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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

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    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

経済・政治・国際

2019年6月12日 (水)

拳銃か毒薬

 

 以前に、ある外国人から「日本人は本当におとなしいね。まるで奴隷のように政府や行政に従う」と言われたことがあります。万世一系で元号が令和になれば、天皇制の歴史も背景もろくすっぽ知らないのにバンザイ三唱ですから、ボクだってアホかと思うことがしばしばあります。

 それでもね、2000万円ですぜ。老後30年を夫婦で生き延びるためには、年金以外にこれだけの大金が必要になるというなら、それが用意できない人は死ねといっているに等しいではありませんか。にもかかわらず、メディアの論説は、政府に気を遣っているのか穏やか過ぎますよ。年金制度の不備だの、貯蓄から投資への誘導だとか何とか、本筋を外れまくっています。優秀な官僚たちが何を意図したか知りませんが、前述したように、そのカネがなければ夫婦揃って必ず飢え死にしますぜ、というのが正しい見解というものでしょう。

 では、みなさん、じわじわとカネがなくなり、やがてコンビニでオニギリも買えなくなって「腹一杯メシを食いたかった」と遺書でも残して死ぬのでしょうか。そんなことを言われてもなお、国民はじっと黙っているんだから、いやぁもう実にご立派というほかありません。それとも、いつか宝クジでも当たると思っているんだろうか。ちなみに、ボクは20年ほど前からそう願ってきましたけどね。

 いずれにしても、こんな国になお生き続けたいというなら、こうした災厄の元凶である政府と行政に対して、もっと大規模な抗議行動を起こすべきでしょう。けれども、残念ながら、そんな気配はぜーんぜん、まるきり、ずずずいーっとありません。なぜなら、元気な若い人たちはジーサンたちが年金のカネを搾取していると感じているからです。いくら若者がカネを納付しても、将来に貰える年金額は雀の涙。それもこれもジジーたちが旧制度に守られて、ぬくぬくと年金を懐に入れているからだってね。

 そもそもの年金設計が世代間負担を前提にしていることからしておかしいのですが、そこに古手の温泉旅館のように増築・改築を繰り返してきたことに問題があるのです。けれども、想像力のない人間は、どんなことだって近親や近隣の憎悪から始まり、上まで行かずに終わってしまうんですよね。

 だからボクは、以前から65歳を過ぎた人には、無料の健診票ではなくて、拳銃か毒薬を配るべきだと主張してきました。銃口は政府並びに行政の担当者だけでなく、自分にも向けることができるじゃないですか。配った拳銃がメルカリから流出すれば大変な社会問題になるので、もちろん冗談に決まってますってば。

 だったら毒薬がいいかな。カネがなくなった時、または生きる意欲を失った時には自分で終止符を打つ。長く働いてきた老人に、それくらいの自由と楽しみが残されていても然るべきではありませんか。いずれにしても、そうしたリアリティを死ぬ間際にしか持てないというのは、死をまともに教育されていないからです。

 今ごろ、あの外国人は「日本の支配者は国民を愛すべきマヌケだと思っているはずだ」と仲間たちと噂話しているんじゃないかな。不愉快極まりないけど、否定することもできない、悲しむべき真実ではないかとボクも思ってしまうのです。

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2019年5月21日 (火)

道路の拡幅

 

 ボクの事務所があるマンション前の道路が、片側一車線から二車線となり、合計で四車線に拡幅されると知ったのは20年ほど前になるでしょうか。その頃すでに、点線で予定地域を記した鉄製の看板が道路脇に設置されていたので、計画自体はもっと以前からあったようです。

 石原慎太郎が都知事だった頃にようやく本格的な買収が始まり、契約が締結した場所から整地されていったのですが、今でも道路側に出っ張った格好になってしまった建物がチラホラとあります。個人の権利やエゴと直接に向き合わなきゃいけない道路拡幅の難しさを感じさせますが、おかげで舗道が広がっただけで、クルマが走る道路は何も変わっていません。そうなるとですね、この少子化・人口減の時代に、わざわざ巨額の税金を投資して道路を広くする意味があるのか、となってくるわけです。

