にも知りませんでした。同夜のハイライトと思われるリーダーのドラムソロも10分以上。よく息が上がらないものだと心配しつつも、その迫力とテクニックに圧倒されました。木津さんのヴォーカルもほどよく枯れた味があるというか、円熟した雰囲気と色気が漂っているんですよね。

 

 年季を経ても生き残ってきた実力派のベテランが揃っているせいか、満員の店内はシニアばかりでなく、若い男女が目立つことにも驚きました。ディキシーランドジャズは日本ではとっくにオワコンかと思っていましたが、決してそうではないようです。インテリぶった小難しいプログレッシヴよりメロディアスで楽しいですからね。このライヴも3種類のブラスが一斉に音を放つ重層的なハーモニーが耳を通して胸にまで届き、心が沸き立つほど気持ち良く感じました。軽快に跳ねるようなピアノなど、それぞれのアドリヴも余裕があるので安心して聴けます。譜面なしで基本的なメロディとコードだけでつながる、ジャズセッションの楽しさを久々に堪能させていただきました。

 

 ステージは休憩を挟んで40分×3回。これでミュージックチャージは入れ替えなしでなななななな何と1600円ですよ。オーダーはメニューに記された料金に消費税だけ。ちなみにグラスワインは一杯660円。いつもの銀座に比べて、ホントに安いよなぁとしみじみ感心しました。

 

 こんな店が渋谷や新宿にあったら絶対に行きつけにしたはずですが、恵比寿から浅草はさすがに距離があります。でもまぁ月に1回くらいは行くぞと。あまりにも人気になって混雑するようになったらイヤだけど、ライヴが好きな人には超オススメの店であります。

 

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2018年1月 5日 (金)

彼女・彼氏がいない!?

 

 ある取材の時に、衝撃的なデータを紹介されました。未婚者のうち男性の約7割、女性も約6割が彼氏・彼女がいないというのです。さらに、そのうち男女とも約3割は交際相手を持ちたいとも思っていないらしい。

 

 これは国立社会保障・人口問題研究所が2015年6月に実施した「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の結果で、厳密には1834歳までの平均なのですが、交際相手を持たない人の比率が年々高まっていることにも驚かされます。

 もっと細かく紹介すると、未婚男性の場合、2024歳で67.5%、2529歳で68.4%、3034歳で68.7%。女性では同じく55.3%、58.1%、3034歳になると急増して64.8%。適齢期から外れているか、既婚とみなされて敬遠されやすいからでしょうか。

 男性の平均比率がこれらの年代を超えた7割になっているのは、1819歳の層が引き上げているからです。大学入試の前後だけに、恋人なんか作らないで真面目に受験勉強に取り組んでいるということになるのかな。

 

 当然のことながら性経験のない未婚者も増加しており、たとえば2529歳の男女ともに約3割。こちらも1834歳までの全世代で前回(第14回、2010年)よりも増加しています。

 

 若者男性の「草食化」がいわれたのはずっと昔のような気がしますが、ここまで事態が進行しているとは予想もつきませんでした。男性が交際相手を作ろうとしなければ、彼氏のいない女性だって増加しますからね。

 ボクは基本的に人間なんてそんなに変わるはずがないということを信念としてきたので、このデータは大変にショックです。未婚男性が10人いたら、そのうち7人は恋人がいないなんて、相当に不自然な社会だと思いませんか。特に20代といえば、下世話にいえば「やりたい盛り」であるはずなのに、交際相手を望まない男女が3割なんて、とてもじゃないけど信じられません。

 

 SNSの普及で、交際にともなうトラブルがバレやすくなったので、濃密な恋人関係を怖れるようになったと分析する識者もいるようですが、だからといって孤独な「お一人様」がそんなにいいかなぁ。ボクには人間の本能を社会環境が抑え込んでいるとしか思えないのです。特にSNSなんて、このブログでいつも批判してきた「横並び」と「同調圧力」を促進するだけじゃないかな。

 だってさ、みんながホントに恋人なしで満足しているなら、恋愛をテーマとしたテレビや映画がヒットするはずがない。もちろん、カップルとしてのつきあい方は時代によって大きく変わって当然ですが、交際相手やパートナーを求める孤独な心境は、どんな人間にも共通しているんじゃないかな。ボクみたいなオッサンになると、面倒くせぇなぁと痛感することしばしばですけどね。

 

 だからさ、若いうちはもっとバカになって、情熱に突き動かされなきゃいけません。それで恥をかくなんて昔は普通にあったことなのにね。この話題はもうちょっと深く考えないといけないので、結論は据え置きとさせていただきます。ただし、欧米では交際相手のいない独身者を近親者や友人・知人たちが心配するのが常識的です。それで適当な相手を見つけてきて引き合わせたりする。そういう「お節介」、つまり世代を超えた社会的な関係性が日本では希薄になってきたことも大きな要因のような気がしてなりません。

 

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2017年12月28日 (木)

時間

 

 年末になるといつも思うのは、時間の最強さ、というか偉大さであります。矢沢よりグレイトなんだよね(アホか)。

 

 今年も何だか慌ただしく過ごしてしまいましたが、どうあがいたところで、いかなる権力者にしても、時の流れを止めることなんてできません。

 

 人間は動物と違って言葉を持ち、常に意思疎通しているとはいっても、モノの見方を規定する世界観は千差万別で、意見もいろいろあります。このため、同じモノやコトでも見え方はそれぞれ違っているのですが、時間だけはきっちり共通しているんですよね。午前9時に出社してね、といわれて「オレは別だもんね」と固有の時間を想定する人なんていません。日の出の理解や解釈が人によって違おうとも、たとえば朝6時はすべての人間にとって同じなのです。むしろボクたちは、過ぎ去っていく時間しか共有できない孤独で悲しい生き物といっても過言ではないように思います。

 

 このブログで時間論をぶちあげようなんて大層なことは考えていませんが、時間というのは明らかに「波」なんですよね。しかも、ものすごく強大で、時には凶悪な津波にもなります。その一方的な流れの中でしか、ボクたちは生きていけない。その流れが止まる時は、個体や物質にとって死のほかにありません。そして、いつの日か宇宙全体の活動が機能停止するまで、時間は延々と続いていき、いかなる営為もすべてを無=ゼロに向けて押し流してしまう。

 

 この空恐ろしい事実にもっと驚愕つつし畏怖すべきだと思うのですが、皆さん、生きるのに忙しいですからね。年が改まる区切りにしか、こんなことに想いは及びません。いくら考えたところで、時間に対抗する術はないしね。ただし、どんなこともそうですが、客観と主観があります。客観的な時間を支配することは不可能でも、主観的な時間なら意識することで何とかならないわけでもない。このあたりに、時間を自分のものにするヒントが隠されているように思います。それについては、来年にでも。。。。

 

 というわけで、皆さま、今年もいろいろお世話になりました。このブログは新年1月4日までお休みさせていただき、5日の金曜日から再開する予定です。

 良いお年をお迎えください。

 

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2017年12月27日 (水)

エレガント

 

 ファッションや装飾品などにしばしば使われる言葉として、「エレガント」があります。「スタイリッシュ」が颯爽としたオシャレを意味するのに対して、「エレガント」は優雅、あるいは洗練と考えられているようです。

 

 でね、「スタイリッシュ」のほうは年齢や性格や生活態度はあまり問われないように思うのですが、「エレガント」のほうは本人のありようが大きくかかわってくるような気がするんですよね。すなわち「エレガント」な衣服や時計を身に付けたら、態度や所作、できれば人間としての中身まで「エレガント」であって欲しいと願っちゃったりするわけです。

 

 実際問題として、そこに大きなギャップがあると、似合わないという以前に不自然なんですよね。じゃあ「エレガント」ってどういうことだよと突っ込まれそうですけど、ボクは悠揚として泰然自若であると考えています。少なくともエスカレーターをドカドカと駈け上ったり降りたりせず、目の前に人がいたらせかせかと追い抜かずにはいられないという態度では決してないだろうと思うのです。

 

 もちろん「衣食足りて礼を知る」という言葉があるように、財産や収入が関係する場合もあるかもしれませんが、「武士は食わねど高楊枝」という言葉だってありますからね。これはおそらく主君を失ったか解雇された浪人を、町人がバカにして作った言葉だと思いますが、ボクはこうした痩せ我慢を嫌いではありません。ギスギス、ケチケチした守銭奴よりいいんじゃないかな。

 

 そのためには、心に余裕が必要となります。腹が減ったら仕方がないけど、ちょっとばかり焦ったところで仕方ないじゃないかと。そりゃね、エレガントであり続けるなんて、よほどの上流階級でなきゃ無理かもしれない。けれども、人間たるもの、そうした理想の1つや2つを持っていたいじゃないですか。そのためには、何事も先回りして、余裕を作って生活することです。その意味では、アポや出社時間はギリギリに行かなきゃ損だと思ってはいけない。30分も前に行くようにすれば、ライフスタイルは少しずつ変わってきます。焦らない、走らない、愚痴と他人の悪口は絶対に言わない、というのが基本かな。するとね、表情も次第にノーブルに変わってくる、ような気がするんだけどね。