 ボクは事務所の窓から前面の道路を20年近く眺めてきましたが、渋滞なんか見たことがありません。近所の五叉路ではさすがにクルマが並んで列をつくりますが、夕方の混雑時でも、信号が1回変わるだけで解消される程度。おかげさまで、信号のあるところまで行かなくても、ちょっと左右を確認するだけで悠々と横断できるくらいです。もちろん危険なのでボクはしていませんが(ウソつけ!)、向こう側からこちら側、こちら側から向こう側にそそくさと歩いていく人は珍しくありません。

 来年は東京オリンピックがあるといっても、一時期だけのイベントですよね。移民を本格的に受け入れない限りは、首都といえども人口減少は続きます。それでも道路を拡張する積極的な理由があるというなら、納税を欠かしたことのない都民に教えて貰えないかなぁ。

 役人はワケの分からない屁理屈をこねるに決まっていますが、要するに議会を通過した計画は絶対に後戻りしないってことでしょう。役所の組織構造は、一度決めたことを推進するだけで、ブレーキが付いていないのです。議会がアクセルとブレーキの役割を果たしているといっても、道路のように長期にわたる計画の当事者はもはや残っていないはずです。役所にしても定期異動があるため、事情が分かる人がいない。かくて計画の中止や撤回が議会に諮られることもなく、まるで巨大な機械のように自動的に、ということは無責任に無目的に進められていく。けれども、そこで使われるカネの一部はまさしくボクの税金なんですけど。

 こんなアホらしいことはもうやめませんか。少子化・人口減少によって、大昔に立案された計画の多くが時代遅れになっていることは間違いありません。そろそろ行政のあり方を根本から変えていかないと、道路などの大規模インフラはボクたちを置き去りにした金食い虫と化していくんじゃないかな。

 かといって、1人の都民としていったい何ができるんだよと、窓外を見ながら溜息をつくばかりであります。みんなをまとめて運動にしていくヒマも体力も精神力もありません。そもそも人づきあいが苦手なので、政治なんか冗談じゃねぇと感じるボクにとって唯一の期待はSNSなんだけど、若い人は目先のことしか気にしないもんなぁ。

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2019年5月14日 (火)

卵を1つのカゴに盛るな・続

  昨日の論旨とは逆になるかもしれませんが、ボク自身はクレジットカードとSuicaを頻繁に使っています。その主たる理由は、キャッシュレスという以前に、財布を持つ習慣がないからです。寅さんじゃあるまいし、大きな財布を取り出して指をなめながら札を引き抜くのは、ボクの美学に思いきり反するんですよね。そもそも論として、細身のスーツに大きな財布を入れたら、その位置が分かるほど目立つので、エレガントとはいえないじゃないですか。尻のポケットにスマホを突っ込んで気にしないという人もいますが、ボクはいやだなぁ。

 ましてや小銭なんてもってのほかでありまして、この2つを駆逐するのが、ボクの長きにわたる悲願でもあったのです。大きな支払いはクレジットカードに任せればいいのですが、1000円以下となると、さすがに抵抗があります。乗り継ぎした海外の空港で同地の現金がなく、やむなくミネラルウォーターをクレジットカードで支払ったことがありますが、国内ではちょっとね。

 そうした少額決済にSuicaは最高に便利なのです。近頃はタクシーでも支払いが可能になりました。このSuicaの何が便利かというと、一切の手数料が不要ということと、駅やコンビニで簡単にチャージできるということです。つまり、その都度、必要な額だけを補充しておけばいい。それよりも使い込んでしまう危険もありません。ちなみに、ボクは3000円以上にしたことがありません。もし紛失したらもったいないですからね。足りなくなればチャージするだけでなので、万円単位でキープしておく必要はないと思います。

 そんなわけで、スーツやジャケットを着用して外出する時は、名刺入れにSuicaと銀行カードが1枚、それにクレジットカードを1枚だけ入れています。スマホは机の中に入れて、それに連動した超軽量薄型の携帯電話(50グラム程度)だけを持参します。いざという時のために、現金も3〜4000円程度。この程度ならどこにでも入ります。そのほかにはハンカチが2枚だけ。1枚は柄物で、1枚は純白。後者は女性が涙を拭う時に手渡すためですが、残念ながら一度も使ったことはありません。