 

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2017年12月26日 (火)

距離感

 

 ボクはFacebookLINEもやっていないのでよく分かりませんが、SNSの圧倒的な普及で、他人との距離感がすごく微妙で繊細なことになっているんじゃないかな。

 

 固定電話しかなかった大昔なら、誰かと実際に対面した時にだけ距離感を気にすれば良かったのに、今ではネット経由で簡単に時空を超えたつながりに踏み込めるので、孤独ではなくなる半面で、四六時中どころか年がら年中、他人のことを気にしなきゃいけない。ボクにとっては想像を絶する濃密な関係というほかありません。

 

 けれども、若い世代は子供の頃からそんな環境で育ってきたはずなので、他人との距離の取り方が、おそらくボクなんかより軽く100倍以上は上手になっているでしょうね。つまらない感情の行き違いで心理的なトラブルがあっても、いわゆる「神対応」ができる人がみんなの人気を集めていく。そんなことが深夜に飛び交う電波で頻繁に起きているのではないでしょうか。

 

 ボクの世代では誰にでも良い顔をする「八方美人」は嫌われるのが普通でしたが、おそらく現代では褒め言葉になっていると思います。それだけ人間関係にスレているというか、慣れているというべきか。にもかかわらず、SNSは短文によるコミュニケーションがほとんどなので、電話が苦手という傾向もあるようですね。特に年代が異なる人たちとの会話では尊敬語、謙譲語、丁寧語を使い分けなきゃいけないので、戸惑うことも多いんじゃないかな。つまり、社会に出た段階で、バーチャルなSNSとは異なる、リアルな距離感にも慣れていかなきゃいけない。うへぇー、ホントに今の若い人は大変だよな。

 

 このような距離感をどうして気にするかといえば、ボク自身がすごく苦手だったからです。そもそも小・中学校で何度も引っ越しを経験したので、アウトサイダー感覚が強いんですよね。子供の頃から知っていたわけではない人たちと、新しい関係をゼロから作っていかなきゃいけない。それができたと思ったら、また違うところに連れていかれる。人にもよるでしょうが、これは決して楽なことではありません。

 それを繰り返していくと、やがてコミュニケーションの達人になるか、あるいは徹底した人嫌いになるか、どちらかになるでしょうね。ボクの中には奇跡的に両方が共存しているので、取材という仕事もこなせるのですが、今でも距離感に悩むことがしばしばあります。そんな時のマジックワードを見つけるまでに、結構な心労を経験いたしました。

 

 そこで、ボクのように他人との距離感に悩む皆さんに、特別に無料で、そのマジックワードをお教えすることにしましょう。というほどのことでもないんですけどね。

 

 他人はあなたが思うほどあなたのことなんか気にしていない。

 

 はい、それだけのことです。時には心を傷つけたり、傷つけられたりすることもことがありますが、そんな場合でも時がすべてを癒やすのさ。そう考えなきゃ、生きていけないじゃないですか。

 

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2017年12月25日 (月)

警察からの電話

 

 嬉しいことに遭遇する確率は普通の人よりパーセンテージでヒトケタは少ないのに、ヘンなことにはアベレージの10倍以上の頻度(あくまで体感)で出会うんですよね。先週末にご紹介した京都駅のアクシデントもそうですが、実は当日の朝も、その予告編みたいなことがあったのです。

 

 こちらも新幹線のホームでありまして、午前10時前に品川を出るのぞみを待っていた時に何気なくガラケーをチェックすると、知らない番号の着信が入っておりました。カバンの中に入れていたので、鳴っても気づけなかったようです。それで折り返しの電話をすることにしました。

 

「はい、こちらは南あ・・・・警察署ですが」

 ・・・のところが電波の事情が悪いか、それとも早口過ぎるのか、あるいはホームの騒音のせいか、とにかくよく聞こえません。南麻布警察署かな、と一瞬思ったのですが、六本木に麻布警察は確かにあっても、南麻布なんていう地名があったかなと。

 

「先ほどお電話をいただいたようなのですが」

「お名前は?」と女性の声。

 

 ボクの名前を言うと、「少々お待ちください」となって保留状態。役所とNTTとアメックスとアップルの窓口は、それから長く待たされるんですよね。けれどもボクは時々冷たい風がヒュウと吹き抜けるホームに立っており、もうすぐやってくる新幹線に乗らなきゃいけません。そんなことを伝えるヒマもなく、おそらく相手もこちらの事情は埒外なんだろうなぁ。けれども、とにかく相手は警察ですからね。身に覚えはまったくありませんが、いきなり「署まで来てください」と言われかねないので待ちましたよ。