 話がものすごく長くなりましたが、というわけで(どんなわけだよ)、スマホに各種の支払い機能を載せるのは賛成できかねるのです。そもそもボクは正装時の外出にスマホを持ち歩かないのですが、ごく単純に言えば、落としたり紛失すれば、それだけ被害が大きくなるということなのです。パスワードなんて、悪党が本気になれば簡単に見破られると考えたほうがいい。にもかかわらず、様々な決裁をスマホにまとめておいたら、銀行口座にもアクセスされて、全財産を抜かれることもあり得るじゃないですか。

 株屋さんの世界には「卵を1つのカゴに盛るな」という諺があります。そのカゴを落としたら全部割れてパァになってしまうことから、投資は集中せずに分散しなさいと戒めているのです。スマホに何もかもまとめてしまうのは、この1つのカゴと同じで、便利な反面でリスクも大きくなります。その意味でも、支払いの総額をいつでも管理できるSuicaは実に便利というほかありません。通信機能によって全員でワリカンにできるシステムなんて、ボクには危険極まりなく思えるのですが、これって旧世代のオッサンだけの感想なのかなぁ。ちなみに、このタイトルは2011年8月のブログでも使用しいるので、「続」としました。

 

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2019年5月13日 (月)

キャッシュレスがそんなにいいの?

 

 どんな思惑があるのか知りませんが、キャッシュレス決済への誘導がやたらに活発化してきました。

 こんな時のやり口は、面白いことに大昔からまるきり変わっていないんですよね。いわく「海外ではキャッシュレスが普及しているのに、日本では今も現金決済が主流」。文明開化の明治じゃあるまいし、何でもかんでも海外の真似すりゃいいってものではないでしょう。だったら元号はどうすんだよ。日本だけの呼び方なんだから、それも廃止して「海外のように」西暦で完全統一しなきゃおかしいという理屈になるではありませんか。

 仮に現金決済がガラパゴス並みの少数派としても、それがどうして遅れているということになるんですかね。ビットコインなどのハッカー被害を考えれば、むしろ現金のほうがよほど安全ではありませんか。強盗などの怖れがあるにしても、自宅に大枚の現金を置いておくほうが変人であり、脱税の疑いも濃厚ですよね。銀行閉店後に現金がまとまる飲食店などのために夜間金庫も普及しており、コンビニでも預けることが可能になっています。

 ボクの行きつけのヤキトリ屋にしても、以前はアメックスが使えたのに、手数料が高いせいで現金払いに逆戻り。年齢がバレそうだけど「いつもニコニコ現金払い」という居酒屋はまだまだ少なくないと思います。そもそも利益の乏しい庶民的な店がカード手数料を嫌うのは当然ですから、そこにキャッシュレス決済を強要、じゃなかった導入しろと催促するのは、弱い者いじめに近いんじゃないかな。

 この「弱い者いじめ」という言葉ではからずも気づいたのですが、例によって安倍さんの政策が背後にあるんですよね。消費税増税による景気悪化を軟着陸させるために、支払い分の5%を還元すると発表していますが、現金で戻すのでなく、ポイントですもんね。現金の引き算で問題があるとはボクには思えませんが、伸び盛りのIT産業に恩を売って支持を取りつけておく意味でも、現金よりポイントのほうが政権にはおトク感が高い。だからバイバイでなくてポイポイだかペイペイだか何だか知りませんが、スマホなどを活用しましょうってことじゃないかな。

 じゃそうすっか、という人たちがどんどん増えれば、前述した庶民的な飲み屋もキャッシュレス決裁を導入せざるを得なくなります。テレビCMのように、ヘリコプターから「では別の店に行きまーす」なんて言う人が多くなったら閉店ですもんね。その結果として、ボクたちが支払った代金の一部は、お店をスルリと通り抜けて、手数料としてカード会社やSNSの運営企業などに入金。これで『がっちりマンデー!!』てなことになるわけですが、果たしてそれでいいのでしょうか。飲食店のメニューに手数料が上乗せされることも十分に考えられますからね。値上げの口実にもなりかねません。

 そうはいっても、コンビニやスーパーのレジでモタモタと現金払いする人にイライラさせられることはあります。しかしながら、いちいち財布を覗いて必要なカネを取り出す習慣というか態度は、数字のやりとりだけのキャッシュレスよりはるかに健全ではないでしょうか。ヘタすりゃ自己破産の急増をもたらすキャッシュレスの隠された陥穽と、現金勘定の長所や欠点などを、日本社会の特性と対比させてきちんと論じるのが本筋であるはずなのに、いきなり「海外では……」なんて拙速もいいところです。特殊詐欺はどっちだよと、悪党たちが陰で嘯いているかもしれませんぜ。