 

「ご住所を教えていただけますか?」

「はい。東京都・・・・・ですけど」

「えーと、ああそうですか、それは失礼しました」

「というと?」

「こちらは南アルプス警察署の交通課なんですが、交通違反の反則金未納の件でお電話したところ、そちらにつながったようです」

 はぁ、南アルプス警察署ねぇ。長野県かな、それとも山梨県かもねというくらいで、まったく縁のない地域です。

 

「ボクはクルマを持っていないし、少なくともここ10年はレンタカーすら運転していないので、交通違反なんてしたことがありません。しかも、南アルプスなんて行ったこともないですよ」

 ついでに運転免許証もゴールドだと付け加えれば良かったかなぁ。

「はいはい、分かりました。こちらにある番号が間違っていたようです。どうも失礼しました」

 

 番号登録が簡単なケータイといえども、間違い電話を受けたこともかけたこともあるので、「ではボクには何の関係もないことですよね」と念を押すだけで電話を切りましたが、それにしても「南アルプス警察署」ですぜ。交通違反した人が故意か間違いかは知りませんが、ボクのケータイ番号を警官に伝えて、それを違反切符に書きつけたのでしょうか。運転免許証には電話番号なんて記載されていないので、当人の申告を信じるほかないのかな。

 

 というわけで、神様がよほどボクのことを嫌いなのか、そうしたヘンな出来事が結構起きるんですよね。間違い電話は数々あっても、くどいようですが「南アルプス警察署」がかけてきたケースはボクくらいなものでしょう。

 でもって夕方の京都駅では怪鳥のような悲鳴ですから。そういえば、その日のTBSテレビ『あさチャン』で蟹座の運勢が最下位だったと思い出しました。でも、そこでは「家族の不和」となっていたんですけどね。

 

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2017年12月22日 (金)

京都駅にて

 

 あと10分ほどで東京行きの新幹線がやってくる夕刻の京都駅で、突然にハイトーンの異常音が構内に響き渡りました。ホームの屋根にあたって戻ってくるせいか、イヤホンで音楽を聴いていたボクにも分かるほど大きな音でした。

 

 何事だろうとイヤホンを外して見渡してみると、真向かいのホームで停車中の下り大阪方面行き新幹線に人だかりがあります。目を凝らしてよく見ると、どうやらドア付近で両腕を大きく広げている女性が発生源らしい。彼女が髪を振り乱しながら「キィーーーーー」というか「ヒィーーーーー」という大きな叫び声というか悲鳴を上げていたのですが、それが息継ぎなしで長く長く続くので、とても人間の声とは認識できなかったのです。

 

 向こう側のホームなので、なすすべもなく立ちすくんで様子を見守っていると、ある男性が下の方から幼児を抱え出し、それを機に女性の大音声もやみました。どうやら子供が新幹線とホームの隙間に足を落としたらしいのです。大きなカバンをいくつも持った家族連れだったので、それを慌ただしく積み込む時にまぎれて、足を滑らしたんじゃないかな。そのまま新幹線が発車すると大変なことになるので、お母さんらしい女性は咄嗟に怪鳥のような奇声を発して、駅員らに気づかせようとしたのです。

 

 家族の1人が新幹線の停車ボタンを見つけて押したらしく、すぐに駅員もやってきて騒動がおさまり、野次馬も散っていきました。顔つきや雰囲気から中国人旅行者と思われますが、ボクは今までにあのような人間の声を聴いたことがありません。子供を危機的な状況から守ろうとするあまりの行動でしょうが、それにしても母親というのは凄い存在だなぁとつくづく感心してしまいました。

 

 しかしながら、ホームでのアナウンスは「停車ボタンが押されたので緊急停止していましたが、安全確認が終了したので直ちに発車いたします」とか何とか、この事件についての説明は一切なし。新幹線の台車に深刻な亀裂が発見されて問題になったばかりなんだからさ、何が起きたのかをちゃんとアナウンスすべきじゃないかな。

 

 トラブルや遅延が珍しくない山手線ならびに湘南新宿ラインなんかもそうですけど、情報を迅速に正確に伝えれば、誰も文句は言わないよ。にもかかわらず、やたらに隠して事情をきちんと説明しないから、乗客はイライラするのです。とっくに民営化されているんだから、「由らしむべし知らしむべからず」(良い子はネットで調べてね)なんていう姿勢はやめるべきだと思うぞ。

 

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