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2019年3月15日 (金)

窮鼠猫を噛む

 

 とうとうセブンイレブンが折れたようですね。大阪で24時間営業をやってられないと悲鳴を上げたフランチャイズ店に対して、契約違反だから1700万円を支払えと迫っていたのに、メディアで大々的に報道された途端に態度を豹変した、ようにボクには感じられます。

 おそらく世間の話題にならなかったら、契約解除に加えて法外な違約金も課されたんじゃないかな。何しろ全国で2万店を超えるマンモスチェーンですから、本部の大奥に鎮座されている方々は「こんなもん認めたら他店にしめしがつかん」とか何とか指示していたのではないでしょうか。それでも、報道が広がっていくと、似たような弱者が少なくないせいか、有言無言の支援と本部への批判が拡大していった、んじゃないかな。

 ボクも抗議の意味で近所のセブンイレブンはやめてファミリーマートに行こうとしたくらいです。でも、直営店でない限りは内ゲバや仲間割れと同じで、無理しながらも終夜営業を続ける無辜のフランチャイジーに迷惑をかけるだけで、何の抗議にもなりません。

 この構造はタクシー業界も似ていて、景気変動などの直撃を受けるのは歩合給の運転手さんだけといっていい。よほど無理した設備投資をしない限りは、この歩合給がクッションとなって会社本体の利益が激減ということはないはずです。だからこそ、経営戦略なんてものは必要なく、横並びでみんなと一緒に国土交通省の沙汰に従っていれば良かった。そうした業界慣習に値下げという波乱を初めて巻き起こしたのが京都のMKタクシーです。このため現地では蛇蝎のように嫌われていました。京都出張の時に、タクシー運転手さんからあることないことをさんざん聞かされて閉口したことがあります。

 だから、もっともっとセブンイレブンに情け容赦のない踏ん張りを続けていただき、社会からの批判をどんどん盛り上げて、燃えさかる大火のようにして欲しかったくらいです。

 コンプライアンスだのCSRだのと口あたりのいいことばかりを言っていても、ひと皮剥けば、資本を背景とした非人間的なごり押しが普通なんですよね。1920世紀初頭の原始的な資本主義&競争社会ならともかく、21世紀になってもこれかよと、ボクは深く絶望しております。ある大学教授に「社会はすぐには変わらないのよ」と慰められましたが、ではいったいいつになったら変わるんですかねぇ。 

 この情報社会では大阪のコンビニのように「窮鼠猫を噛む」ことも不可能ではないので、SNSの活用が唯一の反撃方法なのでしょうか。

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2019年3月 1日 (金)

知らない人に1票?

 

 今年は統一地方選挙と参議院選挙が行われる「選挙イヤー」になるそうです。そうなるとテレビなどのメディアは声を枯らして「選挙に行こう」とか「あなたの1票を大切に」などというキャンペーンを展開しますが、本気で言っているのかなぁ。

 

 選挙のたびに、大きな看板に数多くの候補者の顔が張り出されますが、その中にあなたの知っている人はどれだけいるでしょうか。面識なんかゼロという人のほうが大多数ですよね。仮に知っていたとしても、テレビで見たとかクソうるさい街頭演説やら、パンフレットあるいは知人からの電話による名前だけじゃないですか。

 

 にもかかわらず、そんな見も知らない連中から1人を選んで投票しなきゃいけないというのが現代の選挙であることを、行政もメディアもきちんと認識しているとはとても思えません。通り一遍の討論会や演説で候補者の本質を見抜けというほうが無理です。短期間に候補者全員のことが詳しく分かるはずがない。一般有権者にそんなヒマはありませんよ。

 

 かくて、見た目やイメージだけで選ばれた連中が果たして何をしてきたか。直近では女性問題で議員辞職願いを提出した田端毅衆議院議員。何と準強制性交の告訴状が警察に出されています。彼に投票した人は「そんな奴とは知らなかった」と言うでしょうね。「そもそもよく知らねぇ奴」という投票者も多いんじゃないかな。

 

 ちなみに、彼は「魔の3回生」と呼ばれる集団に属していました。実はそれ以前に「魔の2回生」と呼ばれる国会議員がいまして、いやまぁ、すごいトラブルを頻発してきたんですよね。とりあえず解説しておくと、「魔の2回生」とは、自民党が圧倒的に大勝した第46回衆議院選挙で初当選し、続く第47回でも当選した人たちを言います。あまりにも問題が多いので、そんな別称が生まれたのですが、第48回にも当選した議員がまたしてもスキャンダルを連発したので、流れから「魔の3回生」とまとめられています。

 

 ちょっと調べただけでも、不倫や路チュー、アルコール中毒疑惑に金銭トラブル、「このハゲー」と叫んだ女性議員も「魔の2回生」でありまして、こいつら、と敢えて呼ばせていただきますが、政治家にあるまじき暴言失言差別発言を取り上げたらキリがありません。どこが選挙の洗礼を受けた選良だよ。

 

 それもこれも、自民党一強の大波にちゃっかりと乗っかり、政治家の資質に大きく欠けるにもかかわらず、そんなことを知らない人たちから1票をかき集めて当選した連中が多いからです。投票した人たちの責任といっても、前述したようにそもそも知らない奴なんだから仕方ないじゃないですか。比例代表ってこともあるしね。ともかく、そんな「間違った1票」を投じさせてしまう制度に問題はないのかなぁ。

 

 こうした政治をナメている奴らに鉄鎚を喰らわせるために、ボクは今年の選挙はみんなが棄権すべきじゃないかと考えています。いや、それでは組織票を有利にしてしまうので、投票用紙に「該当者なし」という項目を作らせる運動をしようよ。先の基地をめぐる沖縄県民投票でも、「どちらでもない」という項目があったのですから、決しておかしなことではないはずです。「該当者なし」に投票する人が3〜4割以上の規模になったら、さすがに大問題になるんじゃないかな。自分の意見を押し通しながら討論を仕切る田原大先生も、何でも知っている博学多識な池上ジャーナリストも、「選挙に行け」とは言うけど、こうした根本的なことをスルーしてきましたからね。

 

 一度でいいから、この問題を真剣に論議しておかないと、ろくでもない地方議員や国会議員がまたぞろ大量生産されますぜ。ということをここに警告しておきます。この予測が当たってもワシャ知らんぞ。

 

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2019年2月25日 (月)

生き良くするヒント

 

 ほんの6〜7年前までは「就職氷河期」と言われていたのに、今では大学新卒者にとって圧倒的な「売り手市場」となり、コンビニなどを始めとする現場も深刻な人手不足と伝えられています。

 

 少子化による労働人口の減少、というのはあくまで公式の見解であって、そんなもん突然に勃発するはずがないと思うんですよね。2025年前から出生率がガクンと下がってきたのであれば納得できますが、実際にはそうではありません。厚生労働省「人口動態統計」によれば、出生数が顕著に減少したのは70年代から80年代初頭なんですよね。その結果として、89年には「合計特殊出生率」が1.57となって各方面にショックを与えましたが、全体として見れば90年代以降は緩やかに減少してきたのです。

 

 就職氷河期の最末期を東日本大震災直後の2012年とすれば、この年に22歳で大学を卒業したなら、1990年生まれとなります。前述したように7080年代は出生数の激減期なので、この時期に生まれた少子化世代が大卒年齢になる90年代後半〜2000年代に「就職氷河期」にぶち当たったのです。

 

 とすれば「就職氷河期」の本当の理由は明らかで、バブル崩壊による不景気が長引いたことから、企業の求人意欲が冷え込んだということに尽きるでしょう。さらに90年代には大学数が急増。進学率も急上昇して新卒者も増加したため、相対的に就職の門戸はますます狭くなったわけです。特に日本は横並び意識が強く、そこに情報革命ですから、隣の某銀行が求人数を減らしたらしいからウチでも、という調子で絞り込みが伝播していったのではないでしょうか。

 

 もとより、不景気になれば求人が減るのは道理なのですが、「就職氷河期」のあおりで心ならずも契約や派遣社員、アルバイトやパートなどの非正規雇用にならざるを得なかった大卒者が気にかかるのです。彼らが今の状況を見たら、もっと遅く生んでくれれば良かったのにと恨みたくなるんじゃないかな。

 

 だからといって、会社も雇用を増やせば固定費が増大するので、もっと採用しろとは言えません。バブル崩壊という急ブレーキを踏んだ奴には大いなる責任があり、その後の「失われた20年」も政府の無作為と糾弾はできます。けれども、それで現在の状況が変わるわけではないですよね。これをボクは「大状況」と呼んできましたが、子供が親を選べないのと同じく、時期を選んで生まれることもできません。

 

 それでは諦めるほかないのかといえば、ボクは悔しいからそう考えたくはない。大状況に正面から抵抗するのは困難でも、そうなった背景や原因は追求することができます。何も分からないから不安に陥るのであって、敵の正体が分かれば精神的には落ち着くではありませんか。

 

 次に、個人レベルで選択できることだけは、周囲や流行に左右されず、自分の意思を大切にして判断・決定する。自分が決めたことなら失敗しても諦めがつきますが、他人についていって崖から墜ちたら情けないではありませんか。

 

 ボクたちの大多数は、川の流れに浮かんだ小さな木の葉のような存在です。自分の好きなところに自由に行けるわけではありません。でもね、精神まで流されてはいけない。そのために何をすべきかと考えて、前述の2つを思いつきました。大状況の理由を常に探ると同時に、小状況では自分の意思を最優先する。

 

 どちらも、小さな木の葉にとって簡単なことではありませんが、少なくとも自分の力だけでできることですよね。それを大切にすることが、これからを生き良くする方法ではないでしょうか。

 

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2019年1月10日 (木)

さすがフランス

 

 率直に言って、ボクは現代のフランスと、とりわけパリが好きではありません。同国の航空会社に搭乗して、客室乗務員の尊大な態度をはじめとして何度もさんざんな目にあったことが大きな理由ですが、そのほかにもちゃんとした根拠があります。若い女性や女子大生が華の都としてパリに憧れるのを否定しませんが、あんなコンクリートばかりの街に何の用があるのかなぁ。東京やロンドン、ニューヨークと大した違いはないですぜ。ブランド品なら世界中のデューティフリーで買えるしね。ムーラン・ルージュのあるモンマルトルやサンドニなんかも、ボクにとってはかつての浅草のような色褪せた観光地に思えます。

 

 それでも、ウトウトした眼でボーッと見ていた深夜のテレビニュースにはちょっとばかり感心させられました。日本のテレビ局の取材記者が、確かパリのル・モンド紙だと思うのですが、同社の玄関口を出て来た編集者らしき人にマイクを向けて、こんなことを訊いたのです。

 

「ゴーン氏の逮捕が話題になっていますが、彼を長期拘留する司法制度も世界的に問題視されているようです。いかがお考えですか?」

 

 おそらく、このテレビ局は、捜査段階にもかかわらず被疑者を1か月近くも拘置できる先進国では特異な「人質司法」と呼ばれる刑事司法制度への批判を期待していたはずです。警察や裁判を描いたアメリカのテレビドラマを見慣れたボクも、ホントにひどいやり方だと思います。有罪が確定するまでは推定無罪とするのが近代法の原則なのに、当初72時間に加えて、その後の勾留状で20日間もクソ狭い拘置所にぶち込めるというのは、明らかに文明的な法治国家とはいえないでしょう。ゴーン氏の場合は、さらに別件の逮捕を重ねて長期化させていますからね。

 

 ところが、この編集者の意見を聞いて、ボクは大爆笑すると同時に、さすがは市民革命の先進国だと見直したのであります。

 

「司法制度はその国の国民が決めるべきことですから、それがおかしいと日本人が思うなら自分たちで改めればいい。私たちが口を差し挟むような問題ではありません。それにゴーン氏を強欲だと感じているフランス人も少なくないよ」

 

 あははははは。どうです、実にアッパレ至極の理知的回答でしょ。取材者の目論見がすっかり肩すかしになったにもかかわらず、それを堂々と放送したテレビ局も褒めておくべきかな。何かといえば欧米を事例としてご注進に及び、自分独自の考えを持たない、あるいは持っていても具体的に明言しないメディアや評論家諸氏への痛烈な皮肉になっています。要するに、そんなことを外国人であるオレに言わせるより、お前たち自身が考えて自分たちで改革しろよってことです。普通の神経を持つ記者なら、どこかに穴を探して頭を突っ込みたいほど恥ずかしく思ったでしょうね。いつまで「外圧」を利用するつもりなのかなぁ。

 

 あまり言いたくはないけど、さすがはフランスというほかありません。ボクもこれくらい切れ味の鋭いコメントができたらいいんですけどね。

 

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2018年12月21日 (金)

情報帝国主義(後)

 

 昨日に報道されたばかりなので、日本のメディアは扱いに苦慮しているのか、それとも「今さら」な話題のせいか、フェイスブックによる多数の企業との個人情報共有はほとんど後追いされていません。

 

 日本経済新聞12月20日付けの記事をもう一度紹介しておくと、フェイスブックではアップルやアマゾン・ドット・コムなど約150社以上の企業と個人情報を共有していました。たとえばマイクロソフトの検索エンジン「ビング」では、これを利用してフェイスブックユーザーの友人の名前も読み込めるようにしていたり、アマゾンでも小売りサイトのレビューを投稿した人の審査に利用していたそうです。

 

 現時点ではほとんどの企業との共有を取りやめているそうですが、ある時期は個人情報がダダ漏れの状態だったといっていい大問題ではありませんか。今頃になって報道の配信元であるアメリカのニューヨークタイムスが問題視したのは、連邦通信委員会(FCC)と2012年にプライバシー管理における合意を行っていたからです。つまり、ユーザーの同意なしで個人データを共有してはいけないってことですね。

 

 それに対してフェイスブックの公共政策担当ディレクター(こんな役職があるんですな)は、提供企業はプライバシーに関する規約を守っているほか、フェイスブックが対応してこなかった端末やプラットフォームでサービスを使えるようにするためと釈明しています。

 

 早い話が、より利便性を高めるためであって、個人情報が外部に流出することはないということですが、それでいいのかなぁ。そんなことに同意した覚えはねぇぞという大合唱があって然るべき事件なのに、抗議の気配はまったく感知できません。フェイスブックがそうなら、LINEの会話記録だってビックデータのひとつとして解析処理され、マーケティングに活用することも考えられるではありませんか。すでにやっていたりしてね。

 

 ボク自身は、フェイスブックに参加していませんが、独特の押しつけがましさを感じませんか。「友達申請」って、若い人には楽しいことかもしれませんが、オッサンには何だかなぁなんですよね。ましてや、そうした個人情報が企業に流れているとしたら、ホントもウソもシャレや冗談だってすべて筒抜けってことじゃないですか。

 

 ああ、またしても話が長くなってしまいました。SNSというのは、囲碁のように、そうした情報インフラが陣地を取り合う戦場といっていい。他の国を侵略して領土を拡大する帝国主義と何ら変わりありません。異なるのは、それが国家の意思ではなく企業が主体になっていることと(中国は別かな)、個人情報が支配すべき領土になっていることです。これを拡大していくのは、軍事力ではなく、個人にとっての利便性や面白さということも違うでしょうね。

 

 それだけに、春秋戦国や群雄割拠のように複数が並び立つことはなく、各分野での覇者は1人または2人程度しか許されません。パソコンの黎明期にOSは何種類もあったのに、今ではマイクロソフトとアップルの2つに収斂されていますからね。

 

 何よりも薄気味悪く感じるのは、ボクたちがネットを検索して得られる情報は限られていますが、ファイアウォールの向こうには秘密の個人データが山のようにあって、その取り合いが陰で活発に行われているということです。オレのことをビジネスのタネにするんじゃねぇと言っても、カードのポイントやら何やらで、もはやボクたちを隠している布は僅かです。それでも便利なほうがいいじゃんという人が多数派でいる限り、どんどん丸裸になって、内臓までも見られることになるでしょう。

 

 そんな戦いを勝ち抜いて唯一神となった「ビッグブラザー」は、情報を武器として、いずれ個人を支配していくことになりかねません。頻繁に「許可」を要請するスマホは、その先駆けにほかならないとボクは思うわけですな。

 

 それでボクたちは果たして幸せになれるのでしょうか。

 

 この問いを昨日から考え続けてきたのですが、答は見つかりませんでした。幸せに感じる人もいれば、感じない人もきっといる。幸せだと感じない人は、やがてシェルターを作って立てこもることになるんじゃないかな。そこからの話を作ってみたいのですが、どうにもIT系の知識がなさ過ぎで手が出ません。取りあえずは、個人情報やプライバシーがなぜそんなにも大切なのかという文系的な大原則に立ち戻ることから始めてみたいと考えております。これも時間のかかる課題なんだよな。

 

 情報帝国主義なんてたいそうなことを言っておきながら、尻すぼみの結論で申し訳ありません。

 

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2018年12月20日 (木)

情報帝国主義(前)

 

 ソフトバンクが株式を上場しましたが、初日の終値は公開価格を15%下回ったようです。あはははは、やっばりなぁというのがボクの感想です。グループの有利子負債が18兆円にのぼるといった経営的な理由ではなく、上場の1週間ほど前に、なななな何とボクのところに、知らない証券会社から「買いませんか」というセールスの電話があったからです。

 

 株式市場には疎いボクでも、新規上場株は公開価格(売り出し価格)を上回るのが普通であることくらいは知っています。あれからもう30年にもなるのかと感慨深く感じるのですが、NTTが上場した時には買いが殺到。公開前の1株120万円が、たちまち300万円を突破しましたからね。それで瞬時に大金持ちになった人が続出したんじゃないかな。

 

 今回のソフトバンクは通信関係なので、このNTTの再来みたいな見方もあったようですが、そんな金の卵がボクのようなアウトサイダーに転がり込んでくるはずがありません。これまでに株を手がけたのは、ごく少額の投資信託を1回だけ。しかもバブル崩壊直前ですぜ。おかげで半額ほどに大幅下落という大やけどをしたので、もう株なんて一生やるまいと決めたくらいです。そんな奴のところにも絨毯爆撃のように「ソフトバンク株いかがっすか」と売りつけてきたのですから、公開後に値が上がるとはとてもじゃないけど思えません。そんな疑問を電話の向こうのセールスマンにぶつけると、しばらく絶句でしたもんね。

 

 トクしたことはほとんどなく、損するばかりの人生が磨き上げてくれた直感は、自慢じゃないけど決して間違っていないと確信いたしました。ただし、今回の上場でソフトバンクが手にしたのは約2兆6000億円。前述したNTTの上場(1987年)では約2兆3000億円だったので、これを上回る国内では過去最大の規模とされています。

 

 でもね、これほど巨額の資金をいったい何に使おうとしているのでしょうか。IT系に詳しい人には自明のことでしょうが、情報インフラを支配するためなんですよね。ソフトバンクグループの創業者であり筆頭株主の孫正義氏は、かつて自らそのように語っていた記憶があります。ITの世界は栄枯盛衰が激しく、企業の寿命も極端に短命化していますが、そのプラットフォームとなる情報インフラが大きく変化することはないからです。人気が移り変わるアプリよりも、通信料のほうが安定的で莫大な儲けを得られるのは当然ですよね。もっと簡単にいえば、浮き沈みが避けられないギャンブラーよりも、胴元のカジノの経営者になったほうが負け知らずで大金持ちになれるってことです。

 

 実際に、ソフトバンクグループは海外の通信キャリアや半導体企業を買収しまくりといっていい。孫氏にとってもはや日本国内なんて眼中になく、情報インフラで世界の覇権を目指していることは間違いないと思います。

 

 ただし、この分野は既存の大型企業が支配しており、その中で成長・拡大していくためには途方もない資金が必要になります。だからこそ巨額の有利子負債であり、超大型の株式上場ということになるわけですね。

 

 この動きは、19~20世紀の帝国主義を再びなぞっているとしかボクには思えません。そこで「情報帝国主義」という言葉を発案したのですが、個人間で情報を交流するインフラであるSNSも例外ではありません。たまたまでしょうけど、本日の日本経済新聞にはフェイスブックが150社以上の企業と個人情報を共有していたという外電が掲載されていました。

 

 要するに、ボクたちには見えないところで、情報インフラと個人情報をめぐる熾烈な戦いが行われているってことです。長くなったので、この続きは明日にします。でもさ、それによってボクたちは幸せになれるのかなぁ。

 

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